ケルリズム

ケルリズム

ケルピィの頭の中、公開します。

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コラボレーション

[名](スル)異なる分野の人や団体が協力して制作すること。また、制作したものをもいう。共同制作。共同事業。共同研究。協業。合作。コラボレート。コラボ。「部門を越えてコラボレーションすることで新しい発想の商品を生み出す」

ー大辞泉より

 

昨今、色んなアーティスト同士とのコラボレーションや、アーティストと企業のコラボレーション、アートと音楽のコラボレーションなど、右を向いても左を向いても何らかの形のコラボレーションは目にするようになりました。

でも、「ダンス」と「食」のコラボレーション、と聞いた時に、正直全くイメージがつかなかった私。

ライブが観れるダイニングとか、曲をイメージしたカクテルやアーティストのリクエストによって創作されるメニューはわかる。

でも、ダンスと食のコラボって、ダンスの公演を観ながら食事をするのか…?

想像してもしょうがないのでまっさらな状態で公演にお邪魔したのですが、見事に期待を裏切られ、思いもよらない臨場感に、激しく心が揺さぶられました。

週末HANNOは、飯能の古民家を借りて、「あの日の思い出」を食とともに表現する、他では観たことも聞いたこともないダンス公演。有名な演出家や豪華キャストなんてついていないけど、間違いなく新しいオリジナリティのある公演でした。

 

本日、心配されていた台風は逸れ、季節外れの晴天猛暑。駅からのマイクロバスから古民家に着くと、「ガイド」たちによるお迎えのダンス。

観客はいくつかのグループに分かれ、「甘い」初恋の思い出、「手塩にかけた」末の収穫物、「苦い」失敗を経て今の自分があるよね、と、それぞれの経験を慈しむように思い起こす小旅行にトリップします。

舞台は古民家の各部屋、近くの畑の傍ら、少し歩いた川べり。そのステージ一箇所一箇所で、その地域で採れた野菜を使った料理などが提供され、ダンスを堪能すると、次の会場へと「あまみちゃん」「しおみちゃん」「にがみちゃん」がそれぞれ旗を掲げて、観客をいざないます。

不覚にもエモーショナルな演出にぐっと来て、目頭が熱くなる場面や、涙がこぼれてしまう場面も。感情と味はよくリンクされるけど、飯能の自然に寄り添いながら、こんなにも短時間で満たされた気持ちになりました。

 

フィナーレでは、ダンサーたちが踊る奥で、料理の仕上げをする料理人が。

 

料理はどれも手間をかけているのがわかる、体が喜ぶ野菜たっぷりのメニュー。美味しかった。

 

次回作はまだ決まっていないらしいのですが、明日最終日、まだ少し席があるそう。

チケットの入手は↓こちら

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01npa1zqicu6.html

 

是非興味がある方は行ってみてほしいし、これからの活動に期待したいです!

https://www.facebook.com/dramaticdining/

 

私はよくライブに行く。
家や移動中にじっくり聴く音楽も大好き。
だけど、ライブは本当に全く別だ。
この日は改めてそう感じた。

アメリカ西海岸のギャングスタラップの立役者でもあるDr. Dreが、ある意味自叙伝的な映画を公開した2015年、

「サウンドトラック」として発売したオリジナルアルバムに6曲も名を連ねたラッパー、Anderson .Paak。

ラップだけではなく、ドラムも叩くし歌も歌う。

Anderson .Paak & The Free Nationalsとしてフジロックに出演した翌々日の単独ライブ。
 

ステージ右にはシンバルが多めのドラムセット。後ろにはターンテーブル、ベースとギターとキーボードもいる。

スクリーンにAnderson .Paak & The Free Nationalsと映し出されると、Come Downのトラックが流れAnderson .Paakが出てきた。

マゼンタ色のドゥーラグに、マゼンタ色のジージャンと、マゼンタ色の腰で折り曲げたオーバーオールの内側にはGUESSと書いてある。

マルチボーダーのTシャツもGUESSだ。

GUESSって。

懐かしすぎやしないか。

しかも、ドゥーラグ(90~00年代のラッパーたちが頭に巻いてたポリエステルの頭巾。頭巾…笑)よ。懐かしすぎるわ。

プチョヘンザさせた客は爆沸き。

そのままBubblinまで一気に走り抜けると、ドラムの方へ。Bubblinのアウトロだけ、ドラムをバカスカ叩いてまたステージ中央へ。

もうこの時点でかっこよすぎて客一同の心が完全に持っていかれてる。

曲によって、叩きながらラップしたり、歌ったり、

テレビでやってる試合のCM中にトイレに行くような身軽さで間奏だけドラムを叩きに行ったり、踊り狂ったり。

なんつー器用さ、そして自由さ。なのにどこを切り取ってもかっこいい。

GUESSにマゼンタのドゥーラグなのにかっこいい。

途中で、「そこのフロアを開けてくれ」というとステージ真ん前の中央の観客がモーゼの十戒みたいに分かれ、

客の中にいたBBOYが踊り始めた。しばらくその状態が続くと、

せき止められた両側の水が流れ込んでぶつかるところで波が割れるように、モッシュが始まった。

Put me thruのサビの度に、客がぴょんぴょん飛び跳ね、モッシュになり、あたりがむせ返るような男の汗の熱気に包まれる。

時折誰かのピーチミント的なさわやかな香りが流れてくる。

みんながYES LAWD!!(彼とKnwledgeのデュオNxWorriesのアルバム名でもあり、色んな曲中でシャウトする言葉)と叫んでいる。

 

すると、Heart don’t stand a chanceでステージはメロウなコーナーに。

既に1年分くらいの飛んだり跳ねたりを終えたあたしは、心地よい横揺れにドーパミンがドバドバ出てきてるのを感じた。

これだよ。

これは聞くだけじゃ味わえないんだ。アーティストと他の客と一体になって、脳内麻薬がばんばん放出される感じ。

目の前の口から吐き出される言葉が、弦やスネアを弾く音が、ビリビリと肌に波打つ感じ。

アーティストが、自分の音楽に興奮する観客と、呼吸を交換する感じ。

生に勝るものはないよ。

煮魚より刺身だよ(煮魚もいいけどさ。新鮮なら刺身食べたいじゃん)。

そしてアルバムVENICEからMiss Right!!!!! 気持ち良すぎる。

数曲あたしは、にへら~とだらしない顔をしてゆらゆらしていたに違いない。

しかしこの横揺れメロウな合間にも激しいドラムソロが入ったりして、この緩急のつけ方よ。ドラムうますぎるし。

しれっとスティック回したりしてるし(ペン回しみたいなやつ)。

客が少し静かになると、”Tokyo are you still there (みんな、まだそこにいるか?)”と客がちゃんとついてきてるか何度も確認する。

 

最後の数曲の前に、”I wanna say something real simple, you all made my dreams come true. 

(シンプルに言うけど、みんなが俺の夢を叶えてくれた)”とファンたちに感謝した。

さっきからライブの醍醐味を強調しすぎかもしれないけど、ライブは見てる人だけじゃなくて、演奏してる側も元気もらうんだよね。

だって、初めて行く国の人たち(Anderson Paakは初来日ではないけど)が、自分の曲を一緒に歌ってくれて、

自分の出す音に熱狂するのを見るのって、本当に代えがたい感動だし死ぬほど嬉しいと思うのよ。

何万回再生されてるっていう数字を見るのも嬉しいけど、目の前に大勢の人たちが集まってくれてる光景には単純に圧倒される。

だから、「生であのアーティストを見たい!」っていう観客の視点だけじゃなくて、

「沢山聴いてるし、愛されてるんだって知ってほしい!」っていう、アーティストに愛を還元する視点でもライブに行けたらすごくいいなぁと思う。

アーティストには間違いなくそれが活力になる。

あたしは幸運にもステージのこっち側とあっち側を体験できるから、両方の気持ちでなるべくライブには行くようにしてる。

 

Luh Youの ”I think I love you”でコールレスポンスを繰り返してライブは終わった。

ほどなくアンコールで出てきて、Dreamerを一曲やってカーテンコール。完膚なきまでのステージ。

最高というと陳腐だが最高以外の言葉が見つからないライブだった。

写真は会場で会ったDino Jr.がオフィシャルかと見まがうようなパーペキなショットを撮っていたので拝借。Dinoありがとうね。

 

 

ライブ後にスタッフがドラムスティックを何本も客に投げてたんだけど、セットリストが巻き付けてあるスティックを華麗にジャンプキャッチしてたとても背が高い男性を帰りの駅で見かけたので、セットリストを撮らせてもらった。正確には、その人と一緒にいたプチサイズのチャーミングな女性に撮らせてもらった。ありがとう。

今一番ライブが見たいアーティストと言われたら、迷いなくBruno Marsと言ってただろう。

なにせ曲がいい。

踊りがうまい。

なのに背がちっちゃくて、ふざけた高校生みたいな面影が残る彼は、

手が届かない雲の上の人というより、学年で一番イケてるけど優しい男の子みたいな親しみやすさがある。

Uptown Funk以降、ガラリとファンクやR&B色を強めて、

24K MAGICでグラミーを7部門受賞し、

21世紀のマイケルジャクソンと言うにたがわない、大ポップスター。

 

去年の秋頃来日公演が発表され、あたしは先行抽選も、追加公演も、席が追加された時も全部申し込んで、全部落ちた。

日本以外の公演だったら取れるんじゃないかと思っていた矢先、

たまたま友達のチケットが一枚余っているとの情報A.K.A.神からの思し召しがあり、幸運にも行けることに。

 

自分のワードローブで叶う限りの90s感を醸し出しつつ、会場に向かった。

オープンから10分で着いた物販は既に全部売り切れ、パンフレットしか残ってなかった。

まさかCross Coloursが未だに存在してたとは思わず、でもBrunoの写真入りのTシャツより、

Brunoが着てるようなやつの方が需要ありそうなのになと思った。

 

前置きが長くなった。笑

 

10分ほど押しで(多分普通に客入れ)前方中央の四角いステージのぐるりにかかった幕があがると、

しょっぱなは先日Cardi Bとのリミックスを出したばかりのFinesse。

正面の席からは、ステージのライトの前に立ってるBrunoとバンドのHooligansのシルエットがバン!って出てたらしいんだが、

サイドのスタンド席だったあたしたちからは彼らが横一の板付きで出てきたように見えて、

あれ?もっと派手な登場を期待してたんだけど既にステージにいたのね笑 って感じだった。

そして24K MAGIC、Treasure、Perm…ちょっと待ってこの人テンション上がる曲しか作ってない。

イントロが鳴るたびにお客さん全員ブチ上げ。

しかも案外メドレーとかにはせず、一曲一曲結構たっぷりやってくれて、曲間も少し間があるという心地よいテンポ感。

 

するとBrunoがエレキ片手に出てきて…ロックバラード風のイントロからCalling All My Loveliesへ。

ギターソロも。てかめちゃくちゃ上手いんですけどなんなのこの人。

すると電話の呼び出し音が鳴って、バックトゥザ・フューチャーに出てきそうな電話の子機を片手に持った彼は

「ピーッ」と鳴った留守電にこう呟いた。

 

「キミニ会イタイヨ、トテモ」

トテモ!かわいい!お客さん大喜び。

するとコーラスと一緒にメロディーに乗せて、

「キミニ会イタイヨ、トテモ」

「トッテモトッテモ」

と歌うではありませんか。

トッテモトッテモ、かわいい。

 

からのガラッと雰囲気を変えてChunky(あたしはこの曲に因んでホットパンツ履いてきた。フープピアスはさすがにもう持ってなかった)。

からのThat’s what I like!

曲の最後に「片足を前に出して、こうやって(腰を)前後に揺らして。

簡単だから!ここにいる全員がこれやんないとこの曲終わらないよ!」と言うと、

腕を振ってとかじゃなくて体を前後に揺らすという地味な共同作業にいささか動揺つつ、

さいたまスーパーアリーナに集まった4万人弱が言われるがままに半笑いで片足を前に出して揺れ始めた。

 

ア、アリーナ全体がゆらゆらしてる笑

 

「アイシテマス・・・アイシテマス・・・

アイシテマス、アイシテマス、アイシテマス、アイシテマス」とまくしたてるBruno。

途中で本人もウケて笑い出す始末笑

 

エモーショナルなサックスソロが始まると、お客さんたちがスマホでライトをかざし始めた。

Versace on the floorの間中、クリスマス時期に木に乗っかってるのとは違う、

一つ一つのライトから意思と羨望と恍惚が滲むイルミネーションがキラキラして綺麗だった。

 

そしてMarry You。お客さんめちゃくちゃ歌ってる。

この曲の ”No, no, no, no, no”しかり、他の曲でも、フーとかイェーとか、

歌詞の意味が全部わからなくても一緒に歌える、覚えやすいメロディが沢山あるアーティストだなと改めて思った。

だからこそ愛されるんだろうなと。

 

Hooligansのドラマー、Brunoの実兄のドラムソロからのRunaway baby。どこまで上げてくんだ!

この曲でこれぞファンクなブリッジ。まさかこの曲でこんな感じで来るとは。

Brunoはmash potato (James Brownの十八番ダンスムーブ)やったり、ステージを縦横無尽に行き来する。

ただ、Hooligansのメンバーと合わせて踊ってるとこも、一人で踊ってるとこも、

なにせ自然というか、まったく力が入ってない。

音に合わせて踊ってるというより、水に石を落としたらそこから波が立ったのに似てる。

4歳にはステージでパフォーマンスをしてたというんだから、

言葉を覚えるのが先か歌と踊りを覚えるのが先かって感じだったんだろう。

あたしたちが会話をするくらい、彼には歌って踊ることが自然に違いない。

こんな何万人が自分を見に来てるステージの上ですら、彼には気負ってる感じがちっともなかった。

 

そしてWhen I was your man。あたしは家でこの曲を流すだけで顔が歪むくらい泣いちゃうから本当にやってくれて嬉しかった。

ピアノソロでキーボーディスト以外は一旦いなくなり、戻ってくると再度テンションマックスでLocked out of heaven。

締めの曲はJust the way you are。

最後はお客さんにサビを歌わせて、会場が多幸感に包まれる中、

なんとも昭和のテレビの音楽番組のアウトロ感漂うリプライズの上でバンドメンバーを紹介して幕が閉じた。

 

当然のお客さんからのアンコールにほどなく”Tokyo do you want one more?”と答えたのはUptown Funk!! 

Mark Ronson名義だからやらないかなと思ったけどまさかのアンコールで来てもう会場は轟く轟く乱痴気騒ぎ。

地震起こったとしてもわからないくらい会場が揺れてた。

 

正に飛ぶ鳥を落とす勢いの、脂が乗りに乗った今を時めく最高のアーティストのライブは、

良くないはずがないんだけど、本当に見れてよかった。

なんの躊躇もなくかかりにいった24カラットのMAGICは未だに解けない。

 

 

Finesse

24K Magic

Treasure

Perm

Calling All My Lovelies

Chunky

That’s what I like

Versace on the floor

Marry You

Runaway Baby

When I was your man

Locked out of heaven

Just the way you are

Encore: Uptown Funk