『第46回朔太郎忌・虹を追ふひと』in前橋市 | 特撮大好き舞台人。であります!

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平日は地元(秩父)で社会人をしながら週末は芝居(主に舞台)活動している
「社会人役者」です。
2022年秋より俳優・橋爪淳さんの弟子の1人になりました。
アニメ・特撮大好き。
好きなキャラ御三家は、
ケロロ軍曹・ニャンコ先生・セブンガーであります!

5月12日(土)、群馬県前橋市に行って来ました。

『第46回朔太郎忌・虹を追ふひと』がありましたので。


このイベントの第2部のリーディングシアターに、大好きな堀内正美さんが出演するのだから、

『行かないわけには行かない!』(By二百十日(夏目漱石)の圭さんの台詞)

と、いう訳で群馬県前橋市まで。

会場は、前橋駅からすぐ近くでした。


整理券貰って、受付でチケット買って・・・

開場時間までロビーで待っていて、いざ開場!

第1部は、シンポジウムという事で、3名の方が朔太郎を題材に?色々な意見交換や発言を繰り広げ、約90分。

高橋睦郎さんが、自分の知り合いと一緒に病院経営していた医師の方(2年半前に他界)と交友があったと聞いたので、高橋睦郎さんの話は興味深く聞いてました。

休憩の後、第2部のリーディングシアター。

出演者は5名。壇上に登場して、前にマイク4つ。

内一つは、主役のモノローグ・ナレーション用。

3つのマイクを使い、出演者が台本片手に演技の掛け合いを・・・あれ?これって。

『公開生アテレコ』と一緒ですね。

主役の女子大学生が、学内の文学部で変わり者の青年、そしてその彼女と出会う所から始まりまして。

しばらくは文学部活動での3人のやり取りが続き、やがて1人は、休学で文学部から離れてしまい。

変わり者の青年も、心を病んでしまい実家に引きこもってしまい・・・

序盤は大学生3人で話が展開する為、萩原朔美さんと堀内さんの『アダルトチーム』は、座って待機状態が続いてました。

そして、夏休みに主人公が青年の実家を訪ねた時に、遂に堀内さんの出番が来た~

堀内さんは青年の父親、萩原朔美さんは主治医の先生役。

朗読劇ではあるけれど、堀内さんの演技(声だけでも演技だと自分は思うので)を初めて生で拝見!

萩原さんとのアダルトチームも、負けじと良い演技が繰り広げられ。

でも、役者さんの演技を楽しむのと同時に青年の心境に感情移入もして行きまして。

だって、自分も子供の頃は内向的で内に籠もり、感情は表に出せず、人前では緊張して何も話せず。

父親の(病気とはいえ)暴力と、母親の心無い発言に怯え他人の顔色を伺いながら過ごすようになった小学校高学年~中学生時代。高校生になり少しはマシになったけど、それでも変わらず。

内向的な自分を変えたい!と思いゴルフ場のフロントで働き、その後公務員になった時に同級生の

『声優養成所に通う』という行動に触発され、自分も声優養成所に通い、卒業してから社会人劇団を見つけ、社会人しながら演劇活動初めて現在に至るという。

『内向的な自分を変えたい』という思いで。

青年は、作品の登場人物になりきる事でしか自分を表に出せなくなり、内に籠もってしまい・・・

父親の協力で、作品を登場人物になりきって表現して、籠もっていた状態から復帰。

その後、役者になりたいと行動していく。

とまあ、共感することがありまくりで、誰よりも青年に感情移入してました。

まあ自分の場合は、その後に山口家両親との確執と、職場環境に適応出来ない事が原因で鬱病になり、色々あって現在に至るわけですが。

色々考えながら役者さんの生の演技を拝見していました。

終演後、堀内さんに差し入れ渡して2ショット!

昨年12月は麻布でのトークイベント。

3月も麻布(六本木)での演劇イベントでお会いして。

そして今回と、5ヶ月弱の間に3回も

『生ホリウチ』(堀内さんに直接会う事)

があるという・・・嬉しい事、この上ない状態でした。

堀内さん、他の出演者の皆様。

大変お疲れ様でした。

前橋市も久し振りですが、来て良かったです。