逆行性膀胱造影 | 膀胱癌闘病|けんざぶのブログ

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46歳で膀胱癌を発症し、化学療法2クール施行後、膀胱全摘術(尿路変更は新膀胱/代用膀胱)をおこないました。闘病ブログです。同じような立場の方に参考にしていただければ幸いです。

みなさんお久しぶりです。

しばらくバタバタして更新が止まってしまっていました。

 

さて、現在排尿の方は、、、残念ながらイマイチ。

踏ん張っても残尿が多く、自己導尿しないと出ないことも多く、自己導尿も狭窄部が硬くてなかなかカテーテルがスムーズに進まない感じです。

 

このやっかいな尿道狭窄を治せないか、他院の専門の先生に診てもらうために、紹介の際の持参するデータとして先日、逆行性の膀胱造影をしてもらいました。

当日は主治医の先生は会議だったようで若い指導医の先生と研修医っぽい先生の2人で検査してもらいました。

検査着に着替えて、検査室でちょっとドキドキと待っている自分。。。

また痛いかなぁ

ただ、検査は12Frのいつも導尿してるカテーテルを入れての造影検査だったのでそこまで痛くはなかったです。

終わった後にはあちこち尿道がヒリヒリしましたけどね。

 

さて、指導医の先生が見ながら研修医君がチンチンの先からキシロカインゼリーを注入。

これは、自分も先生に言われて導尿の時にやってるんですが、研修医君は少し勢いが強くてちょっと痛いな。

そして、そろそろとカテーテルを先っぽから入れていきます。

大丈夫かな。。。

特に問題なく進み、膀胱に入る前に尿道に造影剤を注入。

「ん?」と指導医の先生。

「普通ここに注入すれば膀胱まで少し入って行くんですけどね。だいぶ狭くなってますね」と。

あー、やっぱりそうか。。。

人より狭いんだよね。だから出にくいんだよね。

 

次に膀胱に向けてカテーテルを進めようとするが括約筋の手前あたりで何度やっても跳ね返される。

数こなしてる指導医の先生が入れられないってやっぱり相当狭くて入れにくいんだな。

「おかしいなぁ、コシがないからかなぁ。ガイドワイヤー持ってきて」

と指導医の先生。

初めて導尿指導を受けた時に、女医さん2人がかりでカテーテルがなかなか入らなくて、さらにピアノ線みたいなガイドワイヤーを何度も入れられて尿道で跳ね返されて痛かった悪夢が思い出される。

自分「いやいや、ちょっと待ってください!」「ガイドワイヤーは勘弁してください。もっとチンチンをまっすぐ引っ張ってあげないと入らないですよ」

若先生たちに入れ方を指導。

ゼリーでヌメヌメだったがなんとか指導医の先生が正面方向にチンチンを引っ張るとカテーテルが膀胱に入ってくれた。

ひとまず、ホッ

次に膀胱に造影剤を注入する。

指導医「じゃ、今度はおしっこしてみてください」

立ったままかぁ

普段は座ってしているが立つとおしっこはますます出にくい。

ウーン、ウーン、ウーン、、、

3,4回踏ん張ってもおしっこは出ない。

自分「すみません、あんまり出なくて」

というと、

ナース「もう踏ん張らなくて大丈夫ですよ!」

少し焦って言われたような気がした。

おしっこ出てないけどなぁ

踏ん張りすぎるとうんち少し出ることことあるんですって言ったから焦ったのかな。

立ってれば大丈夫なんだけど。

指導医「少し膀胱から造影剤出たんでもう大丈夫ですよ」

もう大丈夫か。ホッ

指導医「ほらここが狭くなってる。尿道と膀胱の吻合部に近い部分ですね」

主治医の先生には、膀胱鏡で見て狭窄は吻合部の手前の尿道括約筋のさらに手前の尿道の部分だと言われている。

その部分のことだな。

指導医「これで終了です。お疲れ様でした。」

こんな感じの膀胱造影でした。

 

やっぱり狭いんだなと実感した検査。

紹介先の病院ではうまくこの狭窄解除してもらえるかな。

括約筋に近い部分だし難しいかもしれない。。。

そして、仮にできたとしても、3ヶ月間、膀胱瘻を作って尿道を休ませないといけない。

これがなかなかのハードル。

膀胱瘻は皮膚から膀胱に直接管をさして排尿することを言うが、新膀胱は解剖的な位置が変わっているので腸を避けて行かないとドレーンが刺せない。

そうなるとお腹を開けて手術しないと膀胱漏は作れないと主治医の先生に言われている。

それは避けたい。

仮に回腸導管に付け替えたりすることがあればさらにリスクが出てしまう。

3ヶ月も自排尿で耐えるられる自信もない。

どうなることやら。

 

ちなみに尿道狭窄の診察は再来週行ってきます。

結果はまた後日書きますね。

 

今、尿道が狭く硬くなりにくいように柴苓湯という瘢痕を抑える漢方を内服しています。

先は読めない状況だが、柴苓湯でなんとかおしっこできる状態を保てれば嬉しいのだが。