私は、世界のお金には、2種類あると思います。
それは、「愛のお金」 と「恐れのお金」です。
世界の大半のお金は恐れのお金で、戦争を引き起こしたり、暴力的な環境破壊をひきおこしています。
一方で、地元のパン屋さん、お花屋さんなどで使われるお金には、愛がいっぱいです。
母の日に、子どもがおこづかいでカーネーションを買うとき、それは愛のお金です。
父親が子どもの進学のために毎月好きなお酒を我慢して貯めるお金も愛のお金です。
恋人にプレゼントを買うお金も、地震で被害にあった人達への募金もそうです。
楽しく仕事をして、人を喜ばせながら稼ぐお金は、愛のお金。
イヤイヤやったり、人をだましたり、泣かせて稼ぐお金は、恐れのお金です。
どのお金の流れに身を置くかで、人生の楽しさ、幸せが決まると思います。
日常的に楽しくお金を稼ぎ、感謝とともに使うのか?
それとも、恐れや不安でお金とつきあうのか?で全然違ってきます。
今、残念なことに、世界中の人は、どちらかというと、恐れの流れにいます。
ですが、お金のことを学び、楽しくお金とつきあう人が増えていくと、世界は変わると私は信じています。
最後に質問です。
「あなたは、どちらのお金の流れにいますか?
そして、どちらの流れにのりたいですか?」
(2017年6月8日、朝日新聞夕刊に掲載されたコラムです)