アウトな健のキス、コメンタリー 3 | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

俺は宝のおでこにチュッと舌で音を鳴らしてキスをした。


「おおーっ!」


って条が目をキラキラさせる。


「これがー、これがね?…まだだ宝。じっとしてろって。これが、舌を鳴らさないとどうなるか。もっかい行くよ?」


「もういいよぉー。わかったからぁ」


って宝は耳を赤くして肩を落とす。でも抵抗はしない。


今度は舌を鳴らさずに右のほっぺたにキスをした。


さっきほどの音は出ない。


「スカみたい」


って条が笑う。


「でしょ?唇だけでさーあの音出すにはさー…まだだって!宝!」



「もう勘弁しろよ。今度条くんだよ!」


「そっか。条が嫉妬するもんな」



「しねーよっ!俺はいいッ!」


俺は条の前に回って、条の膝にまたがってちょこんと座った。


「なにしてんのっ⁇」


って条の声がひっくり返る。


「舌使わねーから」


「当たり前だっ!」



「はい、目つむって」


「嫌だ」


「マツコかよっ」


「ムリムリムリ!素面じゃムリ!」


「お前、素面で俺の襟足にキスしたことあっただろ!」


「俺からすんのはいいんだよ!」


「わがまま言ってんじゃねーよ!」


「わがままじゃねーだろっ!」



「だぁいじょうぶだって。リラックスリラックス。はいッ」


俺は逃げられないように条の肩をがっちり掴んだ。