今日は、幸せな小金持ちの人柄についてお話ししましょう。
幸せな小金持ちは、どんな仕事をしていても、人に応援されています。デイトレーダーなど一人だけでできる仕事を除き、どんなことをやっても、誰かにサポートしてもらわなければ成功できないからです。
お店の経営者を想像するとわかりやすいでしょう。成功するお店のオーナーは、みんなお客さんを大事にしています。それは、お店を続けていくために不可欠だからです。最近は、インターネットでのマーケティングが盛んなせいか、人間関係を軽視しがちな人も見受けられます。ですが、最終的にすべては人間関係に行き着きます。なぜかというと、人がどう感じるかが鍵だからです。お店を例にすると、検索や広告でお店を見つけて来たお客さんは、一度はお店に行くかもしれませんが、接客が悪ければ「もう二度と行かない」と思うでしょう。オンラインショップでも同じです。広告で見ていいなと思っても、買ってみたら、サービスや製品の質が悪かった場合、実際の店舗と同じようにそこでは買い物をしなくなるでしょう。
幸せな小金持ちは、自分のビジネスをライフワークとしてとらえています。だから、その仕事ができるのを心から楽しんでいます。そういう感覚で仕事をしているので、お客さんは、自分の趣味の最大の理解者だと感じます。そんなわけで、お客さんと一緒にいるのが楽しいし、お客さんを喜ばせることに情熱を感じます。そのために、彼らは普通に仕事をしている人よりはるかに成功するわけです。そのお店やオーナーのことをよく知らなくても、本気でお客さんのためを考えてくれているのは、なんとなく伝わってくるものです。
幸せな小金持ちは、普段から、周りの人を大切にしているので、プライベートな付き合いも充実しています。だから、そういう人間関係から仕事のお客さんを紹介されたりします。大企業は、システムで勝負しますが、小さい会社や個人企業は、人柄で勝負するのです。でも、ビジネスの規模は小さくても、サラリーマンの大企業の社長よりも、収入は上だったりします。そういう人は、お店をいくつか経営しているなど、比較的地味かもしれませんが、彼らは素晴らしい人柄で、たくさんの人に好かれています。普通に話していても、その人がそんなにお金持ちだと気づかないかもしれません。親切で楽しい雰囲気を持っているので、すぐに親しみを感じるし、友達になれるのです。普通の人がビジネスで成功しようとすると、ビジネスの知識や経験も必要ですが、素晴らしい人柄になるというのも、大切だと思います。
本田健