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心のお話と雑記ブログ 

心理のお話などを独断と偏見も交えてお話します!!

心理問題の解決方法はまずは「その人の現状を知る」です。

 

何に悩み、どのような問題を抱えているのか。

 

ただ心理カウンセラーは当然、言葉をそのままそれだけとは受けとらないものに思います。

 

例えば「子供の不登校に困っています」と親御さんから訴えがあったとして、もしかしたら普通は「学校に行けないこと」が問題と捉えるかもしれません。

しかし、前回お話したように本当の問題はその子のさらに心の奥にある人への不信感や恐怖、自己否定感(いじめなどはとくに「いじめられる自分が弱いからだ」とか「自分に問題があるんだ」と思いがちです)などが原因で「人と関われない」という心の状態が問題の本質だったりします。

なぜなら不登校の問題が「学校へ行けないこと」ならば、その子が学校へ行かなくてもいい年齢になれば自然消滅で問題はなくなるはずですが、実際はその後も人と関われず、悩み続け、苦しみ続けるからです。

 

改善をしようとする人間にこのような問題への意識がないと物理的に学校へ行かせるなどというトンチンカンなやり方をしてしまい、その子の心をさらに対人不信、対人恐怖へと追いやってしまうのです。

 

さて、このような場合、アプローチの方向性はいくつかあります。

ひとつは「学校の環境を変える」です。

いじめがあるならば、「いじめをやめさせて、安心安全な環境にする」です。

しかし、これはかなり困難です。

ごく一部の優秀な教師や学校カウンセラーなどが親御さんからの相談を受けて対処してうまくいくケースもわずかながら聞いたことはあります。

しかし、実際は次から次に不登校者をだす学校、校長というのはかなりいます。

そもそもいじめの相談を受けて事実確認すらせず「逆ギレ」する教師の話は何度聞いたことか。

こういう場合、かなりの確率で校長の人間性に問題があります。

事なかれ主義、現状維持の官僚主義、自分の経歴や老後の心配しかしない利己主義、などいくつかの特徴があります。

親御さんや子供からすれば当たり外れのギャンブル状態です。

なのでまずは相談はしたほうがよいのですが、期待はさほどしないほうがよいかもとは思います。

そしてこれは「自分は変えられるけれど、他人は変えられない」という基本原則でもあります。

もちろん実際はいくつかの他者へのアプローチ方法はあります。

究極は心理カウンセリングに思います。

しかし心理カウンセリングはまず効果を発揮しやすい環境を整え、カウンセラー側の精神的負担や知識や技量など必要なものが多く、また時間がかかります。なによりも「変わりたい」というクライアント側の意識が重要です。

そもそも学校側は「自分たちは教育の専門家だ」という自負から第三者の介在を好まない傾向もあるでしょう。

数多くいる親の、その中の一部に過ぎない。

そういういささか傲慢な意識もあるかもしれません。

 

となるとやはり一見遠回りなようですが、その子自身の変化というアプローチのほうが経験上も確実です。

 

では、どういった部分から(自分の場合)アプローチするか。

 

それは次回以降にお話しできればと思います。

不登校にもタイムリミットがあるのでしょうか?

 

不登校自体は大学卒業年齢くらいになれば自然消滅というのがほとんどのように思います。

みんな通常は学校へは行かなくなるからです。(個人的に再入学や転部、院への進学や専門学校に

行くなどはあるでしょうが)

つまり不登校=学校に行かない(行けない)ことそのものは実は問題ではないと考えています。

(もちろん時間や体験などを失い、自己評価も低くなりがちなのでなんらかの改善は必要です。そして、不登校は終わっても、そこから長期のひきこもりになるケースも多いかと思いますので放置は基本良くないと考えています)

 

むしろ問題なのはいじめや教師との人間関係の悪化といった人間不信や対人恐怖といった心の状態のほうです。

不登校はそういったトラウマや発達系の問題からの居場所のなさといったその子それぞれの問題からくる行動のひとつにすぎません。

 

「人間」と関われない

 

ここが問題なのです。

だからすこし前にも問題になったようですが、本人の心を置き去りにして無理に力づくで学校へ行かせる手法は妥当性に欠く手法でしかないのです。

最悪はうつ病などを発症したり、自傷などの問題を悪化させることもあるでしょう。

 

では、なぜそのような強引な手法が行われるのか?

 

理由は「簡単だから」です。

 

相手は子供です。

力づくで言うことをきかせるなんて短期間ならできるでしょう。

 

しかし、その子のことを知り、不登校へいたる原因を探り、その子の心を丁寧に知っていくのはスキルも素養も知識も経験もいろいろなものが必要で、そしてある程度の時間はかかるものです。

 

それで親御さんの中にはわかりやすい強引な「ただ学校へ行かせる」ということだけをさせる人もいます。

しかし仮にうまくいっても、大抵は数日限定の話だったりします。

 

「不登校」というのはその子のメッセージです。

 

”その子がなにか問題を抱えている”

 

子供なのでうまく言語化できない。

そこで「行動」で親や周囲の大人たちへメッセージをくれているのです。

 

そのメッセージは、その子なりの精一杯の真実です。

大事にすべきものと考えています。

タイムリミットはいろいろな問題においても存在します。

 

発達系の一部でも、もう少し早い段階で感情コントロールの訓練や自己認識を高めるアプローチなどをしていたら「今とはかなり違う現実だったかも」と感じることがあります。(その差は3~5年程度というスパンです。)

そういう場合、多くは親御さんが診断や他者(専門家含めて)を頼るなど目前の自分に都合の悪い現実を拒否してしまった結果に思える事例があります。もちろんこれは結果論の部分もあります。それでもうまくいかない場合もあるでしょう。

しかし、チャレンジはできたはずです。

問題はタイムリミットが過ぎてからはそういったチャレンジ=アプローチも効果が極端に薄くなる場合がある、という点です。

クラシック音楽の訓練は幼少期から始めないとというケースやフィギュアスケートのように年齢のピークが早いスポーツのケースと似ている部分があるかもしれません。もちろん何事にも例外はありますが。

もちろん親御さんを責めるわけではありません。

親御さんは原因は自分と、自分で自分をとても責めてしまっているのですから。(改善に焦りは禁物という部分もあります。)

だからこそ伴走者のような、補助的な存在がいたらよかったのにと思うことがあるのです。

 

うつ病も治癒が現在はなく、寛解までということを知らない人が多い印象です。(将来は治癒への治療法は確立されるとは思いますが)

昔に比べて徐々に原因解明(仮説段階でも)や良いお薬なども生まれてきていますが、うつ病はいったんなってしまうと日常生活は送れるレベルには回復するけれどいつ再発するかはわからないという寛解どまりが通常です。

うつ状態のレベルなら治癒は可能でしょう。(プライベートでうつ病が治った、治したということを本人から聞いたことがありますがよくよくお話を聞くとこのうつ状態のようでした)

その差はいろいろな理由や原因を挙げられるでしょうが、やはり時期が重要に思います。

ストレス環境に長くいすぎた、投薬含めて治療を受けなかった、サポートする人に出会えなかった、などで改善の時期を逸してしまった場合が見受けられます。

やはり早く専門家に相談し、医療を受けたほうがリスク上もよいと思います。もちろんこれも治療者と合わない、薬の副作用がきついなど個人差もあり、難しい問題ではあります。

 

ただやはり早い段階で対処をするほうがリスクは軽減するように感じます。

 

家族、友人など第三者がある程度の知識を持っていると早く問題に気づきやすいなどベターな改善ルートへ向かいやすいというのはとても重要に思います。

知識がないと「イジメはいじめられるほうにも問題がある」とか「ブラック企業でも根性があれば耐えられる」とかとんちんかんな言葉しか出てこないものです。

結果、一生苦しむことになるのならば、できるだけ早くそんな環境からは離れたほうがよいのです。

そういう意味でも「タイムリミットがある」という意識は重要に思います。

 

 

現状でもタイムリミットの手前なら、いくらでも改善ややり直しはできるのですから。

もちろんタイムリミット過ぎてもやれることはいろいろあります。

あくまで高リスクかどうかということです。