大寒に散る山茶花 | ケンちゃんのブログⅢ

ケンちゃんのブログⅢ

大野川緑陰道の四季を彩る動植物

最も花の少ないこの時期

僅かに咲いてた山茶花も

大寒に耐え切れずか

舞い散っています。

 

 

 

 

万葉集には初春に咲く椿は幾首か

詠まれていますが初冬から

花を咲かせる山茶花を

詠んだ歌は有りません。

異称姫椿と言われ

江戸時代以前では

田安宗武の詠んだ

次の一首があるのみです。

 

ひめつばき

名にも似ぬかも

風すかぬ

狭間にし植ゑば

虫枯らすなり

悠然院様御詠草(桑山茶)

田安宗武

 

 

 

 

 

「ふ~む?そんなもんかニャー」と、

サビ姐さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人いゆき

日ゆき月ゆく

門庭(かどには)の

山茶花(さざんくわ)の花も

ちりつくしたり

「山と水と」佐々木信綱

 

 

 

 

 

 

 

髪をすく

汝(な)がゆびさきの

うす赤み

おびて冬きぬ

さざん花の咲く

「陰影」前田夕募

 

 

 

 

 

 

雀鳴く

あしたの霜の

白きうへに

しづかに落つる

山茶花の花

「長塚 節全歌集」長塚 節

 

 

 

 

 

 

 

 

「ニャンや、全然おもろニャいなぁ~

最後まで見てくだはった

皆はんには申し訳おまへん

ふか~くお詫びします」