シェアを語るとき、利益は語られない | Korea Economic News by KANI

Korea Economic News by KANI

韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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ミ( ゚w゚)彡 <韓国の経済記事は、数値を多用して分かりやすいというコメントは何度か頂いておりますし、ワタクシもかねがねそう思っているのですが、そうはいっても不都合なことは出さないという例も見ることが出来ます。

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/asia/1316585828/264
264 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2011/09/25(日) 08:12:50.00 ID:RpFypS6m
米国TV市場‘MADE BY KOREA’パワー強くなった 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20110925/40584222/1
8月三星・LG占シェア、1月より大幅上昇
 世界のTV市場は全般的に沈滞局面にあるが、米国TV市場で三星電子とLG電子のシェアは年初と比較して大幅に上昇していると調査された。
 25日市場調査機関NPDと業界によれば、米国平面TV市場のメーカー別8月シェア(販売金額基準)は、三星電子36%、LG電子13%、パナソニック9%、ソニー8%、東芝7%の順だった。韓国企業等が市場の半分に近い49%を掌握している。
 今年1月のシェアは、三星電子33%、ソニー15%、パナソニック12%、LG電子10%、東芝5%だった点と比較すると、三星電子は1位を固持し、LG電子は4位から2位に上昇、三星とLG電子のシェア合計も1月の43%から8月は6%ポイント高まった。
 8月の米国市場で売られた液晶TVは、三星電子製品が36%を占めており、LG電子(13%)、ソニー(10%)、東芝(9%)、シャープ(8%)が後に続いた。1月のシェアが、三星電子(31%)、ソニー(19%)、LG電子(11%)、シャープ(7%)、東芝(6%)の順だったことと比較すると、三星とLG電子の市場掌握力が大きくなり、ソニーの支配力が著しく弱まった。
 プレミアム級発光ダイオード(LED)TVの8月販売金額は、三星電子が47%で圧倒的に高く、LG電子14%、シャープ12%、ソニー9%、東芝5%などで、韓国メーカーの比率が61%にもなった。三星電子は1月より8%ポイント、LG電子は3%ポイントそれぞれシェアを高めたことで、韓国企業の製品は1月10台中5台だったのが、8月には6台以上に増えた。日本企業はソニーのシェアが、1月の26%から8月9%へ急転直下した反面、シャープは9%から12%、東芝は2%から5%に高まった。
 3DTVではLG電子の躍進が目立った。フラット3DTVのうち70%ほどを占める3DLCDTVの8月シェアは、三星電子(61%)、LG電子(19%)、ソニー(14%)、シャープ(3%)、ビジオ(2%)の順で、韓国メーカー2社で80%を占めた。三星電子の支配力は1月(53%)よりはるかに大きくなり、1月は6%だったLG電子のシェアも7ヶ月間で13%ポイントも上昇して、'メード バイ コリア'(MADE BY KOREA)製品が21%ポイントも急増した。
 業界関係者は、"世界経済低迷でTV市場が全般的に萎縮した中でも、韓国企業等が善戦している"と評価した。

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ミ( ゚w゚)彡 <さて、この記事でのシェアは販売額基準と冒頭にありますが、途中からいきなり販売台数基準が混ざっているように見えます。それとも記者の勘違いなのでしょうか。サッパリわかりません。
 さて、シェアの拡大には市場の拡大以上に販売数を伸ばすやり方と、市場があまり拡大していない場合には自社の販売数を増やす(他社の販売数を減らす)やり方とがあります。最も容易なのは、品質が同等か下回っていても、それを凌駕する価格的魅力を打ち出すことですね。単純に言うと安売りです。

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/asia/1316585828/54
54 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2011/09/22(木) 09:39:55.66 ID:9PvEuNXE
LCDパネル終わりの見えない下落 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20110921/40499176/1
http://news.donga.com/IMAGE/2011/09/22/40504493.1.jpg
モバイル用途を含め全て下落、三星電子・LGD第3四半期実績暗黒
 液晶表示装置(LCD)パネル価格が、終わりが見えない下落局面に入った。半月単位で算定されるごとに、最低価格を更新している。作って売るほど損害が出る状況で、三星電子とLGディスプレイの第3四半期(7~9月)実績は悪化するものと見られる。
 21日市場調査機関ディスプレイサーチは、LCDパネルの9月後半期価格がPCモニター用、ノートブック用、TV用、モバイル用、タブレットPC用など全てで下落したと明らかにした。代表的なLCDパネル製品である40~42インチ超高画質(Full HD) TV用製品は、9月後半期は212ドルに落ち込み、9月前半期(215ドル)より3ドル落ちて最低値を記録した。この製品は昨年1~4月には340ドルに達していたが、徐々に下降して昨年8月末には295ドルと、300ドルを割り込んだ。これは昨年初めより127ドルも急落したのことになる。同じ大きさの発光ダイオード(LED)TV用パネル製品は、5月初めに320ドルに反騰して回復傾向に入ると展望されたが、7月から再度下落を始め、9月前半期287ドル、9月後半期は280ドルに落ちた。
 TVに比べてあまり下がっていないPCモニター用とノートブック用、モバイル用でも、下降曲線を描いている。最近のヨーロッパ市場における財政不安が、消費者心理に影響を及ぼしたと分析される。PCモニター20インチ製品は、先月末の64ドルから、今月の初め62ドル、今月末には61ドルに下がった。ノートブック用もすべてのサイズで約2%下がっているほか、需要急増が予想されていたモバイル用途でも、2インチあたり価格は5月末の5.05ドルから、今月末4.96ドルに下落した。

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ミ( ゚w゚)彡 <パネル自体は原価割れだと告白しています。完成品であるテレビまで原価割れしているとは断言できませんが、ライン維持のための生産量と原価引き下げ圧力とのバランスで価格が形成されるとすれば、テレビ価格自体が厳しい競争に晒されていると見てよいのではないでしょうか。