経済自由人の「願望達成力」 | 本田健公式ブログ

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経済自由人になるには、いくつかの分野をマスターする必要があります。今日はそのなかでも、「願望達成」についてお伝えします。

願望達成とは、自分が考えたことを自由に実現する力のことです。

経済自由人の人と付き合うようになって理解したのは、彼らは自分がやりたいと思ったことを次々と自由に叶える力があるということです。経済自由人の人たちは、やると決めたら本当にやるのです。一方、普通の人は、こういうことをやりたい、ああいうことをやりたいと言っても、できるかもしれないしできないかもしれないという感じです。当たるかもしれないし当たらないかもしれない、占いのようです。

願望達成には、幻想、夢、目標、予定の4つのレベルがあります。何となくこういうことができたらというのは幻想にすぎません。それがもう少し固まったのが夢です。でも、夢はすぐに実現するわけではありません。夢に日付が入ったものが目標です。しかし、目標もできるかもしれないしできないかもしれないと、ちょっとあやふやなものです。だから人は頑張らなくてはいけません。

予定というのは、当然決まっているものです。だから、そこにはエネルギーはいりません。例えば自分が家に帰る時に、それが目標だという人はいません。普通に帰れるのです。努力も全くなくできるのが予定です。経済自由人にとっては、多くのことが予定なのです。何かをやりたいと思ったら、それが予定になっているのです。

例えば、本をベストセラーにするというのは多くの人にとっては幻想ですが、それをしっかりやっている人にとっては夢だったり目標だったりします。そしてずっとベストセラーを出している人にとっては、次の本をベストセラーにするのは予定なのです。この辺りが目標をどう管理していくのかというスキルになります。

幻想、夢、目標までで止まってしまい、なかなか予定に行かない人、その差というのは、自分がやることをどこまで予定にしているかということです。ほとんどの人たちは、自分がやることとやりたいことを一致させていません。自分がやりたいことをやっていないから、自分の願望実現の精度が甘くなってしまっています。しかし、経済自由人の人は、自分のやりたいことしかやっていないので、全てが予定なのです。やりたくないことはやらないし、やりたいと思うことは全部実現させていきます。自分の人生の中で、目標、幻想、夢ではなく、どれだけ予定を増やしていくのかが大事です。

やると言ったことは確実にやる、そして実現していくという癖をつけましょう。本を書くといって本を書かないということを繰り返していると、自分のことが信頼できなっていきます。本を書くと口に出したら絶対に書く、あるいはベストセラーにすると言うのなら絶対にベストセラーにする、100件クライアントを集めると言うのなら本当に100件集めるというように、言ったことをきちんと確実にやらなかったら自分に対しての信頼度が下がってくるのです。だから、言っていることが目標だったのにだんだんそれが夢になり、幻想になり、そして人生が幻想でなくなり溶けていくというのが普通の人の生き方なのです。

やったことがあることは、比較的楽にできるようになります。自分がやれる範囲をどこまで拡大していくのかも大事です。例えば、私にとって会社をつくるということは、今までたくさん会社をつくってきたので日常生活の一部です。本を書くこともすぐにできます。でも、本を書いたことがない人にとっては気を失うような大きな行為でしょう。これで人生が決まってしまう、などと思うと書けなくなってしまうのです。あたかも散歩するように、自分の楽しいことを友達に語るように書けば、さらっと書けたりするわけです。そういう意味で、予定はあまり力が入らないことです。目標は力が入り過ぎるので、かえってそれがエンジンブレーキのようになってしまうのです。そうするとだんだん夢、幻想となってしまいます。

散歩をするように軽やかに、周りの人がびっくりするようなことをやっていただきたいと思います。そうやって予定の範囲を広くしていけばどのようなことも軽くできるようになるのです。

 

本田健