冷やし中華はじめました | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

私の住んでいる地域も梅雨入りしたんじゃないかしらと思うくらい

 

蒸し暑い日が続いているので、冷やし中華はじめました。

今回の具材はきゅうり、錦糸卵、ハム、トマト、かにかま。

 

紅ショウガを切らしちゃったので、

 

余っていたかにかまを載せたのですが、

 

ボリュームが凄くてお腹いっぱいになりました。

 

みなさんのおうちの定番具材は何ですか?

 

 

って伺う前に、冷やし中華って呼ばない地域もあるんですよね。

 

週末はブログをお休みしていたので、

 

余暇を使ってリサーチしてみました。

 

冷やし中華以外の呼び方は、

 

冷麺、冷やしラーメン、冷風麺があります。

 

どの地域がどう呼んでいるのか分かったので、

 

暇に任せて白地図まで作っちゃった

見て頂くと分かる通り、

 

岩手以外の東北、関東、中部、福岡以外の九州地方は

 

冷やし中華が優勢。

 

対して滋賀、京都、大阪、和歌山、兵庫、岡山、香川、高知、

 

福岡は冷麺が優勢。

 

三重、奈良、鳥取、島根、広島、山口、徳島、愛媛は

 

冷やし中華と冷麺が混在していました。

 

混在地域は、お店のメニューが冷やし中華となっていても、

 

注文するときは冷麺で通じることも多いみたいです。

 

冷麺と呼ぶ地域でも、全国チェーンのお店やコンビニなどの進出で、

 

冷麺=冷やし中華という認識はあるようですが、

 

冷麺優勢地域の方は「冷やし中華」と注文はしないようです。

 

 

私は群馬県で育ち、東京にも親戚が多かったので、

 

実家でも、親戚の家などに行って頂くときも冷やし中華でした。

 

なので、冷麺は焼肉屋さんで食べる韓国冷麺という認識だったので、

 

関西から転勤してきた同僚が「冷麺」と言っていた時は、

 

昼から焼肉屋さん!?とびっくりした記憶があります。

 

私の中で冷やし中華と冷麺は別物でしたが、

 

同僚は冷やし中華も冷麺も冷たい麺というくくりだったみたいです。

 

 

さて最後は、変わり種の北海道の冷やしラーメンと

 

岩手の冷風麺(れいふうめん)。

 

まずは北海道の冷やしラーメンですが、

 

ご当地製麺所の商品やコンビニのお弁当まで冷やしラーメンです。

 

確か冷やしラーメンのスープなるスープも売っていたと思います。

 

味は普通の冷やし中華ですが、

 

バリエーションが違うラーメンサラダもあるので、

 

北海道に転勤になった当初は、とまどった記憶があります。

 

肝心の冷やしラーメンの由来はわかりませんでした。

 

ちなみに山形で冷やしラーメンというと、

 

冷たいスープのラーメンが出てきます。

 

山形の冷やしラーメンも、とっても美味しいんですよラブラブ

 

 

次に岩手の冷風麺ですが、

 

岩手県全体でそう呼んでいるのかどうかは、よくわかりません。

 

県内の違う地域へ遊びに行った時に、

 

冷やし中華というメニューや幟を見ているので、

 

もしかしたら冷風麺と呼ぶのは、盛岡がメインなのかもしれません。

 

暑くなってくると、盛岡の老舗の御蕎麦屋さんの入口などにも

 

冷風麺のポスターが貼られるので、

 

私の中ではお馴染みの字面になりました。

 

なんで冷風麺と呼ぶのか由来はよく分からなかったのですが、

 

盛岡三大麺の一つの盛岡冷麺と区別するためなのかなとか、

 

それともかつて領土争いをしていた

 

仙台藩の地で誕生した冷やし中華を、

 

そのまんま呼びたくなかったのかなぁ…などと推測してしまいました。

 

と言うのも、私が出会った南部地域の人の中で、

 

伊達(仙台)や津軽のことをよく言わない人が結構いたんですよね。

 

今でもそういうのって残っているんだなってびっくりしたのですが、

 

私の育った高崎も、

 

お隣の前橋とは仲が悪いって言われることもあるので、

 

ご当地のあるある感情なのかもしれませんね。

 

ちなみに冷やし中華発祥のお店は仙台市若葉区にある龍亭さん。

 

1937年に涼拌麺の名称で販売したのが発祥とされています。

 

きゅうり、ハム、錦糸卵、チャーシュー、蒸し鶏、クラゲが別添えで、

 

麺の上には小エビ、横にはレタスや水菜が添えられています。

 

別添えの具材を麺にのせるもよし、別々に食べるのもよしで、

 

しかも通年で食べることができます。

 

写真、残っていないので、

 

美しい涼拌麺は、是非ネットで検索してご覧になって頂きたいですサーチ

 

 

 

話が逸れましたが、盛岡の涼風麺を懐かしく思い出したところで、

 

もうひとつ、盛岡で衝撃を受けたのがマヨネーズ!

 

某店舗でたっぷりのマヨネーズも添えられていて、衝撃を受けました。

 

試してみたらマヨネーズも美味しかったのですが、

 

自宅で作る時はかけないままです。

 

以前、長野の方もマヨネーズをかけることを知り、

 

どうやら中部圏の文化のようだと思っていたのですが、

 

長野在住時は、

 

マヨネーズを添えられた冷やし中華は見たことがありませんでした。

 

なので東北でもかけるんだと知った時の衝撃たるや絶句もの。

 

中部圏と遠く離れた岩手で、

 

なんでマヨネーズなんだろうと思った疑問も、

 

この機会に一掃しようと思い、調べてみたところ、

 

衝撃の事実を知りました。

 

みなさん、心の準備は良いですか?

 

では、分布図を載せますよ。

 

 

はい、どうぞ。

特定の地域だけにある単独店やチェーン店、

 

コンビニの冷やし中華(冷麺)のマヨネーズ事情や

 

SNS等の出身県別の書き込み等を参考にし、

 

個人的に集計した分布図ですが、こんな感じになりました。

 

マヨネーズをかけるのが普通の方は驚かないと思いますが、

 

マヨネーズなんてありえないって思っている方にとって、

 

この結果は衝撃なのではないでしょうか。

 

上の冷やし中華の呼び方はある程度予想していましたが、

 

こちらは圧倒的にかけて召し上がる方が多いという事実に

 

愕然としました。

 

 

で、こちらもちょこっと分析。

 

冷やし中華にマヨネーズをかける発祥のお店は、

 

愛知県にあるスガキヤと言われています。

 

スガキヤさんによると1957年の発売当時は、

 

冷やした中華麺に酢とマヨネーズを溶かしたものをかけ、

 

1965年頃には現在のような普通のスープをかけ、

 

具材の横にマヨネーズを添えて提供するようになったそうです。

 

 

スガキヤさんの名前が出たところで、一つ気が付いたことがあります。

 

冷やし中華と冷麺の混在地域は、三重県と奈良県でしたが、

 

マヨネーズをかけるかけないの拮抗地域は静岡県。

 

セブンイレブンの冷やし中華は、

 

東海と近畿のものにはマヨネーズの小袋が付いているのですが、

 

静岡県は東海地方なのに、

 

マヨネーズなしの全国区のものが販売されていました。

 

混在地域の静岡県にもスガキヤさんは数店あり、

 

また近畿圏のマスト派に囲まれているのに

 

唯一かけない派が多数の和歌山県には、

 

スガキヤの店舗はないのです。

 

つまり、東海と近畿のマヨネーズマスト派が主流派の地域は、

 

スガキヤさんの影響が大きいのではないかと思いました。

 

またスガキヤさんの店舗のメニューは

 

販売当時と同じく冷やしらーめん。

 

でもスーパーなどで売っている生麺は

 

冷やしラーメンと冷やし中華のどちらもあります。

 

なぜ2種類あるのか、この謎も是非伺ってみたいです。

 

 

ついでに言うと、

 

私がよく購入しているマルちゃんこと東洋水産さんの商品はこちら。

冷やし生ラーメンだった!

 

全国販売されている商品名が、一番地域限定の呼び方である

 

冷やしラーメンだったと知って、とってもびっくりしました。

 

 

話を戻して、スガキヤさんの影響で

 

マヨネーズをかけるのが一般的な地域があるのではないか

 

と推測できましたが、ではスガキヤさんの店舗がない地域でも

 

マヨネーズをかける理由は?…と聞かれると、

 

謎解明!とはいきませんでした。

 

理由をご存じの方、是非教えて下さいお願い

 

 

ともかく、冷やし中華にマヨネーズをかけない私は、

 

自分が少数派だったと分かって、なんだかがっくりw

 

ゆっくり休むつもりが、

 

気になったことを調べてしまい、結局休んでいないことにもがっくりw

 

それでも、少し早い夏休みの自由研究みたいなことができて

 

とても面白かったです。

 

 

では改めまして。

 

みなさんは、一番上の写真の料理をなんて呼びますか?

 

定番具材はなんですか?

 

そしてマヨネーズはどうされていますか?

 

あ、またここでリサーチしようとしちゃいました

 

 

 

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