帯の上に帯? | けんばにすと さっきーのブログ

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歌舞伎を観に行く理由のひとつに、衣装が見たい。というのがあります。

と言っても、玉三郎の傾城が後ろ向きになって見せる絢爛豪華な打掛け!とかじゃなくてですね。それはそれで堪能しますがw

もちろんどこまで保持されているかわかりませんが、江戸時代の庶民の服装が気になるんです。歌舞伎の衣装には、タイムカプセル的に残っているものもたくさんありますからね。
 
すっかり着物を着るようになったので、昔の人の普段着の工夫を知りたい!ワケです。


さて今月の歌舞伎座でかかっている「沼津」。

吉右衛門演じる主人公・呉服屋十兵衛の衣装が気になっております。

旅の途中ですので、もちろん旅姿です。

気になるのはココ
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提げものといわれる、煙管入れ、携帯筆の矢立、物語でも重要アイテムになる印籠などが、角帯にぶら下がるんではなくて、その上にもう一本結んでいる帯?紐?にぶら下がってるんですね。

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どうでしょう。わかりますかね?

藤十郎のだと羽織で隠れて見えないのです。だから吉右衛門型、てことなのかな。



なんで気になるかと言うと、自分も同じようなことを考えていたからなんですよ。普段のちょっとした小物をたくさん帯に直接挟んでると緩みの原因にもなるし、帯が浮いてきちゃう。何よりも挟んでいるものを落としやすくなるわけです。それの対策として、帯と別に何かを腰に巻けばいいかな、と。

今月の沼津で、我が意を得たり!なんですよ。

あれ、なんて呼ぶものなんだろう。何を使えばちょうどいいんだろう。

なかなか旅姿を調べても出てきません。困っております。


腰紐は長さがちょうどいい気もするけど、細過ぎる。外に出すのがみっともない感じもする。

吉右衛門のかっこいいんだもん。

なんかないかなー

けっこう長くて丈夫で素敵な布。意外となさそうな。

なんたって十兵衛、呉服屋ですから間違いとか思いつき、てことでもないと思うのです。

むー。どなたか詳しい人、教えてくださいませ。。




あ。とりあえず米屋被りはもちろんやってみましたよ。ちょっと長さが難しいですけど、寝るときに良さそうです^_^