本田健は、どうやって本を書いているのか? | 本田健公式ブログ

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みなさんからよく聞かれる、どうやって本を書いているのかについてお話ししましょう。


作家が執筆するときは文机に座り、タバコの煙を燻らせながら、万年筆で書くというイメージがあります。皆さんも、文豪が着物を着て、難しい顔をしている写真を見たことがあるかもしれません。原稿用紙に愛用のペンでサラサラと文章を書いていくなんて、格好いいじゃありませんか。僕も憧れてやってみたのですが、結局入力しなくてはいけないので、二度手間だなぁという感じです。もちろん誰かに打ち込んでもらってもいいのですが、だったら、最初から自分で入力したほうが、早くできます。

周りの人気作家の人たちに聞いてみても、さすがに、文机に座るということはないようです。70代以降の作家は、いまだに手書きという人も多いようですが、若い人は、ほとんどパソコンで書いていますね。モバイル志向の人もいて、外のカフェじゃないと書かないという人は、パナソニックのレッツノートか、アップルのMacBook Airを持ち歩いているようです。僕もパソコンで書いていますが、昔はソニー派でした。けれど、アップルのスティーブ・ジョブズが会社に復帰してからは、アップルに転向しました。それ以来、基本はアップルで書いています。けれども、アップルのつまらないところは、キーボードが一つしかないということです。そこで、ワイヤレスで繋げられるキーボードをいくつか買って、気分転換をしていま
す。

本を一冊書くということは、キーボードを相当数叩かなければいけません。だいたい8万字ぐらいのことが多いのですが、それだと、確定も含めて、40万回ぐらいはキーを押す必要が出てきます。毎月、本を一冊書いているので、だいたい毎日1万回もキーボードを叩いていることになります。キーボードを親の仇のように強く打つ人がいますが、それだと腱鞘炎になってしまいます。僕が原稿を書くときは、最初に手を揉みほぐして、肘、手首の運動をしてから、キーボードを打つようにしています。おかげで、これまでほとんど腕や手首、指が痛くなったことはありません。肩もほとんど凝りません。アスリートのように、体をケアしなければ、長く現役を続けることができないでしょうね。

 

本田健