一番長時間撞いたのは20代の
頃の昭和時代の1980年代だが、
最長28時間撞いた。
連続撞き通し。
66才になった今も撞く時には
12時間程は撞く。6時間などは
ほぼ毎回だ。

これ、いくらなんでもマラソン
のように28時間走り続けろと
いったら、かなり難しいと思う。
本能寺の変の直後の天正10年
(1582)羽柴秀吉の備中松山城
攻めから京都山崎まで10日間
で到着した中国大返しなどは、
総距離230kmを殆ど不眠不休
で全軍が走り続けたのではな
かろうか。
現実的に相当な過酷な行軍だ
ったと思うよ。
「いくさは走れなくなったら
終わりだ。走れなくなったら
死ぬ時だ」とは『七人の侍』
の七郎次の言葉だが、とにか
く、瞬発力よりも持久力が戦
士は大切。
そして、なによりも「状況を
乗り越えて生き続ける事」こ
そが大切だ。

縁側で日向ぼっこして茶をす
するジジイになったとしたら、
あとは待つのは死だけだ。
これは精神も肉体も言動さえ
も。
私の知る剣道の先生に、辞世
の一首を毛筆でしたためてか
ら死んだ方がいらした。
それがしもそうありたい。
範士の辞世はこうだった。
「我が胸に 剣道理念抱きしめて
 死に行く今日ぞ 楽しかりける」

縁あっていただいた先生の辞
世直筆のコピー写しを私は今
も持っている。