猫に食べさせちゃダメな食べ物と食べたときの対処法について | 猫の漫画とケモナーの漫画が見れるブログ

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・猫に食べさせちゃダメな食べ物
チョコレート
カカオに含まれるテオブロミンが中枢神経を刺激して、中毒症状を引き起こします。
症状が出る摂取量は、
ダークチョコだと、体重1kgあたり5g。
ミルクチョコだと、体重1kgあたり10g。
ホワイトチョコだと、体重1kgあたり500g
と言われており、
摂取後1~2時間で興奮状態となって、尿失禁することもあり、
2~4時間で嘔吐、下痢、呼吸の乱れ、発熱が起こります。
重度だと、全身痙攣発作が生じ、最悪死に至ることも……(><)

興味本位で食べてしまう恐れがありますので、猫の手の届かない場所に保管しておきましょう。
もちろんココアなど、カカオ原料のものは危険と思われます。

ネギ類
長ネギ、タマネギ、ニンニク、ニラ、エシャロット、らっきょうなど。
加工されたもの(オニオンスープの粉末、ガーリックパウダーなど)でもダメです。
アリルプロピルジスルフィドという成分により、血液の赤血球を壊してしまいます。
症状が出る摂取量は、
体重1kgあたり5g。
無気力、衰弱、食欲低下、白っぽい歯茎、血尿といった症状が見られ、
貧血、嘔吐、黄疸、下痢、呼吸困難を引き起こします(><)

ネギ類のほかにもアリルプロピルジスルフィドが含まれる食物は、
からし、クレソン、ワサビ
ネギ類ほどではありませんが、
カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、カブにも、アリルプロピルジスルフィドは含まれています。

アボカド
果肉に含まれるペルシンにより、嘔吐、下痢、呼吸困難といった中毒症状を起こします。
症状の出る摂取量や致死量はいまだ不明です。

カフェイン飲料
緑茶、コーヒー、紅茶など。
カフェインによって中枢神経が刺激されて興奮状態になり、
動悸、不整脈、嘔吐、ふらつき、ひきつけを起こします(><)

スパイス類
内臓を強く刺激して、嘔吐、下痢、胃腸障害などを起こします(><)
スパイス類は、けっこうさまざまな食物に含まれており、
市販の魚肉ソーセージなどにも使われている場合がありますので、
原材料の確認は忘れずに。

アワビの肝、サザエの肝
ピロフェオホルバイドという成分が「光線過敏症」という症状を引き起こします。
強い光にあたると炎症を起こす症状です。
特に耳は被毛や色素が薄いので、症状が出やすく、耳の外側が壊死して取れてしまうなんてことも(><)

アルコール、生のパン生地
生のパン生地は胃の中で膨張するとアルコールを発生させるので、アルコール飲料同様に危険です。
嘔吐、下痢、震え、方向感覚の喪失、呼吸困難、昏睡状態などの症状を起こし、最悪死に至ることも(><)

ブドウ、レーズン
原因が判明されていませんが、腎機能障害の原因となります。
少量でも不調をきたすこともありますので十分ご注意を。
摂取して12時間以内に落ち着きがなくなったり、嘔吐が起こり、
24時間以内に、無気力、下痢、食欲低下、腹痛、排尿の減少を起こします。

生の豚肉
生だとトキソプラズマという寄生虫がいるおそれがありますので、与えるなら加熱しましょう
感染してしまうと、嘔吐、下痢、血便を起こし、
便から人に感染する恐れもあり、妊婦に感染してしまうと胎児に影響が及ぶ恐れも(><)

生卵、生肉、骨
サルモネラ中毒、大腸菌中毒を起こす恐れがあります。
生卵には、皮膚や被毛に影響を及ぼす酵素が含まれ、
骨は、喉に詰まらせたり、消化管を傷つけたり、歯を痛める恐れもあります。

サルモネラ菌や大腸菌は人にも感染するので、
これらを調理に使う際には、猫を近づけさせないようにして、
調理後は適切な方法で手洗いするように心がけましょう



・与えすぎ注意の食べ物
青魚(サバ、イワシなど)、生のマグロ
不飽和脂肪酸が多く含まれていて、
食べ過ぎると黄色脂肪症となり、しこり、発熱、痛み、皮下脂肪や内臓脂肪の炎症を引き起こします。

食物繊維が豊富な野菜(ほうれん草、レタスなど)
肉食である猫には消化しにくいのです。
ほかにもNGな野菜等が掲載されているサイトはこちら↓
https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=13111

イカ、タコ、エビ
生だとチアミナーゼという酵素がビタミンB1を分解してしまい、
食欲低下や嘔吐を招いて、背骨が変形してしまうことも(><)

チアミナーゼは熱に弱く、イカ、タコは猫に必要なタウリンという栄養素が豊富ですので、
食べさせるなら十分火を通しましょう。
が、消化に悪い食材ですので、与えすぎは注意!


レバー
与えすぎると、ビタミンA過剰症を引き起こし、
骨が変形することも(><)


・こういったものを与える場合の注意
牛乳
猫といったら牛乳というイメージですが、
母乳と牛乳では成分が全く違ってきます。
母乳は、牛乳よりもタンパク含有量や脂肪含有量が多いので、
子猫に牛乳だけ与えても、栄養不足に。

また、牛乳に含まれる乳糖は母乳より多いので、
消化しきれずに下痢を起こすことも(><)

牛乳を与えるのであれば、必ず猫用のミルクを与えましょう。

飼い主さんのおすそわけ
猫ちゃんにおねだりされると、ついついあげたくなっちゃいますが、
食べてはいけない食材さえ避ければイイというわけにはいきません!

人とは必要な栄養素が全く違うので、人の食べ物を安易に与えてしまうと、
栄養バランスが崩れる恐れがあります(><)


ドッグフード
犬はビタミンAやたんぱく質の量が、猫の必要量より少なくて済むのです。
また、タウリンやアラキドン酸を体内合成できます。
猫はこれらを食物から摂取しないといけませんが、ドッグフードにはあまり含まれていないので、
食べ続けるとタウリン不足で拡張型心筋症、心疾患、視力や歯のトラブルを起こす恐れも(><)

また、犬が食べて危険な食物は、猫にも与えないほうが無難かと思われます。


猫が勝手に食物を食べないようにするために
人の食べ物は、日ごろから出しっぱなしにはせず、
猫が届かないような場所に食物は保存しておきましょう。
棚用のロックをつけて、棚に置くなどするとイイかもしれません。


調理や食事の最中は、調理台やテーブルに登らさないようにしましょう。

週末、連休は猫の興味をひく食べ物が増えることが多いので、特に注意しましょう。


もし食べてはいけないものを食べてしまった場合の対処
食べてはいけないものを食べてしまったときは、
通常と同じ食べ物は与えてはいけません。
食欲があるかの確認のために、いつものご飯をあげる飼い主さんも多くいるそうです。
が、異物を吐かせたり、内視鏡での診察が難しくなってしまうので、
何も食べさせず、すぐに獣医師に診てもらいましょう。

その際、
いつ食べたかを伝えましょう
食べてからどのくらい経過してるかで、症状レベルがわかります。
時間がわからなければ、いつまで元気だったか、あるいは元気がないことに気づいたのはいつごろかを伝えましょう。

何を食べたかを伝えましょう
毒性のものかを獣医師に判断してもらいます。

どのくらい食べたのかを伝えましょう
猫の体重と食べた量によって、症状レベルがわかります。
また、毒性のないものでも過剰摂取すると中毒を起こすこともありますので。

これらを伝えることで、治療がスムーズに進むこともあります。


絶対、自己判断で対処してはいけません。
速やかに獣医師に診てもらいましょう。


深夜でも、夜間病院がありますので。
もし、夜間病院が遠方ですぐに診察が受けられない場合は、
まず電話して、指示を受けましょう。


ほか食べてはいけない食べ物の掲載されたサイト↓
https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=14827