私が最も敬愛するアーティストのひとり、India.Arieの新作(2013/7/25発売)。 彼女の作品は、もはや試聴するまでもなくリリースされたら自動的に買います。 アメリカではグラミーを4度もも取り、かなりのメジャーなアーティストなんですが、 日本でいまいち認知度が上がらないのは、この人のスタイルが、 サウンドの特徴というよりもリリックに寄っているからじゃないのかな、と思います。 前々作で時の売れっ子・Akonとやった曲"I am not my hair"とかなんて ドラムも割とちゃきちゃきだし、 元々"オーガニック・ソウル"としてIndia.Arieを聞いていた日本のリスナーは離れたのかな、なんて。
ただ、あたしは彼女の作品はその時代の要素を取り入れながらも一貫しているな、と。 それはもちろんリリックの内容。 深い愛と、成長しようという意欲、人間であるという不完全さの吐露、 色んな人種や状況を慮った心の広さ。さっきの"I am not my hair"ももちろんそう。 何度彼女の紡ぐ物語に涙し、心を動かされたか。
それでは今回の作品のケル的ハイライト、行ってみましょう。
M2. Just Do you これも前述した、時代を映したテイストを意識したものかと。ドラムは4つ打ちだし。 リリックは、もう待たないで「自分」を実践して、っていう内容。 "there's a story waiting for you to write it(あなたが書くのを待っている物語がある) there's a treasure waiting for you to find it(あなたが見つけるのを待っている宝がある) there's a picture waiting for you to paint it(あなたが描くのを待っている絵がある) there's a dollar waiting for you to make it(あなたが稼ぐのを待っている金がある)"
M10. Break the shell "So much disappointment to finally understand(とうとう知ることになって落胆するのは) That there is no such thing as perfect(パーフェクトなんてものがそもそも存在しないこと) We're all simply doing the best that we can(みんなただただ頑張っているだけ) And we have the choice to live or truly be alive (みんなただただ生きるか、本当に生き生きするかの選択しかない) This is your life(これはあなたの人生だから) /Child, it's time to break the shell(もうそろそろ殻を割るときよ) Life's gonna hurt but it's meant to be felt(人生は痛いけど、そう感じるのが正解だから) You cannot touch the sky from inside yourself(自分の内にこもってては空には届かない) The bird cannot fly, until it breaks the shell(鳥は、殻から出ないと飛べないの)"
M14. One "Millions live their lives that Muhammud, Krishna or the Buddha are the way (何百もの人たちがモハメット、クリシュナや仏陀の道を信じて生きている) And some believe it's right to say in the name of Jesus when you pray (それなのに「イエスの名の下に」と祈るのが正しいと思う人もいる) We are a human kind of seven billion (私たちは70億の「人類」という種だ) So many different races and religions (こんなに沢山の人種と信仰) And it all comes down to one (でも果ては全て一つになる) /Whether you are red, brown, yellow, black or white (あなたの肌が赤、茶、黄色、黒、白だろうと構わない) A man with a husband or a woman with a wife (あなたが旦那がいる男性や奥さんがいる女性だろうと) We can debate until the end of time who's wrong and right (この世の終わりまで誰が正しくて誰が間違っているかと言う議論はできる) Or we can see ourselves as one(その代わりに全ての人が一つとも考えることもできる)"