中断していた雨の日ドライブの続きです。
小河内ダムを堪能した後、奥多摩水と緑のふれあい館を見学しました。
東京近代水道100周年と小河内ダム竣工40周年の記念事業として、
奥多摩郷土資料館の跡地に作られた施設だそうです。
建物の前にオブジェがありました。
自転車ゆりーと像と書いてありました。
ここは2013年に開催された第68回国民体育大会の自転車競技の
特設コースのゴールだったそうです。
そして「ゆりーと」とは、その大会のマスコットキャラクターだそうです。
国体ってなんだか懐かしい響きです。
今年もどこかで開催されているのでしょうね。
入口を入ったところに奥多摩のゆるキャラわひさぴーがいました。
奥多摩の特産品であるわさびのキャラクターで、
頭についているお花は町の花にも制定されているミツバツツジだそうです。
入ったところは吹き抜けになっていました。
ふれあい広場と右そうで、床には多摩川流域の地図が描かれていました。
まずは1階から見学させて頂きました。
1階は奥多摩の歴史や文化が展示されていました。
これは消防関連ですね。
土器も展示されていました。
海沢下野原遺跡から出土した縄文中期の蛇蛙把手深鉢(じゃけいとってふかばち)。
名前の通り、把手が蛇や蛙のデザインになっている面白い器です。
奥多摩町の指定有形文化財で、「信仰の対象?」という説明がありました。
こちらも海沢下野原遺跡から出土した釣手時。
灯として使用されたものだそうで、こちらも奥多摩町の指定有形文化財でした。
ほかにも文化財に指定されている土器がいくつもありました。
時代がグッと進んで天正10(1582年)頃の甲武境目の文書のレプリカ。
名前の通り、甲州(山梨)と武州(東京)の境界について書かれた文書です。
武州は我々の本領、靍(現:都留)郡は甲州領です。
大河内(現:小河内)は武州にあるので、我が方へ従うように」
と書かれているそうです。
岩手にいた頃、南部藩と伊達藩の藩領をはっきりさせるため、
境界線上に築かれた塚を見たことがありますが、
どこの藩でも領土について、色々と苦労があったのでしょうね。
またまた時代が進んで、お祭り関連の展示がありました。
こちらは小留浦地区の花神楽と峰地区の獅子頭が展示されていました。
後継者不足で奉納できなくなったお祭りの衣装などだそうです。
切ないなぁ。
こちらは国指定重要無形民族文化財に指定されている鹿島踊の衣装。
名前の由来は三番叟の歌詞「鹿島大明神様は」からだそうで、
男性がこのお衣装を着て踊るそうです。
女装で踊るということは庶民の歌舞伎みたいなものかしら。
2階へはスロープを上ります。
エレベーターもあったかな?
壁には森林の管理に関することが展示されていました。
地面の草や枝を片づける地ごしらえから、苗木を植える植栽、
苗木に光が当たるように低木や草を刈る下刈など、
スロープを上るごとに森が育っていくための行程も進んで行きました。
スロープの真ん中は土足厳禁のエリア。
入ってみませんでしたが、水道水源林について学べるようでした。
キッズスペースという感じでしたよ。
スロープの先は森の四季というエリア。
この円柱が森を表しているのかな?
円柱にはモニターが埋め込まれていて、前に立つと映像が流れました。
奥多摩の色々な季節を楽しめました。
実際に、また違う季節に遊びに来たいですね。
その先はダムの不思議シアター。
色々なダムの映像が流れていました。
3Dシアターもありました。
次の上映まで少し時間があったので、待とうかなと思っていたら、
ここで観光バスの団体さんがドッとやって来ました。
慌てて退散。
この先には「はるかなる水の旅」というギミックがありました。
ボールを水に見立て、
ボールが転がって行くことで水の流れや循環が分かるようになっています。
大人でも楽しく、また分かりやすかったので、
団体さんがやってくる前に、少し動かして楽しみました。
3階にはお土産売り場と
ダムカレーが食べられるレストランがあったのですが、
既に団体さんの一部の方々が占拠されていて、
とても賑やかだったため、こちらも早々に退散。
帰り際、東京水のボトルディスペンサーっぽい水飲栓を発見。
水筒、持ってくれば良かったかも。
まぁ、家のお水も東京水なんですけどね
団体さんで騒がしくなる前に、
奥多摩町文化財資料展示施設をゆっくり見られたのが良かったです。
今度は晴れている日に奥多摩湖を見に行きたいです。
今回のおでかけ
★奥多摩水と緑のふれあい館
住所:東京都西多摩郡奥多摩町原5
電話:0428-86-2731
開館時間:9:30~17:00
休館日:水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日)
12/28~1/4
※冬季は臨時休館あり
入館料:無料
駐車場:あり(無料)
公式ウェブサイト:奥多摩水と緑のふれあい館
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