罪と罰。
法を犯したものは罰せられる。
身体創り憲法を軽んじたら、
罰を与えるのか。
そんなことはしない。
自分の身体に革命を起こそうという意志を持つ者の、
心を痛めつけるようなことをしてはいけない。
一度自分で決めたことを破ったとき、
罪悪感が生まれる。
「なんでできなかったんだ」
「自分で決めたのにできなかった」
「自分はなんてダメな奴なんだ」
自分で自分を地獄へ突き落とす。
ダメ人間のレッテルを貼り、
ますますトレーニングから遠ざかってしまう。
そんな方法はもう古い。
我々は新しい方法に取り組んでいくのだ。
■罰を与え続けると・・・
掟破りは重罪。
その罪は罰をもって償う。
精神的・身体的な痛みを与えることで、
二度と同じことが繰り返されないよう調教する。
痛みで教育することは即効性があるかもしれない。
そのインパクトも大きいかもしれない。
しかし、問題がある。
ヒトは痛みに慣れてしまうのだ。
慣れてしまえば、
痛みをどんどん大きくしていかなければならない。
果たしてそんなことができるだろうか。
しかも自分に対して。
ネガティブなパワーで道を正そうという考えは、
旧時代のやり方。
これからは、決めたことを守れた自分を褒め称える
ポジティブパワーが必要なのだ。
■褒美を取らす
トレーニング後、
自分は自分に褒美を与える。
その方法は簡単。
普段、我慢していることを解禁する。
自分の場合は食べ物。
体型を気にしている者なら、
誰でも気を使う食事。
特に甘いものに関しては制限をかけている者が多いと思う。
それをトレーニング後だけ、解除し口にするのだ。
自分の例を挙げると、
トレーニングをしないときの朝食では1本しか口にしないバナナを、
トレーニング後は2本、その他にかんきつ類も食べる。
時には禁断のチョコを口にすることも。
とても些細なことだが、
それでも十分効果がある。
そして、タイミング。
トレーニング直後が最適である。
これは脳の特性を生かした方法。
褒美を受け取った脳は悦に浸る。
同時に快楽を得た理由を探し、
直前に起きた出来事が原因と断定する。
つまりトレーニングが快楽の原因と特定し、
「トレーニング=快楽」と勘違いをする。
それを何回も繰り返せば、
トレーニングは苦しいものではなく、
楽しいものに変わってしまう。
自分はこの方法で、
トレーニングの意味を自分の中で
変換することに成功したのだ。