二十日鼠と人間 感想 | 上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

上目遣いのけんちゃん先生 V6カミセン 小説

V6の三宅健と森田剛と岡田准一をイメージしたイケメン教師が、今どきの女子高校生たちと繰り広げる学園ドラマ。ドラマの進行の合間に出てくるけんちゃん先生の古典講義は勉強にもなる?

原作を読まず、ネタバレを回避し、ついに、観ましたよー!ジョージ三宅を!


原作を読んでおけばよかった、と思うことはありませんでした。ってかもう原作読まんでいいわ。笑




以下ネタバレ注意注意


ざっくりした感想は、

とにかく健ちゃんのビジュアルが最高‼︎

キャスティングがぴったり。

共演者が素晴らしい!

そして原作(読んでないから演出か?)が良い!

奇をてらったところがなくて、まじめにテーマに沿って話が進んでいくという構成に大変好感を持ちました。

ドラマでも何でも、最近のものはテンポが速くてどんでん返しがあってっていうエンターテイメント性が重視されるものが流行るけど、そういうのとは一線を画した作品でした。古典だから当たり前か。


舞台上でセリフによって何度もテーマが確認され、ゆっくり確実に予想される結末に向かっていく。



観る者に考える間を与えない作品ではなく、観ながら考える余裕を与えてくれる作品。


途中から結末が見えてくるんだけど、それも悪くない。


そして、結末が非常に腑に落ちる。
ジョージならそうするだろうと。

そういう意味で、後味は、私は悪くはなかったです。ジョージのキャラが大好きだから。(ジョージ見てると自分が以前小説で描いた『朝顔夕顔』の夕顔と重なってしまった)


健ちゃん、似合ってました。ジョージの役。すごく男っぽくてよかった。

でも、レニーがやらかしてからは情けなく見えてくるの。ジョージが可哀想で泣けた。それもまた男。女に可愛そうと思われるほどにいい男。どうでもいい男には女は非情なのだ。


夢は語る相手がいてこそ。



話し相手が欲しいの。
本なんて役に立たない。
聞いてくれる相手がいればいい。
みんな自分のことだけ。
気にかけてくれる人がいる。


ニュアンスだけどそんなセリフが繰り返され…




俺にはジョージがいる。
ジョージには俺がいる。


それは、夢を持つより人を救ってくれることなのでしょう。



夢がないことに負い目を感じてる若者に言ってあげたい。夢を探すより、そういう相手を見つけてごらん、と。

自分から孤独になってく子たちもけっこういるので。


あとね、私の一番の萌え台詞をご紹介します!←押し付け

もちろんジョージの台詞。ニュアンスですが。


「女は金で買うのが一番だ。一晩やることやって後腐れなし!値段も最初から決まってる」


真理かもしれん…(・・;)
(だらだら付き合ったらいくらかかるかわからん)


いやいや、そうじゃなくて。そんな孤独なジョージに惚れてまうラブ
私が当時の美女なら(つまり私じゃなかったら)意地でも惚れさせたるわ!


ジョージ最高‼︎
また、パンフレットのフォトが最高‼︎
モノクロのジョージのアップなんて、ジェームスディーンかと思ったわ‼︎‼︎


以上

今日もどっぷり三宅沼照れ