安眠。
疲労を回復する上で、
最も重要な要素である。
多くの人が安眠を意識する現代、
様々な安眠グッズなるモノが陳列されている。
敷き布団、枕、アロマなど、
まさにその種類は多種多様。
布団に横になれば、
1分もしない内に眠りについてしまう自分でも、
安眠グッズには興味津々。
わざわざ2時間かけて、
話題の敷き布団の寝心地を
確かめに行ったほどである。
その話は今度の機会にするが、
寝付きが悪いという場合は、
眠る1時間前に「入浴」することで改善できるのだ。
■「入浴」は睡眠導入剤
「入浴」すると、
「副交感神経」が優位になるということは、
説明させていただいた。
それだけではない。
人が眠くなるとき、
体温が下がるということはご存じだろうか。
ドラマで、冬の雪山で遭難というシーンがあると思う。
寒さをしのぐ中で、
眠気が襲い、「寝るな!死ぬぞ!」と必死に起こす。
あれと同じなのだ。
「入浴」すると手足の毛細血管が開き、
身体の深部の熱を放熱する。
お風呂から上がった直後は、
体温は高い状態だが、
時間が経つにつれ、徐々に下がり平熱に戻る。
そのタイミングで布団に潜り込むと、
入眠しやすくなる。
なぜなら体温が下がるとき、
睡眠を司るホルモン「メラトニン」が
眠りやすいコンディションを整えるからだ。
■疲労回復の効率化を図る
身体を鍛え、よく食べ、
よく仕事し、よく遊び、よく寝る。
このバランスが取れれば、言うことはない。
しかし、サラリーマンである以上、
拘束される時間は必ずある。
自分の都合で動くことができないときもある。
だからこそ、効率を求めるのだ。
「入浴」は睡眠導入の効率化を図る上では、
最適なギアとなり得る。
「入浴」で疲労回復し、
「睡眠」でも更に回復する。
このサイクルができれば、
疲れを寄せ付けない身体になるかもしれない。