火サスの聖地、伏見稲荷大社。
おまちかねの後半ではその聖地たるゆえん、千本鳥居をじっくりどうぞ!!!

何も知らないと本殿をお参りしたあとそのまま帰ってしまう。
左奥にメインの千本鳥居があるから忘れないように(*´v`*)
てっきり平地に鳥居が並んでるのかと思っていたが、
案内図はバリバリ山のぼってますやん...(・`д・´;)
ぴゃー、かっちょいい(*´v`*)大きくて真っ赤な鳥居が延々と続いている。

本殿の人がまばらだったのに、千本鳥居は満員状態。
常に人が行き交い写真もなかなか撮りにくい。

火サスとは縁のないおっさんも思わずニッコリw
鳥居の赤、木々の緑、木漏れ日の黄色、空の青が混在して芸術的(*´v`*)
外国人も口々にオーマイゴッド!!!とかジーザス!!!とか
アッサラームアライクム!!!とか叫んでいる。
逆に日本人は息を呑んで黙るから日本語が聞こえて来ず外国気分w
鳥居は個人・法人問わず決まった金額を出せば奉納(設置)できる。大きさによって20万から150万くらいまで段階があった。

奉納された鳥居には住所氏名、奉納年月日が彫られている。
平成26年のものも数多く見られた。
鳥居の上にいっぱい石乗ってる(・`д・´;)!!!出雲大社の鳥居に全く石が乗ってなくて不安に思ってたけど、
やっぱり石乗せる迷信は実在したんや...(*´v`*)

少し進むとなんと鳥居が二股に分かれる!!!
日本人は左、外国人は右に進む人が多い!!!車あるある!!!

ここまでの鳥居と比べると高さも幅もかなり狭まる。
平日昼間だからまだしも、休日の混雑ですれ違うことも困難なほど。

ものすごい数があるのがわかっていただけるだろうか(・`д・´;)
たぶん、火サスで人死ぬのはこのへんだろうと思われる。
隙間なく埋め尽くされた鳥居はまるで洞窟のよう(*´v`*)腕を通すこともできないほど隣同士が密接している。

後ろを振り返ると、鳥居後面に彫られた文字がけっこう怖い(´;ω;`)

一直線に伸びているところもあれば、ゆるやかに湾曲しているところも。
みんな思い思いに構図を工夫して写真を撮っている。

小さな鳥居を抜けると小休止。
こまごましたおみやげ、社務所のお守りに手を伸ばす人が多い。
しかし、ここからが地獄の始まりであった...。
山頂まで4キロ、目安は2時間と書いてある。
お散歩にしては少し時間が長いようだが...?

しかも露骨に景色が変わって階段や坂が増え始める。

川は流れ鳥は歌い、木々は風に揺れ年寄りは座り込む...。
まさに登山(´;ω;`)
足腰に自信のない方は杖やポールを必ず持って行こう。倒れても知らん。

10分~15分ごと(普段運動してる人の体感時間)に小休止エリアがある。
きつねうどんやおしるこ、サイダー、ひやしあめなどの軽食もあるが高い。
自販機の飲み物が200円→250円と跳ね上がっていく(´・*・)
挫折して途中で帰る人も多いのか、どんどん人が少なくなってくる...(・`д・´;)

ひーはー言いながら全身に汗かいて白目むいた頃に景色が開ける。
京都を見下ろす絶景に癒やされながら先へ...えっ、まだ半分?(´;ω;`)
さすがに中間地点では休憩所が大盛況。
あっついから飲み物が飛ぶように売れている。

関西名物『ひやしあめ』は水飴としょうがを混ぜたような
冷たいジュースで独特の風味。うまいと思ったことはないが時々飲みたくなるw
缶や瓶で売られてるのが一般的。今は水飲みたいwww
終盤戦はもはや自分との戦い。ピチピチギャルの俺はちょっとしんどいなー程度で済んだけど、
運動不足の中高年や体力減退している高齢者は1日がかりだろう。

写真で見るとさほどでもないが、実際は歩いても歩いても鳥居だらけ。
周りの景色も見えにくく圧迫感もあるから大変さが増幅される。
ようやく山頂に到着\(^o^)/オワタ最後は高さ20mを超える大鳥居が...とか想像してたけど、
小さな社があるくらいで少し拍子抜けw

と思ったら手に持てるサイズの小鳥居が大量に(・`д・´;)
お焚き上げかな?とよく見たら奉納日が近いものばかり。
おそらく霊験にあやかって山頂に奉納したものだろう。
ちょっと怖い(´;ω;`)夜来たら...とか、周りに人がいなかったら...とか
ついどうでもいい妄想をして勝手に縮こまってしまう。

ここからは下り。階段は下りの方がかえってケガの可能性が高い。
適当な靴だと危険だから登山靴かウォーキングシューズ推奨。下調べなしでヒールで来てる女の子ちゃんは捻挫を覚悟しよう。

山頂への道は左右に分かれている。
どっちから来てどっちから帰ってもかまわないが、左の道は自然がよく目に入る。
(´-`).。oO(下りで楽だから景色見る余裕があるだけかも...)
案内図で見る限りは、左のほうがやや遠回りで距離が長い。
休憩スポットやトイレの数は変わらないからどっちでも大差ないはず。

迷路のようにうねうねと続く鳥居を見下ろすのも圧巻。
二股に分かれたり、直角に曲がったり、色が鮮やかだったり、
間から見える景色がきれいだったりすると写真待ち行列ができる。

他の人が写らないタイミングも考慮するとちょっとむずかしい。
『写真撮ってもらえますか?』と頼んでも、相手がオッサンだったりすると
ヘタで後ろに人が写りまくったりするからちゃんと選ぼう(´・*・)
山道の途中に、脇にそれるようにして鳥居があった。

狭い通路の両側におきつね様、奥に細い滝。
ここで裸になって滝に打たれたらまずいんかなぁ...(*´v`*)
すすすすみません、うそです...!!!(´;ω;`)
京都の風情もたっぷりで、我々地元関西の人でも憧れる。
こういうところにこそ観光客(外国人含む)に来てほしい。
お参りだけじゃなく、鳥居に囲まれて畏怖の念を抱き、
ちょっとした登山でゼーハー息を切らし、疲れたとグチをこぼしながら下る。
そういう体験の方が旅行のいい思い出になる(*´v`*)

楽しい旅行は思い出が少ない。
苦労や失敗、そのときに交わした言葉が後々ずっと心に残ると思っている(*´v`*)
帰り際に見つけた『おもかる石』。
持ち上げる前に願いを思い浮かべ、大体の重さを想像する。
予想よりも軽ければすぐに叶い、重ければしばらくかかるんだそうだ。旅の無事を願ったらだいぶ軽かった。
結婚は...怖すぎて願ってないwww
たくさん見どころはあったけれども、
いちばんは序盤の洞窟状に小鳥居が分岐したところ。
これを見て帰っても正直許してしまうw
京都に来る機会があれば、ぜひ訪れてほしいおすすめの場所(*´v`*)京都駅から5km、電車で20分もかからない。
半日かかったとしても絶対に損はしないと断言できる。
社務所で鳥居形の絵馬(800円)を買っておいた。ちゃりんこに装着したいが、15cm角でけっこう大きい。どこにつけよう。
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一度は来てみたいと思いながらずっと来れなかった伏見稲荷。
予想外にしんどい道のりではあったけど、充実したお参りだった。