今回の住宅建築は、ナカヤマアーキテクツ「芒居」です。
コールテン鋼を外壁に用いて、金属外壁の経年変化を体感出来る外観になっています。この写真は2008年当時、今はもっと錆の色が濃くなっています。
![$KEN五島のブログ KenGoshima Photography 北海道の建築・炭鉱遺産・風景写真etc.](https://stat.ameba.jp/user_images/20130409/21/kengoshima/3f/d7/j/o0800073512494698144.jpg?caw=800)
D3 PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D ED 4枚をステッチングして合成
一見すると閉じた建築に見えますが、実はそうではなく、内部は開放感に満ちています。
次の写真は、玄関からの眺め。スキップフロア、寝室やバス、リビングへと繋がる空間です。
![$KEN五島のブログ KenGoshima Photography 北海道の建築・炭鉱遺産・風景写真etc.](https://stat.ameba.jp/user_images/20130409/21/kengoshima/d4/a3/j/o0800120212494698145.jpg?caw=800)
D3 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
建物の中間の位置から、玄関側を見たカット。天窓から柔らかい光が差し込んでいます。
![$KEN五島のブログ KenGoshima Photography 北海道の建築・炭鉱遺産・風景写真etc.](https://stat.ameba.jp/user_images/20130409/21/kengoshima/1d/4c/j/o0800125112494698146.jpg?caw=800)
D3 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
右側のリビングは、鉄でありながら柔らかい質感で区切られています。
玄関から天窓まで、とても高くて広大な空間が広がります。
鉄の質感、経験変化。現代建築に侘び・寂びを大胆に取り入れた「芒居」。
私が建築写真の撮影を始めたごく初期、奇跡的にナカヤマアーキテクツ中山真琴先生に
撮影をご依頼頂くことが出来ました。
この時に撮影させて頂いたことが、その後の建築撮影業務の土台となっています。
いつも撮影した作品を見返して初心を思い出す、思い出深い住宅建築です。
この「芒居」だけは、ニコンの新型機D4XやPC-E17が発売されたら再撮影をしたいと
思っています。D3XでなくD3の時代の撮影。今から見ると私の腕がまだまだで、
大変心苦しいです。
今年出るかもしれないD4Xでの「芒居」撮影、心から楽しみに待っているところです。
以後、数回にわけてご紹介致します。