新規導入したAF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gで、奔別炭鉱立坑櫓を撮影してみました。
立坑櫓前の月見坂を登り切った場所からの撮影、「奔別」の筆文字が掲げられている
正面の裏側になります。
使用したカメラはD600、クロップモード、絞りF1.4開放です。
D600 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G、近接撮影では合焦面の淡い描写ととろけるボケ具合が魅力です。
反面こうした遠景撮影では、合焦面はとてもシャープな像を結んでいます。
掲載した写真のオリジナル画像を確認すると、立坑櫓の手すりなど精緻な描写に驚かされました。
この写真の場合、手前の木々のボケと合焦している木々の枝の精細な感じ、
そして立坑櫓の硬質な鉄の質感が立体感を生み出しているように感じます。
開放で遠景を撮る機会は今まであまりなかったのですが、このレンズは開放からF2くらいの間を
積極的に使用したくなる楽しさを持っています。