文部科学省から、今回の福島原発事故に関する土壌汚染の調査結果が公表されています。
福島第1発電所及び第2発電所周辺の環境試料の測定結果
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304006.htm
ダストサンプリング、環境試料及び土壌モニタリングの測定結果(平成23年3月23日10時00分時点)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/23/1304007_2310.pdf
これによると、福島第一原発から北西40キロの地点の土壌から、163KBq/Kgという高濃度のCs137が検出されています。
報道によると、地表から5センチの土壌を採取して測定したと言うことなので、土の仮比重(乾燥重量/容積)を農地並みの1.0と仮定して計算してみると、深さ5センチの1平米の土壌の重さは50Kgとなり、1平米当たりのCs137は、8150KBqという値になります。
この値は、チェルノブイリの居住禁止地域のレベル(555KBq/m2=15Ci/Km2)に匹敵します。
文科省は「直ちに退避が必要なレベルではないが、長期的な影響については専門家の判断が必要だ」としていますが、これ程の高濃度に汚染された地域に、長期に渡って人間が住み続けた例は過去に無いので、その影響の有無は分かりません。
チェルノブイリにおける国連原子放射線影響科学委員会 (United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation (UNSCEAR))の調査は、37KBq-555KBq/m2(1-15Ci/Km2)と言ったレベルの汚染地域に住み続けた人達には、健康への影響が無かったということだと理解しています。
国連原子放射線影響科学委員会 (United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation (UNSCEAR))
http://www.unscear.org/
ちなみに、10KBq/Kg以上のCs137を含む土は、放射線障害防止法による「放射性同位元素」に当たるので、密封するか、一般人の立ち入れない「管理区域」に保管しなければなりません。また、18歳未満の者に触れさせてはいけません。
また、このような放射性物質(土)を発見したら、文部科学省[科学技術・学術政策局原子力安全課 放射線規制室]へ、直ちに連絡して下さい。
放射性物質を見つけたら 直ちに連絡してください
http://www.scc.kyushu-u.ac.jp/RI/pamphlet.pdf
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飯館村でヨウ素117万ベクレル 土壌、直ちに退避不要
【2011年3月23日 福井新聞】
文部科学省は23日、福島第1原発周辺の福島県内で採取した土壌中の放射性物質の調査で、同原発から北西約40キロの飯館村で20日に採取した土から、土1キロ当たりヨウ素を117万ベクレル、セシウムを16万3千ベクレル検出したと発表した。
土壌の放射性物質の量には国の基準値がなく、文科省は「直ちに退避が必要なレベルではないが、長期的な影響については専門家の判断が必要だ」としている。
同原発から北西約45キロの川俣町で18日に採取した土壌からも、土1キロ当たりヨウ素8万4300ベクレル、セシウム1万4200ベクレルを検出。ほかの2地点でもヨウ素6970~3万5800ベクレル、セシウム1260~4040ベクレルを検出した。
文科省は22日、同原発から西北西約40キロの地点で、ヨウ素を4万3千ベクレル、セシウムを4700ベクレル検出したと発表したが、23日に発表した数値は、これより大幅に高い。
平素より厚生労働行政にご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
さて、来る3月19日(土)の開催を予定しておりました医療従事者向けセミナー「新型インフルエンザの診療に関する研修」につきましては、今般の東北地方太平洋沖地震の発生を受け、開催を中止させていただきます。
謹んでお知らせいたしますとともに、ご参加を予定されていた皆様におかれましては直前のご連絡となり、お詫び申し上げます。諸事情をご賢察の上、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
【本件に関する問い合わせ先】
厚生労働省健康局結核感染症課
新型インフルエンザ対策推進室
TEL:03-5253-1111(代表)
さて、来る3月19日(土)の開催を予定しておりました医療従事者向けセミナー「新型インフルエンザの診療に関する研修」につきましては、今般の東北地方太平洋沖地震の発生を受け、開催を中止させていただきます。
謹んでお知らせいたしますとともに、ご参加を予定されていた皆様におかれましては直前のご連絡となり、お詫び申し上げます。諸事情をご賢察の上、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
【本件に関する問い合わせ先】
厚生労働省健康局結核感染症課
新型インフルエンザ対策推進室
TEL:03-5253-1111(代表)
小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」は、昨年2月に日本でも販売されるようになったばかりであるが、今年3月になって以降、最近1週間余りの間に、プレベナーを接種した直後に4名の小児が死亡した。
ワクチンと死亡との因果関係は、まだ不明だが、1週間に4名も死亡するというのは余りにも多い。
ところで、「プレベナー」には、アジュバント(adjuvant)として、ジフテリア毒素の変異型タンパク質CRM197が添加されている。
ジフテリア毒素(タンパク質)を構成するアミノ酸の一つが変異したタンパク質であるCRM197には、ジフテリア毒素が持つADP-リボシル化によるタンパク合成抑制作用(ジフテリア毒性)は、ほぼ皆無(100万分の一程度)らしい。
しかし、CRM197には、ジフテリア毒素と同様に、細胞増殖活性を有するHB-EGF(Heparin Binding-Epidermal growth factor-like Growth Factor)を阻害する作用があるという。
また、CRM197が有するHB-EGF阻害作用を利用すれば、CRM197が抗がん剤として使えるのではないかという研究も進められている。
ところで、HB-EGFには、細胞増殖作用以外にも色々な作用があるらしいことが最近、分かってきていて、人為的にHB-EGFを欠損させたマウスの実験では、心臓の形成異常が生じるという。
また、今回、死亡した4名の内、少なくとも2名には心臓に先天的な形成異常があったという。
CRM197の毒性については、今後とも研究が進められるのであろうが、これを機会にアジュバントの安全性について、再度、考え直した方が良いかも知れない。
大阪大学微生物病研究所 岩元亮 准教授
http://cell-biology.biken.osaka-u.ac.jp/MekadaLabHP/Iwamoto/Iwamoto.html
大阪大学微生物病研究所 細胞機能分野 目加田教室 研究内容
http://cell-biology.biken.osaka-u.ac.jp/MekadaLabHP/Research.html
ジフテリア毒素変異体CRM197
http://www.bioacademia.co.jp/product_img/226/01-515%20CRM197-2.pdf
「小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンを含む同時接種後の死亡報告と接種の一時的見合わせについて」
【厚生労働省 平成23年3月4日】
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/2r98520000013zrz.html
――――――――――
同時接種4児死亡、8日に専門家検討会…厚労省
【2011年3月5日 読売新聞】
兵庫県宝塚市や川崎市などで、小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」や、インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチン「アクトヒブ」を同時接種した乳幼児4人が死亡した問題で、厚生労働省は5日、専門家の検討会を8日に開き、今後の対応を検討することを決めた。
プレベナーは昨年2月の販売開始から今年1月末までの1年間で推計110万人が接種したが、この間の死亡例報告はゼロ。アクトヒブも1月末までの約2年間で推計155万人が接種し、死亡例は1人だけだった。厚労省は短期間に死亡例が続いたことから、両ワクチンの接種を一時的に見合わせるよう、4日に各自治体や製薬会社へ連絡している。
ワクチンと死亡との因果関係は、まだ不明だが、1週間に4名も死亡するというのは余りにも多い。
ところで、「プレベナー」には、アジュバント(adjuvant)として、ジフテリア毒素の変異型タンパク質CRM197が添加されている。
ジフテリア毒素(タンパク質)を構成するアミノ酸の一つが変異したタンパク質であるCRM197には、ジフテリア毒素が持つADP-リボシル化によるタンパク合成抑制作用(ジフテリア毒性)は、ほぼ皆無(100万分の一程度)らしい。
しかし、CRM197には、ジフテリア毒素と同様に、細胞増殖活性を有するHB-EGF(Heparin Binding-Epidermal growth factor-like Growth Factor)を阻害する作用があるという。
また、CRM197が有するHB-EGF阻害作用を利用すれば、CRM197が抗がん剤として使えるのではないかという研究も進められている。
ところで、HB-EGFには、細胞増殖作用以外にも色々な作用があるらしいことが最近、分かってきていて、人為的にHB-EGFを欠損させたマウスの実験では、心臓の形成異常が生じるという。
また、今回、死亡した4名の内、少なくとも2名には心臓に先天的な形成異常があったという。
CRM197の毒性については、今後とも研究が進められるのであろうが、これを機会にアジュバントの安全性について、再度、考え直した方が良いかも知れない。
大阪大学微生物病研究所 岩元亮 准教授
http://cell-biology.biken.osaka-u.ac.jp/MekadaLabHP/Iwamoto/Iwamoto.html
大阪大学微生物病研究所 細胞機能分野 目加田教室 研究内容
http://cell-biology.biken.osaka-u.ac.jp/MekadaLabHP/Research.html
ジフテリア毒素変異体CRM197
http://www.bioacademia.co.jp/product_img/226/01-515%20CRM197-2.pdf
「小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンを含む同時接種後の死亡報告と接種の一時的見合わせについて」
【厚生労働省 平成23年3月4日】
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/2r98520000013zrz.html
――――――――――
同時接種4児死亡、8日に専門家検討会…厚労省
【2011年3月5日 読売新聞】
兵庫県宝塚市や川崎市などで、小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」や、インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチン「アクトヒブ」を同時接種した乳幼児4人が死亡した問題で、厚生労働省は5日、専門家の検討会を8日に開き、今後の対応を検討することを決めた。
プレベナーは昨年2月の販売開始から今年1月末までの1年間で推計110万人が接種したが、この間の死亡例報告はゼロ。アクトヒブも1月末までの約2年間で推計155万人が接種し、死亡例は1人だけだった。厚労省は短期間に死亡例が続いたことから、両ワクチンの接種を一時的に見合わせるよう、4日に各自治体や製薬会社へ連絡している。