緑陰道路は花街道・・・移ろう花模様 | ケンちゃんのブログⅢ

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大野川緑陰道の四季を彩る動植物

 

地震で明け、

政治改革で

揺れる国会に、

寒波と大雪で

交通網まで

混乱する昨今ですが

皆様ご機嫌

如何お過ごしですか?

  

モノ皆枯れるこの頃

緑陰道路の花も散る花

寒風に震えながら

尚、頑張る花、

春を待ちきれずに

咲く花、

満を持して春を

待つ花と様々・・・

 

 

散りゆく花の代表は

山茶花

 

 

真紅なる

山茶花一つ

散り残り

うつくしき物の

さびしさ見する

(窪田空穂)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苦しみて

生きつつをれば

枇杷の花

終わりて冬の

後半となる

(佐藤佐太郎)

 

 

 

 

 

 

 

残花の蜜を求めて

一羽のメジロが

忙しく・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一枝の七変化が

風に震えて咲いてます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪の上に

照れる月夜に

梅の花

折りて送らむ

はしき子もがも

(大伴家持)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うつくしや

紅の色なる

梅の花

阿呼が顔にも

つけたくぞある

(菅原道真)

 

 

 

 

満を持して春を待つ辛夷

 

 

 

時しあれば

こぶしの花も

ひらけけり

君がにぎれる

手のかかれかし

(続詞花集・詠み人しらず)

辛夷を詠んだ古典和歌は

この一首のみ

 

 

 

 

 

 

 

緑陰道路の移ろいを

静かに眺める

「緑道の主」

サビ姐さん

 

 

時節柄、ご自愛の程

お祈りいたします。