
魅惑の18山。1970年代シャフト。
昨夜はとんでもなく寒かった。
思わずリビングの暖房入れただ
よな。9月なのにエアコン暖房(笑
そんな日にはタップ交換に限る
だよな~(笑
♪とーさんがよなべぇ~をして
タップーさ 替えてくれたぁ~
とね。
昨日の記事で紹介したのとは別
な70年代シャフトのタップ交換
をした。
先角もタップも接着面の水平を
ビシッと出す。これが一番重要。
カッターの刃を立ててシャフト
を回し、さらに刃をワイパーの
ように撫でて均す。
カッターの刃の背を当てて光に
透かし、光が一切漏れていなけ
ればOK。ほんの僅かな光の漏れ
も許さないで作業を完璧にやる。
そして、タップを接着してから、
完全に乾くまで待つ。
タップ接着の際には真上からタ
ップを親指で押圧して「プチッ」
という空気が抜ける音を出す。
この音が出ないとほぼ✖。いつ
か必ず浮いたり飛んだりする。
タップを接着剤で接着したら、
シャフトを下に向けてテーブル
の上に立てて、オルファの黒刃
の刃だけで先角に沿って縦にタ
ップ全周をサク切りにして、大
まかにタップ外周を整える。
それから、独特なカッターの刃
の保持方法でカツラ剥き。
こんな感じの持ち方。

カッターの刃でカツラ剥き中。

カツラ剥きが終わったところ。

この後、大き目の平ヤスリで
タップの上面を削って成形。
その後、全周を叩く。
良質シャフトなのでキンキン
と音がする。

平ヤスリで叩き締めた状態。
叩き締めの時には、シャフトを
垂直にして先角の上側を持ち、
空中にぶら下げた状態で平ヤス
リで叩く。
これは日本では戦前から行われ
てきた伝統的なタップ交換時の
叩き締めの工程だ。提灯になっ
てのパンク防止の効果もある。
また、撞き締めナラシの時間が
早く終わるので、平ヤスリでの
叩き締めは重要な作業だ。
ヤスリは力任せに振り下ろさな
いで、軽く、かつ適度に速度を
つけてキンキンキンとリズムよ
くタップを叩く。
利き手の肘を張って地面と水平
近くまで肘を上げ、ヤスリを自
分の目から見て真横方向に見る
ような角度で叩くと正確に打撃
面が確認できて叩きやすい。
その後はタップ側面と先角を研
磨する。
研磨開始段階。
#1000、#1500、#2000とペーパ
ーの空研ぎで研磨して行く。
削らないように撫でるように。
ペーパーでシャフト先角とタッ
プを包み込んで、シャフト側を
手旋盤で高速回転させる。
象牙の場合には加熱に注意。

まだまだ研磨中。
手旋盤のみやる。
ペーパーを小さな短冊形にハサ
ミで切って包み、軽くテンショ
ンをかけて腿の上で利き手の掌
でシャフトを回して高速回転さ
せるだけ。なれれば本当に旋盤
のような回転精度が出せる。

これは4000番。精密機器用の
研磨フィルムで研磨したとこ
ろだ。
最後には15000番の音響機器
研磨用の高番手の粒度の特殊
フィルムで仕上げる。

仕上げ終了。

魅惑の70’s18山。
セヴニエイティーンはいいぜ~。
このキューは手玉を軽く撞くと
スピーンというサウンドを奏で
る。シャフトもいいがバットも
良い。
シャフトはメープルというより
も、今や印鑑材のイチイのよう
に目が詰まっている古いカーリ
ーの赤木ハードメープルだ。
撞球能力の動きも音も素晴らし
いの一言の材料品質。
ラッキー菱沼さんが地球上に現
存する最後の良材を独占的に押
さえたが、そのABE RICH材など
もこのような木質の材料だろう。
リングは1970年代カスタムキュ
ー定番のTADリングである。

よろしかったら参考にどうぞ。
