群山港物流量から見えること | Korea Economic News by KANI

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群山港の物流量が金融危機以前の水準'完全回復' 【ニューシス 東亜経済】
http://economy.donga.com/total/3/01/20100320/26975212/1

 全北(チョンブク)群山(クンサン)地方海洋港湾庁は、景気回復にともなう企業の投資拡大と自動車輸出好調などに力づけられて、群山港の物流量が持続的に増加していると明らかにした。

 群山港湾庁は20日、"全北群山港を通じて処理された貨物量は2月末基準総303万1000トンで、前年同期対応45%が増加したと分析され、金融危機以前の水準を完全に回復した"と明らかにした。

 処理された物流量は輸出82万1000トン(前年対比206%)、輸入154万7000トン(169%)、沿岸66万3000トン(86%)であると暫定集計された。主要輸出入品目は自動車および部品(75万5000トン前年対比219%)、原料・副原料(31万1000トン135%)、とうもろこし(30万9000トン792%)、パルプ(15万7000トン320%)、屑鉄(8万7000トン348%)、鉄鋼類(6万トン250%)等で全ての品目が大きく増加した。しかし沿岸貨物はセメント11万トンと砂6万4000トンで、前年対比物流量が73%と35%へそれぞれ減少した。

 コンテナは前年対比268%増加した1万7466TEUを処理して、二倍以上の増加傾向を現わして急成長を継続していて、来月には群山-釜山間沿岸コンテナ航路開設が予定されていることから、今年は9万TEU処理を目標にしている。

 群山港湾庁は"輸出好調とともに、国際原材料価格の上昇時に超過輸入された備蓄物量縮小により、原材料輸入が拡大すると見られて、物流量増加傾向はずっと持続するだろう"として、"これとは別に官民合同'群山港貨物誘致団'を積極的に運営するなど取り扱い物流量誘致に努力をつくす"と話した。

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ミ( ゚w゚)彡 <見出しだけ見ると回復基調にあるように感じてしまいますが、沿岸(=国内)貨物でセメントと砂が減少しているということは、土木建築の内需はさっぱりだということが読み取れます。

 輸入した原材料を加工して輸出で稼ぐサイクルは動いているものの、その利益が国内の景気を刺激するまで至っていないのです。

 企業が内部留保しているのか、配当で支払うのか、実は粉飾だったのかは分かりません。しかし、国内での設備投資を渋っているか、内需に期待していない可能性は高いのではないでしょうか。