剣道具にハマるきっかけになった、2018年に購入した生地胴の胸を
交換しました。耐用年数的には当然まだまだ大丈夫なのですが、
今回の「四つ雲 総波千鳥」の胸にご縁ありたまたま手に入れることが出来たので、
刺し潰しの胸から交換をしてみた次第です。
生地胴を購入した時はまだ剣道具の知識がほぼ無く、お店にあった赤が入った胸を
そのまま装着しました。しかし色々見聞しているうちに刺し潰しでなく、
雲が入った胸が好みであると気がついたのでした。胴台のほうは使い込んで
色々な色や傷が入っていますが、こうして組み上げてみると想定よりも
いいイメージになったように感じています。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
「四つ雲 総波千鳥」の胸を斜めからアップで撮影。型押し黒ザンという革を使用していますが、
凹凸が大きく、かなり良い質感に思えました。
D6 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
今回初めて胴台に梵字を入れてみました。毘沙門天の梵字になります。
D6 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
胴台の裏にも初めての文字入れを施して頂けました。私自身モットーにしている、
母校私立世田谷学園中学高等学校の剣道場に掲げられている「平常心是道(びょうじょうしんこれどう)」という
禅語になります。禅における「平常心(びょうじょうしん)」とは、心を動かさない等の一般的なイメージとは
異なり、「日常のささいな行い、物事を疎かにしない。あるがままを受け入れ実践する」というのが
大まかな意味になります。
「茶に逢うては茶を喫し、飯に逢うては飯を喫す」「只管打坐」などの禅語に通じるものがありますが、
今あることに集中、実践し受け入れ、道を極めるよう精進する。
実践するのは簡単なようで実に難しいですが、こうした姿勢を大切にしていきたいと考えています。
D6 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED