ザ・ファブル〜ピュアな岡田准一 | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

気は優しくて力持ち。

そういう男の人は可愛い。殺し屋でないふだんのアキラは、ちょっとそんな感じだと思いました。


准ちゃん演じるアキラのキャラが好きです。


盗撮してた男子に対する対応が、特に好ましい。


枝豆飛ばして、盗撮阻止。

最後は『本人が気付く前にやめろ』というメモ書き。


みさきちゃんには言わない。その男子にも報復的なことはしない。


アキラは考えて、じゃなくて感覚的に、そうしてるんだと思う。そこがいい。


凄腕の殺し屋。でも、悪人ではない。悪人でなければ葛藤を抱えているはず。でも、それもあまり感じさせない。かといって冷徹ではない。


そんな、内面がよくわからない殺し屋アキラの、根幹にある素朴で純粋な感じが上手く出てたな。


アキラはサヴァン症候群だという設定ですが、無表情だったり、基本的に悪意がなかったり、場の空気が読めなかったり、言葉を字義通りに受け取ったり…


そのどれもダイレクトに純粋さを表現するものではなかったのに、アキラの最大の魅力とも言えるピュアな部分が伝わってきて、見終わった後にジワリました。(見てる最中はアクションとかに気が行ってた)



そうそう。

准ちゃんってコメディ上手いじゃないですか。でも、木更津のぶっさんとアキラじゃ、あまりに違いますよね。

ぶっさんの場合は、生き生きと、慌てたりパニクったり肩透かしくらったり、そんな演技をコミカルにやるのが上手かった。

でも、今回は、本人大真面目で意外な行動を取るって演技で、笑いを誘う。そっちの方が絶対難しい!



映画は面白かったけど…ひとつ不満を上げるとすれば、ヤクザの内輪揉めというスケールの小ささ…(・・;)そこが興醒め。


今どきヤクザの内輪揉めって…入り込めないわ〜。


この豪華キャストと世界レベルのアクションで、やってることが、

ヤクザの内輪揉め!(←3回目)。

反社会勢力の権力争いなんて、イケメンが揃いも揃ってやることじゃねーわ!(あ、白い巨塔の時もみみちい権力争いにシラけたんだった)


あ、原作の漫画はいいんですよそれで。私は、アクション映画としてはスケールの大きい物が好きなだけです。


続編で、アキラ、SPに転職しないかな。


以上ニコニコ