臨遥亭の跡で働く医系技官の独り言 -26ページ目

臨遥亭の跡で働く医系技官の独り言

心に移り行くよしなしごとをそこはかとなく書き連ねています。

 薬害エイズの元原告で、現職参議院議員の家西悟さんが民主党公認候補(比例区)の現職議員としては、最も少ない18,973票しか獲得できず、落選した。
 6年前の参議院選挙では、217,095票を獲得して、民主党内第4位で当選したのだから、この6年間で、20万人近い支持者を失ったことになる。これまでの家西悟さんの議員活動について、有権者は参議院議員として不合格と言う判断をしたということであろう。

 家西さんは、1989年、大阪HIV薬害訴訟に原告として参加し、1996年3月に同訴訟が和解した後、同年10月に行われた衆議院議員総選挙に比例近畿ブロックで、初当選した。
 2000年6月の衆議院議員総選挙でも比例近畿ブロックで2回目の当選を果たしたが、2003年の衆議院議員総選挙には立候補せず、翌2004年の参議院議員選挙に比例区(全国)で、再び民主党より立候補して当選し、参議院議員となっていた。

 ちなみに、同じく薬害エイズの原告で、2007年参議院議員選挙に東京選挙区から無所属で立候補し、683,629票を得て当選した川田龍平議員は、現在、みんなの党に入党し、政策調査会長代理を務めている。
 選挙報道では、渡辺喜美みんなの党代表とともに、公認候補の当選の報に喜ぶ姿が報じられていた。
http://sankei.jp.msn.com/photos/politics/election/100712/elc1007120350037-p1.htm

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参院選 民主・家西悟氏の落選確実 比例代表
【7月12日 産経新聞】
 比例代表で、民主党現職で前決算委員長の家西悟氏の落選が確実となった。

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比例選候補“埼玉詣で”…大票田で「縁」を強調
【2010年6月30日 読売新聞】

 580万余の有権者を抱える大票田・埼玉県内で、地元とのゆかりを強調して“埼玉詣で”を繰り返す比例選候補が目立ってきた。
 全国を舞台に、政党名か個人名のどちらかで投票され、政党が得た議席が、個人名得票数の多い候補者から順番に割り当てられる比例選。候補者にとって名前を売り込むことが当選の鍵だ。各党とも比例票掘り起こしも視野に、選挙区での活動に力を入れている。
 公示日の24日、民主党現職の家西悟・比例選候補はJR大宮駅西口で出陣式。薬害エイズ訴訟原告団代表で、1996年衆院比例近畿ブロックで初当選した。
 党が比例単独は認めない方針に転換したため、04年参院選でくら替え出馬。薬害エイズ問題で共闘した枝野幹事長のおひざ元・埼玉県連に所属し、枝野氏の全面支援を受けて当選を果たした。今回も出陣式には枝野事務所の秘書や県連幹部が駆けつけ、「枝野の盟友」と連呼した。枝野幹事長は28日、JR大宮駅前で家西候補らと街頭演説を行い、支援を訴えた。

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埼玉との縁アピール 競う比例候補者
【2010年7月5日 埼玉新聞】

 参院選は都道府県の選挙区だけでなく、全国を単位にした比例代表(改選数48)でも行われる。比例に民主党は45人、自民党は35人を擁立。公明は17人、共産18人、みんなの党は23人を立てた。広範囲の選挙活動になるとはいえ、拠点となるのは故郷や仕事などでかかわりのある地域のようだ。選挙戦も終盤に差しかかり、埼玉との「縁」をアピールする候補者の声にも力がこもる。
 再選を目指す民主党の家西悟候補は熊本県出身。薬害エイズ訴訟被害者原告団の代表を経て衆院議員(比例近畿ブロック)を2期務めた。2004年の参院選で同党の比例北関東ブロックの重点候補になり、さいたま市に移り住んだ。演説には「枝野(幸男)幹事長と同じ大宮が地元です」と盛り込んでいる。
 同党埼玉県連の推薦を受けている家西候補。街頭では埼玉選挙区の島田智哉子、大野元裕両候補とともにマイクを握ることも多い。

 公明党の公認候補で、元厚生労働省職員、いわゆる医系技官の秋野公造さんが83万6千票を獲得し、参院選比例代表の最多得票で当選した。
 投票用紙に「あきの公造」と書いた人の内、どれ程の人が秋野公造さん個人が国会議員になることを望んで書いたのか、それとも公明党の公認候補(九州ブロック)が国会議員になることを望んで書いたのか、定かではないが、いずれにしても80万人を超える人に、自分の名前を書いてもらうというのは、並大抵のことではない。

 目出度く国会議員となられた秋野公造さんには、国政改革その他にご活躍して頂きたいものであるが、手始めに検疫法の改正など、手掛けられてはどうかと思うが、有権者・国民の関心は薄いだろうか。

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公明・秋野氏83万票が最多 最少は3万7千票台で当選
【2010年7月12日 共同通信】

 参院比例代表の当選者で最も得票が多かったのは83万6千票を獲得した公明党新人の秋野公造氏だった。63万票で2位の長沢広明氏、57万9千票で3位の横山信一氏とも同党の新人で、公明党候補が上位6位までを独占した。ブロックを割り振り候補者名での投票を徹底した公明党候補が上位に並んだ。
 一方、公明党現職の浮島智子氏は43万7千票を獲得したものの落選。これまでの最多得票落選は2001年参院選で30万9994票を得た白川勝彦元自治相だったがそれを上回った。
 最も得票が少ない当選者は、みんなの党新人の桜内文城、小熊慎司両氏が3万7千票台で激しく“競った”。次いで同党新人の小野次郎氏の4万2千票で、党名投票が多かったみんなの党で下位3位を占めた。

 小笠原諸島を世界遺産に登録しようということで、小笠原諸島では外来植物の伐採や外来動物の駆除(捕獲・殺戮)などが盛んに行われている。

 現在、小笠原諸島に生息している動植物の多くは、世界的にも希少な固有種と言うことであるが、そもそも火山島である小笠原諸島の生物は、すべて外来種である。
 小笠原諸島が誕生したのは今から数十万年前とされているが、噴火直後の火山島や隆起した直後の珊瑚礁に生息している陸生生物はいない。

 現在の小笠原の固有種は、数千年から数万年以上前に小笠原諸島に渡ってきた『外来植物』や『外来動物』が太平洋の只中に浮かぶ孤立した小笠原諸島という外界と隔絶された環境下で、独自の進化を遂げた結果である。
 現在、盛んに駆除されている外来動物や外来植物も、今後、独自の進化を遂げ、一万年後には小笠原の固有種として、いずれは希少な生物種、世界遺産となっている可能性も少なくない。

 ところで、一般に『外来』動物、『外来』植物、生物と言う時には、外界から人が持ちこんだ生物のことを言うことが多い。
 人が持ち込んだ物を人が取り除こうとして、『外来生物』などという言い方をしている。

 しかし、小笠原諸島にとって、最大かつ最悪の外来生物は、『外来生物』の駆除に躍起になっている人間そのものであろう。
 人間が小笠原諸島に住むようになったのは、19世紀の半ば以降であり、たかだか200年足らずの歴史しかない。イヌイット(エスキモー)やアボリジニのように先住民と言えるような独自の進化を遂げた訳でもなく、ネイティブと言えるほどの歴史も文化もない移民、開拓者に過ぎない。

 小笠原諸島を世界遺産に登録して、本当に小笠原の自然や固有種を守ろうと考えているのであれば、まず、『外来生物』である人間を駆逐すべきであろう。世界遺産に登録して、観光客を誘致し、一儲けしようと考えているとしたら、余りに浅はかで、本末転倒としか言いようがない。


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外来トカゲ1万匹駆除成功 秘密はペタペタ作戦 小笠原
【2010年7月1日 朝日新聞】

 独自の生態系の豊かさから「東洋のガラパゴス」といわれる小笠原諸島で、外来トカゲの駆除に粘着式のワナを使った「ペタペタ作戦」が効果を上げている。1万匹以上を捕獲し、駆除した区域では、密度を4分の1以下にすることに成功した。来夏に世界自然遺産への登録をめざす小笠原にとって、外来種対策の成否は大きな焦点。4日から、国際自然保護連合(IUCN)の現地調査が始まる。

 「粘着式のワナを使ったトカゲの大量駆除は、世界でもほとんど例がない試みだ」
 環境省の委託で駆除作業を進める財団法人自然環境研究センター(東京都)の戸田光彦・生物多様性企画室長は、そう話す。
 小笠原諸島で駆除が進められているのは、全長が15センチ前後になる米国原産のトカゲ「グリーンアノール」だ。
 環境省は粘着式のワナによる捕獲作戦を2006年に父島、08年に母島で始めた。ワナはプラスチック製でゴキブリ捕りに形が似ている。木の幹などに据え付けて使う。トカゲが入ると、足が張り付いて出られない。ワナは父島では港の周辺の約10ヘクタール、母島は島中部の森林地帯約2ヘクタール、約6千カ所に設置した。
 このトカゲは1960年代、まず父島に定着した。80年代には母島に「飛び火」した。現在は数百万匹まで増加。国の天然記念物のチョウ「オガサワラシジミ」など、小笠原固有の様々な昆虫類を食べ、島の生物多様性に深刻な影響を与えてきた。
 駆除作戦では全域で根絶するのは難しいため、希少な昆虫類が多い区域などを選び、重点的に捕獲した。その結果、今年3月までに約1万300匹を捕獲できた。駆除区域内のトカゲの生息密度は、父島では4分の1、母島では5分の1に減少したという。
 環境省によると、父島と母島でワナの設置や回収などにかかる費用は年間4500万円前後。ワナ1個当たり180円と、費用対効果でみれば安上がりの対策になった。
 トカゲの駆除作戦について、神奈川県立生命の星・地球博物館の苅部治紀・主任学芸員は「グリーンアノールの生息密度が減れば、それだけ在来昆虫の生存の可能性が高まる。前例のない取り組みで、すばらしい成果だ」と評価。一方で、「長年、捕食によって在来種は痛めつけられているので、昆虫の数や種類が目に見えて回復するには時間がかかるだろう」と話す。

 小笠原諸島は過去に一度も大陸と地続きになったことがなく、生物が独自の進化をとげてきた。国の天然記念物オガサワラオオコウモリが生息し、植物の3割以上、陸産貝類の9割以上が固有種だ。
 しかし、外来種の侵入と拡大が深刻化し、国や東京都が対策に本腰を入れている。弟島では、トンボなどを食べる北米原産のウシガエルをかごわななどで捕り尽くし、根絶。外来種の樹木アカギは、人の手で樹皮を削り取って枯らす作業が行われている。
 現地調査は、ユネスコの世界遺産委員会の諮問機関のIUCNが13日まで行う。IUCN日本委員会は「外来種は島の生態系にとって大きな問題。重点的に調べることになる」という。調査団はトカゲのワナの設置場所などを視察する予定だ。来春までに報告書をまとめ、来夏の世界遺産委員会で登録の可否が判断される見通しだ。
 すでに登録された世界遺産でも、外来種問題は大きな課題だ。南米のガラパゴス諸島では、ブラックベリーなど800種以上の外来植物がはびこるなど、独自の生態系が危機に直面。世界遺産委員会は07年、緊急の保全策が必要な「危機遺産」に指定した。
 環境省の羽井佐幸宏・世界自然遺産専門官は「世界遺産に登録されるためには、将来にわたって確実に自然が引き継がれることを示す必要がある。外来種対策は、そのために必要不可欠だ」という。