体力の回復までにかかる時間 | 膀胱癌闘病|けんざぶのブログ

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46歳で膀胱癌を発症し、化学療法2クール施行後、膀胱全摘術(尿路変更は新膀胱/代用膀胱)をおこないました。闘病ブログです。同じような立場の方に参考にしていただければ幸いです。

(2023年12月16日の日記)
おしっこの出にくさは相変わらずだが、体力は少しずつ回復している気がする。
結局どれくらい回復に時間がかかったんだろう。
1年くらい前から化学療法を開始した。
最後の化学療法が終わってから10ヶ月、膀胱全摘からは9ヶ月経った。
やっと気力と体力が戻って来た気がする。
意外と時間がかかったなぁ。
仕事は既に少しずつ再開していて今ではフルで働いている。
少し忙しいと疲れやすかったり、頭痛がしたり、運動すると前より疲れやすかったりしていたが、今はだいぶ良くなった。

正直今もたまにだるいことがあるがほぼ回復したかな。
最初はだるさ、疲れやすさが結構あった。特に半年以内は。
謎の蕁麻疹が、術後7,8ヶ月は続いてやっとおちついてきた。これはリンパ節郭清でリンパの流れが悪くなったのもあるのだろう。
あとは免疫が乱れたせいかやたらと風邪をひいた。
退院して7,8ヶ月でコロナを含めて3回も風邪を引いた。
前は数年か1年に1回くらいだったのに。
風邪をひいても回復に時間がかかる。
熱が下がりにくく仕事は3日くらい休む必要があった。
気管支炎、副鼻腔炎、落ち着いたと思ったら咳喘息になってだらだら炎症が続いた。
最後はステロイドの吸入でなんとか。
思ったより術後は体が弱くなって免疫も乱れてしまうと感じた。
化学療法のせいもあるのかな。
化学療法後のあとから、脱毛や血球現象の副作用などを経て疲れやすい状態が続いていた。
ほぼ副作用は落ち着いたと思っていたが、リンパ球などの寿命は長く、すぐには減りにくいぶん、回復には時間がかかるのかもしれない。

まだ回復の途中ではあるが、肌感では、ある程度しっかり回復するまでは1年は見たほうが良いのではないかと思う。
人間の細胞は新陳代謝されて常に入れ替わっている。
組織によってその速度が違うが、ダメージを受けた細胞が入れ替わって体の環境がもとに戻るのにはそれくらいかかるのかな。

ま、今はおしっこには苦労しているとはいえ、こうして復活してまた人生を過ごせることに感謝。
1日1日大事に。