チャイナショック? | Korea Economic News by KANI

Korea Economic News by KANI

韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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 <先月には、上半期の自動車輸出が前年比マイナス 、さらに中国市場でもシェアが低下している というニュースをお伝えしました。この傾向が改善されていないというのが、今日のエントリーです。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1438495922/194-196
194 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2015/08/07(金) 15:16:39.02 ID:hY1zUusG
7月も'チャイナ ショック'、グローバル自動車メーカー20~30%販売減少 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2015/08/06/2015080603974.html
現代・起亜車など中市場で苦戦中
供給過剰、低価格車選好で現代車など二重苦

 現代・起亜車を含むグローバル自動車メーカーが、7月の中国自動車市場で20~30%台の販売減少を記録する、'チャイナショック'に陥った。中国の景気低迷に中国国内企業の急成長が重なり、外国系自動車企業の実績が急激に悪化している。今年4月から始まったこのような傾向は、今後も続くものと見られる。

 専門家は深刻な供給過剰に入った中国自動車市場で、メーカー間で生存のための無限競争が始まったという分析を出している。

 6日、本紙が国内の主な証券会社と業界の推定値を分析した結果、7月の中国市場で現代車と起亜車の販売実績は、前年同月比で、それぞれ32%と33%急減した。中国市場1位のフォルクスワーゲンも、一汽フォルクスワーゲンが29%、上海フォルクスワーゲンが25%、販売減少した。2位のゼネラルモータース(GM)との合資会社である上海GMも21%減ったほか、フォード自動車系列である長安フォードも20%減少した。

http://image.chosun.com/sitedata/image/201508/06/2015080603867_0.jpg
7月中国自動車市場メーカー別販売実績

 外国系メーカーでは、日本車だけが善戦した。一汽トヨタが13%、東風日産が6.8%販売台数を増やした。イ・ハング産業研究院(KIET)選任研究委員は、"中日関係が改善されたうえに、円安によって価格競争力を確保した日本メーカーが、価格引き下げと新車大量投入を通じて中国市場攻略を強化した結果と見られる"と話した。

 グローバル企業が中国自動車市場で苦戦しているのは、中国の景気低迷、中国国内企業の急成長、スポーツ ユーティリティ車(SUV)人気などが原因と分析されている。

 中国自動車市場は今年3月以降、前年同月比の成長率が持続的に減少する傾向だ。6月の中国乗用車産業需要は、前年比0.7%成長に終わった。

 不景気にともない低価格車両選好現象が広まり、中国国内企業の販売が躍進している。中国国内企業の上半期販売台数は1年前に比べ35%成長し、市場シェアも昨年の26%から今年32%まで拡大した。特に、中国国内企業は外国系の60~70%に過ぎない低価格スポーツ ユーティリティ車両を前面に出して、急成長の勢いを継続している。反面、外国系メーカーが強みを持つセダン乗用車市場は6月に15%減るなど、減少傾向が明確だ。

 さらに大きな問題は、中国自動車市場が深刻な‘供給過剰’に陥っているという点だ。日本経済新聞によれば、中国の自動車生産能力は年間5000万台水準に達する。年間需要が2500万台程度である点を考慮すれば、工場の半分が止まることになる。

◇供給過剰、幕が上がった無限価格競争
 中国に進出したグローバル自動車メーカーは、すでに‘自らの肉を削る’水準の価格引き下げに突入している。GMは今年5月から、11の車種で価格を1万(190万ウォン)~5万4000中国元(1020万ウォン)引き下げた。現代トゥサンと競争している上海GMのキャプティバは、価格引下げ幅が5万3000中国元(1000万ウォン)に達する。

 また、一汽トヨタのニューカローラは9000中国元(170万ウォン)、東風日産のティアナは1万4000中国元(260万ウォン)、広州トヨタのハイランダーは2万3000中国元(430万ウォン)ずつ価格を下げた。

 自動車を販売するディーラーに対する補助金も拡大している。一汽フォルクスワーゲンはディーラーに、10億中国元(1900億ウォン)の補助金を支援することに決めたほか、一汽トヨタは12億4000万中国元、アウディは12億中国元、BMWは20億中国元をディーラー補助金に策定した。コ・テボン ハイ投資証券研究委員は、“中国自動車市場で生存競争がすでに始まっていて、当分その核心は価格になるだろう”と話した。

◇現代・起亜車、9月から新型トゥサンとK5で反撃狙う
 中国で全販売台数の22%を売っている現代・起亜車は超非常だ。今年6月に続いて、7月も1年前に比べ30%近く販売が減ったためだ。業界関係者は“2ヶ月程度は持ちこたえることができるだろうが、このような減少傾向が続けばディーラー網が崩壊しかねない”として、“直ちに応急処方が必要だ”と話した。

 現代・起亜車は国慶節連休を控えた今年9月から、大々的な反撃に出るという腹案だ。特に9月に発売される新型トゥサンと、10月発売のK5に大きな期待をかけている。新型トゥサンは新車発表会の時期も、9月末から9月初めに操り上げることにした。現代車グループ幹部は“新型トゥサンとサンタフェの価格も、それぞれ2万中国元(380万ウォン)と1万~3万中国元(190万~570万ウォン)程度引き下げるだろう”として、“9月から総攻勢に乗り出すことで、中国販売は反騰するだろう”と話した。

 だが、楽観は難しいという見解も少なくない。キム・キチャン カトリック大教授は、“中国市場ではグローバル企業が全て総力戦を行っているだけに、価格引き下げのような応急処方だけでは不足する”として、“最短でも2~3年を見通した研究開発(R&D)強化など、中長期的な戦略に力を注がなければならない”と話した。


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 <Marklinesの7月の速報 を見ますと、日系メーカーの7月販売台数実績は前年同月比で、トヨタ23.7%、日産-13.9%、ホンダ50.4%とあります。7月までの年間累計では、トヨタ11.9%、日産2.8%、ホンダ32.8%でした。日産が3ヶ月ぶりに前年同月比を下回ったことについては、景気減速による商用車販売の低迷が原因だったとしています。

 Marklinesの同じページには6月までの詳報が掲載されていて、6月までの累計では、工場出荷台数が前年同期比で、民族系14.6%、日系2.4%、独系-3.4%、米系-0.3%、韓国系-5.8%、仏系3.6%でした。特に6月単月で見ると韓国系が前年同月比-29.0%と、大幅な落ち込みを見せています。

 中国汽車(自動車)工業協会は、今年中国自動車市場の伸び率を年初の7%から3%へと一気に引き下げていて、シェア争いは下半期に過熱する可能性が高まっているのは確実でしょう。すでに現代・起亜が例の月刊現代車を目前にして、旧型車種を中心に思い切った下げに入ったとの報道もされています。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1438495922/338-339
338 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2015/08/10(月) 18:26:36.13 ID:akCaFkA+
自動車輸出後退、長期化の兆し 【アジア経済】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2015081008394650136

 国内完成車メーカーの輸出不振が、長期化する兆しを見せている。円安とユーロ安が長期化しているうえに、中国市場の成長鈍化と新興国景気低迷まで重なっているためだ。なかなか回復傾向に乗れずにいる内需市場に続いて、輸出市場まで下落傾向にあることから、下半期の実績改善も容易ではない展望だ。

http://cphoto.asiae.co.kr/listimglink/6/2015070308234084023_1.jpg
国内完成車メーカー5社の7月輸出は、先月より8%も減少した合計25万8580台(KD除外)を記録した。

 10日、韓国自動車産業協会と業界などによれば、国内完成車5社の7月輸出は合計25万8580台(KD除外)で、28万991台を記録した先月に比べ8%も急減した。昨年7月と比較しても2%、7月までの累計でも3.3%減った。

 メーカー別では、現代車が先月の11万2853台から9万7772台へ約1万5千台減ったほか、起亜車は11万1061台から9万9301台へ1万1千台減少した。韓国GMでは4万2914台から4万7088台に4000台増えるなど、他の企業で輸出が小幅増えたが、7月までの累計が減ったために回復傾向への切り替えには限界を見せた。

 実際に国内完成車5社の輸出不振は、長期化する姿だ。釜山工場で委託生産品を輸出しているルノー三星を除くと、全てマイナス実績を記録中だ。

 7月までの累計輸出台数でも現代車が前年同期3.2%減少し、起亜車は8.6%減少して最も大きな打撃を受けた。韓国GMと双龍車も3.1%と40.1%減るなど、少なくない減少幅を見せた。

 地域別では、ヨーロッパ連合(EU)を除いたすべての地域でマイナスを記録した。上半期のEU輸出は19万4738台で、前年同期(19万2649台)とほぼ同じだったが、その他欧州地域では10万4021台から3万7126台に6万台以上減るなど、アフリカ(8万5780台→5万4675台)、アジア(8万7464台→6万9145台)、中東(32万258台→29万5473台)、北米(54万8663台→66万2025台)のように、全地域で輸出台数が減った。

 輸出額も減少した。この期間に現代では101億3443万5000ドルから96億4336万1000ドルに約5億ドル減少したほか、起亜車は89億4381万6000ドルから80億2597万9000ドル、韓国GMは34億9140万8000ドルから28億5780万4000ドルに減った。規模は小さいものの、双龍車でも6億8901万4000ドルから3億8096万7000ドルに半減した。

 自動車業界関係者は、"国内市場では新車発売にともなう販売好調から回復傾向を見せているが、輸出市場は新興市場成長鈍化、為替レート変動にともなう不確実性増大により、まだ底が見つからずにいる"として、"世界的な景気低迷によって、国内実績を輸出が削る構造が当分続く展望"と見通した。


(☆) <チャイナショックではなくて、グローバルショックじゃないの?

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 <それで、この前日の記事なんだ。輸出に関する部分は重複しているので、無視してもかまわない。問題は後半の部分だ。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1438495922/268
268 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2015/08/09(日) 17:41:41.75 ID:u1qGffoV
自動車輸出、1ヶ月で減少傾向に戻る 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2015/08/09/2015080900376.html

 自動車輸出が1ヶ月で減少傾向に戻った。

 産業通商資源部は、7月の自動車輸出が前年同月比2%減少した25万8781台を記録したと、9日明らかにした。自動車輸出は今年に入って5ヶ月連続減少していたが、6月には11.8%増加して瞬間的に回復傾向を見せた。しかし1ヶ月で再び減少傾向に戻ったのだ。

 起亜車は新興市場縮小のために輸出が15.9%減少したほか、双龍車も主力市場であるロシア向け輸出が中断されて36.3%減少した。反面、ルノー三星は委託生産しているローグのアメリカ輸出が好調を見せて70.9%増加したし、韓国GMはトゥレクスの善戦で29.1%増加した。現代車はトゥサン、アバンテ、i40等が輸出を牽引して0.6%増加した。

 輸出減少の影響で、7月の自動車生産も減った。7月自動車生産は1.1%減少した40万4770台だった。輸出が大幅に減少した起亜車で15.9%減り、蔚山(ウルサン)工場の一部生産ラインが整備に入った現代車も生産5.6%縮小した。

 自動車国内市場は良い姿を維持した。7月の自動車国内販売は、7.3%増加した15万6899台を記録した。現代車と起亜車は、それぞれ0.5%と13.9%増え、双龍車も36.2%の急増を見せた。輸入車は2万3104台が販売されて、前年に比べ22.8%増加した。


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 <蔚山工場の一部ラインの整備により現代車の生産台数が減ったというのは、新車のためのライン整備だと考えられます。これは現代車側も織り込み済みでしょう。また、8月の生産台数は夏休みの影響を受けるので、前月比での比較は意味を持ちません。

 ただし今年は光復節が土曜日になってしまったため、急遽、前日の8月14日を国民の休日に指定しました。前年よりも夏休みが長くなる傾向とあわせて、8月の操業日数が減少することから、前年比でも生産台数に影響が生じるかもしれません

 さて、自動車国内販売が前年同月比7.3%だったわけですが、伸び率で見ると国内メーカー6.4%に対して、輸入車は22.8%増でした。台数では13万5千台と2万3千台(丸め誤差と集計方法の違いのため)と、まだまだ国産車が圧倒しています。

(☆) <韓国車って、韓国でも売れなくなってきているんだよね。

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 <7月までの累計では、輸入車は前年比25.1%増やしているそうだ。これを食い止めようとして現代起亜は毎月新車を発売するのだけれど、これはおそらく、他の国内メーカーのシェアを奪うだけになるだろうね。韓国人に「国内メーカーだから」以外に、現代・起亜を買う理由があるのだろうか。

(☆) <なさそうだなぁ。

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 <でしょ?さらに、国外で売れる理由があるとしたらなんだろう。価格以外に考えられない。韓国市場では長いこと輸入車=高級車という考えから、排気量の大きい大型車を中心に売られていたのだけれど、FTA発効後から2000cc未満の中小型車の販売が急増したんだ。韓国メーカーの主力車種と、もろにぶつかってしまったわけだ。ここを輸入車に取られると、韓国メーカーは相当にきついと思うよ。


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