2023年12月の読書記録 その2 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

12月の読書記録の続きです。

 

群馬の教科書 大人のための地元再発見シリーズ JTBパブリッシング

群馬県を理科、社会、国語などの分野に分けて分析した一冊。

 

オールカラーで写真や図も多く、

 

少し専門的な地形の成り立ちなども理解しやすかったです。

 

育った地域ですが、知らないことも多く、とても面白かったです。

 

この本で知ったスポットなどに、知識を得た状態で訪れてみたくなりました。

 

お勧め度:★★★★★ 5.0

 

 

タカラモノ 和田裕美

地方でスナックを営む破天荒なママと暮らすほのみと姉。

 

別れて暮らすおっさん(パパ)は教科書代を無心しても断る吝嗇家。

 

育児放棄や不倫などで家庭崩壊の原因となっているのはママなのですが、

 

プラス思考のママの言葉に時々ハッとさせられました。

 

ほのみの年代別に章が成り立っていて、

 

家族への思いや関係性が年代ごとに変化していく様子が心に沁みました。

 

お勧め度:★★★★ 4.0

 

 

ハンカチの上の花畑 安房直子

再読。

 

郵便配達をしている良夫は、

 

ある日、菊屋という古い造り酒屋に郵便を届ける。

 

誰も住んでいないと思っていた酒蔵にはおばあさんがおり、

 

手紙を届けた後、不思議な壺で作る美味しい菊酒をごちそうになる。

 

おばあさんと3つの約束をして壺を預かった良夫。

 

その約束とは…。

 

子供の頃、少し怖くなりながら読んだ思い出の児童書です。

 

実家の書棚に残っていたので、

 

父の長期入院の手続きをするために実家に泊まった夜、

 

久しぶりに読みましたが、大人になった今読んでも面白かったです。

 

お勧め度:★★★★ 4.0

 

 

ふたり暮らしのつくり方 狭い部屋でもスッキリ片づく サオリ

古くても、狭くても、快適なお部屋が作れるテクニックが沢山載っています。

 

我が家のハンガーラックがダメになりつつあり、

 

綺麗に整理したいと思い借りた本ですが、

 

いいヒントを沢山いただき、家具を増やすことなく、

 

すっきり片付けることができました。

 

お勧め度:★★★★☆ 3.5

 

 

クララ白書 ぱーとⅡ 氷室冴子

再読。

 

徳心学園中等科3年でクララ舎生のしーのこと桂木しのぶ。

 

学園祭で憧れの高城さんの相手役として古文研の劇に出たりと

 

学園生活を満喫中。

 

しかし、寄宿のトイレで化け猫に遭遇したり、

 

入舎式で一緒にドーナツを揚げて以来の親友・佐倉菊花に

 

ピンチが訪れたり、楽しくも賑やかな生活が描かれています。

 

お勧め度:★★★★★ 5.0

 

 

アグネス白書 氷室冴子

再読。

 

徳心学園高等科1年に進級し、寄宿もクララ舎からアグネス舎へと変わり、

 

4人部屋から2人部屋になる。

 

菊花の目標を叶えるため、

 

しーのとマッキーのどちらが菊花が同室になるのか悩んだまま、

 

部屋割の日を迎えてしまう。

 

新たな人物も登場し、また恋の話もあったりで、

 

クララ舎時代とは変化のある一冊です。

 

お勧め度:★★★★★ 5.0

 

 

アグネス白書 ぱーとⅡ 氷室冴子

再読。

 

寄宿の門限を過ぎても帰ってないマッキーを心配し、

 

旭川のマッキーの実家宛てに手紙を書くしーのたち。

 

マッキーが帰舎しない理由とは?

 

文化祭とバザー、そして恋模様も絡み、

 

ハラハラしながら読んだことを思い出しつつ読みました。

 

そして、こんな学生時代を送りたかったなと思う気持ちは、

 

昔も今も変わりませんでした。

 

ぜひ高等科2年、3年のお話も書いて欲しかったです。

 

お勧め度:★★★★★ 5.0

 

 

アイドル万華鏡 辛酸なめ子

出版された2010年当時のアイドルや俳優を毒舌でバッサリ切っているほか、

 

辛酸なめ子さんが実際に行った

 

有名人のライブやイベントなどについても記されています。

 

現在、既に第一線を退いていたり、他界している人も出てくるほか、

 

ダライ・ラマやクリスチャン・ラッセンなど、

 

芸能人以外の人についてもバッサリ切っているのは流石です。

 

お勧め度:★★★★☆ 3.5

 

 

忌み地 弐 怪談社奇聞録 福澤徹三

色々な人から聞いたり、

 

著者本人が、いわくつきの場所へ取材に行って集めた実話怪談集。

 

実体験をそのまま載せているため、オチがないものも多いですが、

 

それが却って怖く感じます。

 

お勧め度:★★★★☆ 3.5

 

 

ブータンしあわせ旅ノート 岸本葉子

憧れの地ブータンへ、思い切って一人で旅に出かけた岸本葉子さんの旅行記。

 

鎖国状態の国なので、内情がよく分からないまま旅立ち、

 

訪れて初めて知ったブータンの実情がよく記されています。

 

なかなか行くことができない地域を知ることができた楽しい本でした。

 

お勧め度:★★★★ 4.0

 

 

12月は懐かしい本を多く読みました。

 

再読するとまた新しい感想を持ったり、新たな発見もあるので、

 

書棚にある本を読み返すのもいいなと思いました。

 

 

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