猫が快適に暮らすための環境づくりとは | 猫の漫画とケモナーの漫画が見れるブログ

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猫あるあるを主に描いた猫の日常4コマ漫画と猫に関する豆知識を掲載。他にも無料での似顔絵の請負や獣人漫画も見れます。

・猫が快適に暮らせる部屋づくり

部屋の間を自由に行き来できるように:
外に出してしまうのは、車もあり危険で、テリトリー外に出してしまうので不安がらせてしまいます。
が、好奇心旺盛で自由気ままなのが猫ちゃんなので、テリトリー内である家の中は、やはり自由に行き来させたいところ。
ドアや引き戸が閉まらないように、ストッパーなどを利用しましょう。
猫専用のくぐり戸を取り付けるのも良いでしょう。


日向ぼっこできる場所を特等席に:
猫は日向ぼっこが大好き。また外を眺めるのも大好きです。やはり、日の当たる居場所を用意したいところ。
窓辺にソファーや、箱、猫ベッド、キャットタワーなどを置いて、寛ぎながら外を眺められるようにしましょう。
できれば方角の異なるいくつかの窓辺に、それぞれ居場所を作ると良いでしょう。
風や匂いを感じられるよう、外気が入る場所だと、より理想的です。

ただ、熱中症になりやすい夏場は注意を。
日光を調節できる日よけシェードを合わせて使用しましょう。

また、脱走・落下事故が起きないよう、窓に防止柵をつけたり、網戸を開けられないよう鍵をつけるなど、対策を考慮しましょう。


高い場所を行き来できるように:
高い場所にいると優位に立てたり、身を隠すこともできて安心でき、そもそも優れたジャンプ力とバランス能力を持つので、
猫は高い場所を好み、犬が主に散歩などの横の運動に対して、猫は主に上下運動をしていきます。
そのため、運動不足にならぬよう、またストレス解消のため、高い場所に行き来できるようにしていく必要があります。

複数のキャットタワーの設定や、キャットウォークを作ったり、
それが難しいようなら、高さの違う家具を並べて低いところから高い場所へと登れるようにするなど、工夫しましょう。
ただ、落とされて困るようなものは置かないように、しまっておきましょう。
また、あんまり物を置かれると、猫も落ち着けなくなってしまいますので。

さらに、高い場所に箱や猫ベッドを置けば、リラックスできるスペースが出来上がります。
爪とぎやハンモックなどを組み合わせるのも、イイですね。

しかし、登れるのは人の手の届く範囲にしておきましょう。
例えば、天井の梁などにも行き来できるようにすると、そこで粗相や嘔吐をしてしまうと、
掃除がたいへんなことに……。
落下事故のリスクもあるので、そういったことも考えていきましょう。


いつでも隠れられる場所を:
馴染みのない来客が来た場合、また、多頭飼いの場合は同居猫と喧嘩して不利にたったときなど、
狭い場所に隠れて身を守れる場所が必要です。
そもそも、野生の頃の猫は外敵から身を守るため狭い場所に隠れ住んでいましたので、家猫になってもその名残がありますので。

押入れ、ベッドの下、ソファーの下、あるいは家具の後ろに隙間を作って隠れられるようにするなどもありますし、
体がすっぽり収まるダンボール箱・猫ベッド、キャリーバッグなど、複数あると良いです。
日当たりのよい場所や、ちょっと高いところなどに置いてあげましょう。


※猫のパーソナルスペース
ダンボール箱や、キャリーバッグ等、高い場所や日向ぼっこできる場所に置いてパーソナルスペースとなるようなものを、
いくつかご紹介。

〇ハンモック
吊るすところがない場合、置き型タイプならどこでも使えます。
ハンモックの素材によって耐久性があったり、寒い時期には暖かい素材を選ぶなど、必要に応じて選ぶこともできます。


〇猫ベッド
オープン型やドーム型、窓に貼り付けて使うハンモック型などもあります。
ベッドに入ってくれないときは、その猫ちゃんのニオイのついたタオルや毛布をベッドに敷くと入りやすくなるかもしれません。


〇ダンボールハウス
ただダンボール箱を置くのでなく、積み重ねてハウス型にするのも良いかもしれません。
多頭飼いの場合、複数の猫ちゃんが入れるようにもできます。


〇ふすま、押入れ
隠れ場所として、ふすまや押入れなどを選ぶこともあります。
毛布やタオルケット、マットなどを中に敷いてあげると、過ごしやすくなります。


快適な温度:
冬は、猫のパーソナルスペースに、毛布やタオルケット、ダンボールなどを敷いた猫ベッドを置いたり、
ペット用ホットカーペット(ペット用の方が温度が上がらないよう設計されていて低温火傷の心配がありません)を敷くなど、暖かく過ごせる工夫を。
トイレや水飲み場も、暖かい場所に設置しましょう。

夏は、風通しを良くしたり(ただ、窓を開けて猫が脱走しないように)、日が入らないようカーテンを閉めたり、
一部屋だけエアコンをドライで直接風が当たらぬよう上向きで使用するなどして、室温28℃ほどを保つなどして、
快適にすごせるよう工夫しましょう。

夏の暑さ対策についての記事は、こちら↓
https://ameblo.jp/kemonowebcomic/entry-12606619885.html


誤飲や怪我のもとになりそうなものは片づける:
口に入るようなものはすべて誤飲の恐れがありますので、
ヘアピン、輪ゴム、紐状のものなどを飲み込まないように、放置せず片づけておきましょう。

家具の上など高い場所には、落として壊される恐れのあるようなものは置かずに、これも片づけておきましょう。

観葉植物は、ユリなど猫にとって毒となるものもあるので、
中毒となるような植物について調べ、
観葉植物を置く際は、猫が葉を食べたり悪戯したりしないよう、対処を考えていきましょう。

台所は特に注意が必要で、刃物を放置してしまうとケガの恐れがあり、
食べ物を放置しておくと、猫が食べてはいけない食物を食べてしまって中毒を起こす恐れもあります。

猫が観葉植物を食べる対処についてはこちらの記事で↓
https://ameblo.jp/kemonowebcomic/entry-12606845299.html
誤飲についての記事はこちら↓
https://ameblo.jp/kemonowebcomic/entry-12605391053.html
猫に食べさせてはいけないものについての記事はこちら↓
https://ameblo.jp/kemonowebcomic/entry-12602570886.html


定期的に爪切りと爪とぎ:
爪は獲物を獲るための武器であり、
爪とぎする際は足の裏の臭腺からフェロモンが出て、爪を研いだ場所に自分のニオイ(マーキング)を残す役割もありますので、
爪とぎは猫にとって重要です。

が、家具や壁など、爪とぎされると困るところはたくさんあるので、
定期的に爪を切って被害を最小限(爪を切っても爪とぎしなくなるというわけではないので)にしたり、
お気に入り場所に爪とぎを設置して、そこでさせるようしていきましょう。

爪とぎと、爪切りについて詳しくはこちらの記事で↓
https://ameblo.jp/kemonowebcomic/entry-12604007903.html


食事場所:
食事する場所は、トイレから離れたところにしましょう。
野生の頃、排泄物により外敵に居場所を割り出される恐れがあるので、食事場とトイレ場所は離していました。

食事場とトイレを隣り合わせにしてしまうと、そこで食べなくなったり、トイレを使わなくなる恐れがあります。


トイレ場所:
トイレの数は、猫の頭数+1が理想とされています。

トイレにいるときは無防備ですので、柱の影など少し隠れている気分でいられる方が落ち着いて使用できます。
あまり騒がしい場所、人目の付く場所だと落ち着かず、そこでトイレをしなくなってしまいます。
また、ニオイのこもらない風通しの良い場所であることも大切です。

ただ、排泄物を確認することで健康チェックもしていかなければいけませんので、
人目につかないものの、飼い主さんの目の届くところである必要もあります。

猫は綺麗好きゆえ、トイレ掃除はこまめにしていく必要があります。
汚れたトイレだと、使わなくなってしまいます。

トイレの設置場や掃除、トイレ砂の選び方などについてはこちらの記事で↓
https://ameblo.jp/kemonowebcomic/entry-12567659702.html


水飲み場:
猫はあまり水を飲まないと言われていますが、水分を摂取しないと尿路結石や腎不全といった病気のリスクが高まってしまい、
暑い時期だと熱中症にもなりかねません。
猫がよくいるお気に入り場所に水皿や給水器を置いたり、
ウェットフードから水分摂取したりするなど、工夫が必要です。
猫にとって使いやすい器を選んだり、綺麗好きゆえに常に新鮮な水を保つことなど、いろいろと考慮していきましょう。

水の飲ませ方と水分摂取量についての記事はこちら↓
https://ameblo.jp/kemonowebcomic/entry-12617855078.html


脱走防止:
何かの拍子で網戸が外れたり破れたりしてしまい、それで猫が脱走することもあります。
網戸の外側にラティス、フェンス、網を取り付けたり、網戸にストッパーをつけたりしましょう。

ベランダに出るとき、玄関の扉を開けるとき、猫が飛び出さぬよう周り・足元をよく確認しましょう。
猫は足音立てずに移動できますので、気付かずに扉を開けて、知らぬ間に外に出ていたなどということも。

暑い時期など、風通しを良くする場合は、窓を開ける際は猫が登れる高さの窓は開けず、
猫が通れる高さの窓を開ける場合は、猫が通れないくらいの隙間で開け、
猫自ら窓を開けて出ていかないよう、上記にあるとおり網戸にストッパーをかけるなど、気を配っていきましょう。