あぶない年越し 6 宝のやり納め1 | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

*本日2話めの更新です。


昼間っからすみません照れ




5 彼女からの電話



から、どうぞ。









ギシッギシッ


揺れるベッド。四つん這いになった女の両の乳房を後ろから揉みしだく男の手。


女が首を仰け反らせ、声を上げる。すると、男が後ろから女の顎を掴んで振り向かせた。



「聡美ダメだよ」



「あだって



「だってじゃない。隆史にバレるだろ?我慢して?」



俺は片眉を上げてそう言うと、聡美の唇をキスで塞いだ。



俺たちは今、隆史という高校生の男子を預かっていた。



聡美を後ろから貫いて、静かに上り詰めて果てたちょうどその時、ベッドサイドに置いた俺の携帯が鳴った。



条くんからだった。腕枕を外して電話に出る。



「もしもし」



「よぉ。ごめんな。やり納め中に」



えっ⁇まさか、このタイミングでかかってくるってみ、見られてた⁇


思わず窓に目をやった。カーテンは閉まっている。



な、わけないか。



気を取り直して、条くんに問いかける。



「なに?どうしたの?」



「お前んとこさぁ、今誰か預かってたっけ?」



「ああ




ふと見ると、聡美が悪戯っぽく笑って、布団に潜った。




「ひとり預かってる」




聡美が見えなくなって、布団がモゾモゾ動く。



「男?女?」



「高校生の男子っウッ



「え?」



「ああぁっえ



聡美め



「じゃ、ちょっと難しいか」



「な、なにが?」



あろうことか、やっとおとなしくなった俺の息子が聡美の口に含まれていた。



「お前に頼みたいことがあったんだけど



条くんの少し沈んだ声。真夜中に聞く条くんの低く囁くような声は妙に色っぽかった。



ああ…ダメだ。




「さ、聡美…っ、ちょっとやめろよ」



条くんの言葉に集中できない。




「え?条くんい、今なんて?」



「宝



なに?」



「お前今何やってる?」



「な、何って



思わず辺りを見回した。いやいや、見られてるはずはないのにどうもみんなバレてる気がして落ち着かない。



「聡美さんは?」



「さ、聡美っ?」



「お前、なんか変だぞ」



ドキッ!



「聡美さん、いるんだろ?」



「う、うん」



「代わって」



「ええっ⁇」



「は?何デカい声出してんだよ。びっくりすんなぁ。何?取り込み中?」



「と、と、取り込み中っ⁇ってかあ、あ、で、電話のこと?電話代われって?」



「電話以外に何があんだよバカ」



だよな。


バレてるわけないし、こっちだったら、ぜっったい代わってやんないよ!