男に生まれたからには、
カッコよく生きたい。
カッコつけるために、
見栄を張ることもある。
でかいことを言ったりもする。
「俺は週3日トレーニングしてる」
「何いってんだ。俺なんか週4回やってるぜ」
男としてのプライドがぶつかるとき、
『強制力』が生まれる。
ヤツには負けたくない。
ヤツより先に身体を成長させる。
そういった想いが身体の進化を
助長させるのだ。
■男としての本能が目覚める
共に身体を鍛える仲間。
互いに切磋琢磨しながら、
時にはライバルとして敵対心をむき出しにし、
時には同じ頂を目指す仲間として意見を交わす。
仲間に出逢えたとき、心にともる小さな種火。
瞬く間に火は大きくなり、炎となる。
男としてのプライドが燃え上がり、
闘いの幕が開いた瞬間。
それまでは自分との闘いだけだったが、
競い合う仲間ができる事で、新たな闘いが始まる。
トレーニングを続けていれば、
心の中で自負が生まれる。
そしてこう思うのだ。
「自分の方が優れている」と。
それを証明するように、
トレーニングに没頭する。
このときには、「継続」の二文字は
頭の中で当然のことに変化している。
■真の理解者
同じ苦しみを味わった者にしか理解できない世界。
認め合った間柄だから話せる言葉がある。
それを理解できる真の仲間。
自分にもそういう仲間がいる。
年齢は自分より上だが、
対等な立場で情報交換したり、
互いに意見を聞きあったりしている。
彼もまた『スマートおやじ』の一人であることは間違いない。
『強制力』の観点から見ると、
仲間もその一つである。
ただそれ以上に、
仲間を獲得することで、
想いの共有ができる安心感。
立ち止まりそうになっても叱咤激励で、
背中を押してくれる一体感が得られる。
それが何にも代え難い価値の高いものではないだろうか。
だから自分はもっと多くの仲間と出逢いたいと思っている。
仲間が多くなれば多くなるほど、
「継続」できない者が減少していくのだから。