カネは天下の | Korea Economic News by KANI

Korea Economic News by KANI

韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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ミ( ゚w゚)彡 <カネは天下で回り道。なぜか私のところを避けて通っている気がする今日この頃です。

 何であろうと金が動けば経済(景気)が維持されるというのは明らかでして、逆に言えばカネが動かないということは景気が悪いことでもあるわけです。

 カネを使いやすくするのが景気対策としての金融緩和なのですが、さてさて、さっぱり動いてない傾向が見えてきました。

http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1374030839/13
13 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2013/07/17(水) 13:40:45.28 ID:7OglUgJi
現代研"短期浮動資金767.8兆ウォン、史上最大" 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/07/17/2013071700947.html
“資産バブル誘発しないように好循環対策必要”

 我が国の短期浮動資金が767兆8000億ウォンで、史上最大水準だと分析された。

 現代経済研究院は17日'最近浮動資金の急増と示唆する点'報告書で、今年3月末現在の国内短期浮動資金は767兆8000億ウォン(現金含む時814兆5000億ウォン)で、ヨーロッパ財政危機が発生した2010年5月(758兆1000億ウォン)に次ぐ最大値を記録したと明らかにした。短期浮動資金は、銀行、証券、投信、総合金融など金融会社の6ヶ月未満短期貸出額を合わせた数値で、経済主導者が不安心理のために投資する所が見つからないまま、短期で預けておく資金を意味する。

 研究院は最近の短期浮動資金の特徴として、家計部門と証券投資信託、実績型商品などでの増加傾向を挙げた。家計の短期浮動資金が2009年末に340兆3000億ウォンから、今年第1四半期末には376兆2000億ウォンへ大きく増えた。また2009年の資本市場統合法により証券決済口座が許されて、低金利基調が定着したことから銀行の比率は2009年末の73.4%から、今年第1四半期末67.3%へ低くなり、証券は8.4%から16.9%に高まった。

 研究院は国内総生産(GDP)に対する短期浮動資金比率は昨年末現在58%で、金融危機当時(65%)に比べると安定した状況だが、この比率が昨年の景気低迷によって上昇の勢いを見せていて、今後景気低迷が持続する場合、急激に再上昇することがありえると憂慮した。2003年のカード事態後に増加した短期浮動資金が2004~2006年の首都圏不動産バブルを招いたほか、2008年金融危機後に急増した短期浮動資金も首都圏以外での不動産バブルにつながったという説明だ。

 パク・トクベ現代経済研究院専門研究委員は、"短期浮動資金が増加する可能性が大きいなかで、資産バブルを誘発しないように徐々に浮動資金を好循環させる構造を確立する必要がある"として、"企業の投資を活性化して家計資金の資本市場への流入を誘導するなど、対策が樹立されなければならない"と主張した。

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ミ( ゚w゚)彡 <金融商品を含めて短期的な投資に集中する傾向が強まってきたわけですね。不動産では住宅価格の低下傾向が続いているため、こちらでのバブルには結びつかないと思われます。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1374030839/260-261
260 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2013/07/22(月) 14:21:35.28 ID:D3bOy7PK
定期預金残高1年間に20兆ウォン減少、"総合課税強化+低金利影響' 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/07/22/2013072201160.html

 昨年7月から今年6月までの1年間に、国内銀行の定期預金残高が20兆ウォン近く減った。低金利長期化で受信金利が落ちたうえに、今年から金融所得総合課税基準が強化されたことから、巨額資産家が銀行に預けていたお金を引き出したためだと分析される。

 22日金融監督院によれば今年上半期定期預金残高は605兆6000億ウォンで、昨年末に比べ9兆9000億ウォン減少した。定期預金残額は昨年下半期にも9兆2000億ウォン減っていた。反面普通預金より相対的に金利が高い貯蓄預金残高は今年上半期に8兆9000億ウォン増加して、前年同期の増加幅2兆5000億ウォンから4倍近く増えた。短期金利が殆どない随時入出式要求払い預金残残高も、今年上半期に6兆3000億ウォン増えて、昨年上半期の増加額1兆9000億ウォンを大きく上回った。

 金融監督院関係者は“金融所得総合課税基準が強化されて受信金利が下落したことから、市場の資金が短期浮動化する傾向が現れている”として、“銀行も金を融資する所が当然ないので、定期預金誘致に積極的に出ないでいる”と話した。年間利子と配当所得の合計が4000万ウォン以上だった金融所得総合課税対象は、今年から2000万ウォン以上に強化された。

http://image.chosun.com/sitedata/image/201307/22/2013072200984_0.jpg
定期預金残額1年間20兆ウォン減少‥"総合課税強化+低金利影響'

 定期預金など銀行が韓国ウォン預金で調達した金額は今年上半期18兆1000億ウォンで、前年同期の半分水準に落ちた。譲渡性預金証書(CD)と銀行債など市場で調達した金額は7兆5000億ウォンだった。銀行が上半期に韓国ウォンで調達した資金は総25兆6000億ウォンと集計された。韓国ウォン資金調達残高は6月末現在1277兆8000億ウォンだった。

 6月末現在の国内銀行の韓国ウォン貸し出し残高は1133兆4000億ウォンで、昨年末より27兆1000億ウォン増加した。企業貸し出し残高は23兆5000億ウォン、家計貸し出し残高は3兆6000億ウォン増えた。

 企業貸し出しのうち大企業貸し出し残高は上半期7兆4000億ウォン増えて、前年同期の20兆3000億ウォンの半分にも至らなかった。反面上半期の中小企業貸し出し残高は16兆1000億ウォン増加して、昨年の全増加額(6兆5000億ウォン)より多かった。

 家計貸し出し残高は、信用貸し出しが2000億ウォン減ったが、住宅担保貸し出しが3兆8000億ウォン増えて、昨年末より総3兆6000億ウォン増加した。これは前年同期2兆3000億ウォンより増えているが、2011年上半期13兆ウォンよりは非常に減った規模だ。

 5月平均残高による韓国ウォン預貸率(貸し出し残高を預金残高で割った数値・譲渡性預金証書除く)は平均96.5%で、規制基準である100%以下を満たした。

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ミ( ゚w゚)彡 <定期預金残高が減っているということは、預金も借金も短期で勝負するようになってきているということです。さらに個人の株式投資まで減っています。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1374030839/266-268
266 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2013/07/22(月) 17:55:41.45 ID:D3bOy7PK
株式投資家7年ぶりに減少 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/07/22/2013072201196.html
'富めば益々富を作り、貧は益々貧になる'投資相変わらず

 株式投資家の数が7年ぶりに減った。2005年から6年連続で増加傾向を見せていた株式投資家数は、2011年には528万人あまりと史上最多水準まで増えたが、昨年は501万人あまりへ減少した。昨年もヨーロッパ財政危機が続き、世界証券市場の回復が遅々と進まないため投資家が株式投資に消極的になったほか、最初から株式口座を解消する人まで増えたためだ。

 この渦中でも、少数の高額投資家による全上場株式時価総額に対する投資比率はかえって増加している。外国人と機関投資家の国内投資比率も着実に増加している。

http://image.chosun.com/sitedata/image/201307/22/2013072201019_0.jpg
▲株式投資人口変動推移

◆株式投資人口、7年ぶりに減少
 韓国取引所は'2012年度株式投資人口および株式保有現況'を発表し、昨年の有価証券市場(784社)とコスダック市場(1005社)を合わせた株式投資家は501万5489人で、2011年(528万3988人)に比べて26万8499人(5.1%)減ったと22日明らかにした。2005年には350万人水準だった株式投資家数は、以後着実に増加傾向を見せていたが、昨年7年ぶりに初めて減少した。

 韓国取引所によれば、全株式投資家のうち個人投資家は昨年496万人で、国内総人口の9.9%に該当する。経済活動人口の19.7%に該当する規模で、経済活動をする約5人に1人の割合で株式に投資しているわけだ。有価証券市場だけで見れば昨年の株式投資家は411万人で、前年度比5.9%減ったほか、コスダック市場も同じ期間に235万人へ1%減少した。

 特に、現在株式に高額を投資する1%程度の少数'大手'が、全上場株式時価総額の5分の4を占めている。取引所によれば5億ウォン以上株式に投資している高額保有者は昨年5万1000人で、これらは全時価総額の81.8%を保有していた。これは2011年に比べ2.2%ポイント増えている。逆に1000万ウォン未満の株式投資家は302万7000人で、全時価総額の1.1%を保有している。2011年対比で0.3%ポイント減った。

 個人投資家が保有する平均株式数と株式総額は、前年度比で増えた。昨年の平均保有株式数は5591株で2011年比8.2%増え、保有額は6109万ウォンで14.4%増加した。

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▲市場別投資家保有比率

◆外国人・機関投資家増加
 国内証券市場に投資する、外国人と機関投資家の全時価総額に対する投資比率も増えた。昨年、外国人の時価総額に対する投資比率は32.4%で、最近5年間着実に増えている。機関も15.8%で、2011年より2%以上増えた。しかし個人は24%で、前年比で小幅減った。

 外国人は特に昨年下半期に米国連邦準備制度理事会が3次量的緩和に出たことから、年間買い越し量が増加した。昨年だけで2億700万株、16兆7000億ウォンに達する株式を買い越ししている。機関では保険と年金基金の買い傾向が目立った。保険は昨年3兆ウォン、年金基金は4兆6000億ウォンを買い越しした。

 特に外国人は、有価証券市場に投資する比率が高かった。有価証券市場での外国人の投資比率は34.7%に達した。逆にコスダック市場は個人投資家が圧倒的に多く、個人投資家の保有比率は63.5%を記録した。

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▲個人投資家1人あたり株式保有現況

◆江南居住の投資家減る
 個人投資家を行政区域別に見ると、江南(カンナム)に住む投資家の株式投資比重が最も大幅に減った。昨年江南に住む株式投資家数は15万6000人で、2011年に比べて0.9%減った。これらの全上場株式時価総額に対する投資比率は21.8%で、2011年より1.7%減った。

 昨年の株式投資人口を、居住地と年齢、性別で見ると、首都圏(ソウル・京畿(キョンギ)・仁川(インチョン))に住む40代後半男性投資家が最も多かった。首都圏に住む投資家比率は56.7%で、全上場株式時価総額の88.4%を保有した。男性投資家は60.1%、女性投資資家は39.9%で、それぞれ全体時価総額の76.9%と23.1%を保有した。

 株式投資家の平均年齢は48.6才で、2011年の47.4才より若干歳をとった。有価証券市場は平均49.4才だったのに対し、コスダック市場は平均45.9才で相対的に若い世代がコスダック市場投資を好んだ。

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ミ( ゚w゚)彡 <総合すると、外国人、機関投資家、富裕層の株式保有額は増え、小額株式投資家が減ったということになります。

 問題は、証券市場や定期預金から抜け出た資金はどこに行っているのかということになります。

1.ウォン現金で手元に置いている
2.宝石・貴金属など換金性の高い商品に換えている

 1の場合、今後も韓国経済が安定を続け、低金利でもチャンスがあればいつでも投資できるように備えていて、外為相場の急変動、特にウォンの急落の可能性が低いと見ていることになりますね。

 2の場合、韓国経済がさらに悪化し、インフレとウォン安の可能性に賭けていることになります。不動産を買うという選択肢もありますが、最近ソウルではオフィスビルの空室率が上昇しているという報道もあって、住宅同様に1年程度の期間で稼ぐことは難しい状況です。

 いきなりパニックを起こすような経済の悪化ではありませんが、この傾向が今年いっぱい続くだけでも相当なダメージになると思われます。


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