SBI、現代スイス増資引受? | Korea Economic News by KANI

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韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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 <7月31日のエントリー(http://ameblo.jp/kenbykani/entry-11583520658.html)でお伝えした現代スイス貯蓄銀行の増資について、SBIが引き受けることを決定した模様です。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1375604806/414
414 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2013/08/10(土) 08:53:14.30 ID:k5lQe0FP
現代スイス貯蓄銀、年内に4282億ウォン増資し"経営正常化" 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/08/09/2013080902556.html

 日本SBIグループは、現代スイス貯蓄銀行に年末まで総4282億ウォンを投じて経営正常化に乗り出す。

 9日金融業界によれば、SBIは現代スイス貯蓄銀行に対し25日に2462億ウォン、12月末まで1820億ウォンの総4282億ウォンを投じる計画だ。

 これによって3月末現在-6.98%だった国際決済銀行(BIS)基準自己資本比率を、監督当局が要求する7%に引き上げる計画だ。SBIは2375億ウォン規模の増資に参加して3月に現代スイスを買収し、現在の保有率は89.4%だ。

 SBIは新たな増資にともない、来月1日から現代スイス貯蓄銀行の社名を‘SBI貯蓄銀行’へ変更する。SBIは新商品を発売して、中小・中堅企業および個人対象貸し出しを強化して収益性を改善する方針だ。


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 <この記事は昨日夕方に報じられたもので、さらにSBIホールディングスは一昨日の8月8日にプレスリリースを出していました。


韓国現代スイス貯蓄銀行に対する増資等引受の確約書提出に関するお知らせ
http://www.sbigroup.co.jp/news/2013/0808_7157.html

 当社は、韓国の貯蓄銀行であり当社連結子会社である現代スイス貯蓄銀行(出資比率:89.4%(2013年7月末現在))に関して、当社グループが同行および同行傘下の銀行が発行する新株を引き受ける旨を確約する投資確約書を規制当局に提出することを、本日開催の取締役会において決議いたしましたのでお知らせいたします。


 現代スイス貯蓄銀行および同行傘下の銀行は、韓国金融監督院による査定の結果、2013年3月末基準での財務基盤の強化が求められ、それに伴い同行は現在、新規の営業活動に法令上制限が設けられております。当社グループではこのたび、同行が今後積極的に新規の営業活動を推進していくために、当社が提示する一定の諸条件を含めた、当社策定の経営改善計画に関する承認が韓国金融委員会によりなされることを前提とし、2013年8月末を目途に2,462億ウォン(約217億円)の増資を引き受けることを確約いたしました。本増資により、同行および同行傘下の銀行では新商品の提供を開始するなど収益性強化に向けた施策を強力に推進していく予定です。


 また同行は、このたびの増資引受け分を含め総額で4,282億ウォン(約378億円)の資本投入によって、上記韓国金融監督院の査定に基づく自己資本比率で7%以上を達成し、今後安定した事業運営を行っていくことができるものと現在見込まれており、残り1,820億ウォン(約161億円)の増資につきましても、当社は必要に応じて2013年12月末までに引き受ける方向で検討しております。


 なお、本増資引受け資金には当社グループ内で既に留保している資金を充当する予定です。


 当社は、2013年3月末に現代スイス貯蓄銀行を連結子会社化する際、IFRSに基づき同行の資産・負債を公正価値で評価し直し、貸付債権についても適正な簿価(評価額)まで切り下げております。また2013年4月以降、当社から役員を派遣するなど同行の経営体制を強化してまいりました。これらの結果、2014年3月期第1四半期においては、IFRSに基づく当社連結業績へ取り込む税引前利益は8億円の黒字を計上しております。


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 <先日のエントリーでは韓国内の法令上、SBIによる増資が困難だったはずなのですが、これを金融当局がまげて運用することを期待した部分が、プレスリリースにある「当社策定の経営改善計画に関する承認が韓国金融委員会によりなされることを前提とし」なのでしょうか。

 このプレスリリースと朝鮮ビズの記事を比較すると、記者がこのプレスリリースを何らかの形で知ったと見られ、現代スイス側への取材をしていないとも考えられます。

 2013年3月末現在のBIS自己資本比率が-6.98%だったことは、SBIの5月のプレスリリース(現代スイス貯蓄銀行に関する一部韓国メディアの報道について)を含めて述べられていません。それ以前のプレスリリースにも出ていませんが、過去3年度の決算概要は公表されておりますので(株式会社現代スイス貯蓄銀行の株式取得のお知らせ http://www.sbigroup.co.jp/news/2013/0207_6446.html)、隠しているのかいないかは、皆様のご判断にゆだねることにします。

 最終的には金融監督院が認めるかどうかにかかっていて、現代スイス貯蓄銀の動きについては目が離せなくなりそうです。

 それにしても、プレスリリースの最後にある「2014年3月期第1四半期においては、IFRSに基づく当社連結業績へ取り込む税引前利益は8億円の黒字を計上しております」は、目標なのでしょうか。


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