転勤族の極意・内示が出たら | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

よく友人から、「転勤族って色々なところに行けていいね」とか

 

「知らない土地で楽しくやっているみたいね」なんて言われます。

 

私もブログ上では

 

呑気に転勤先の地域を楽しんでいる様子を書いていますが、

 

それだけじゃないんだよなぁ…っていう忸怩たる思いがあります。

 

これはきっと、他人からは楽しく転勤生活を謳歌しているように見える

 

多くの転勤族が内心思っていることではないかと思います。

 

そんな知られざる転勤族の実態(?)を、

 

ちょこっとだけ書いてみようと思います。

 

 

転勤の時期が決まっているという企業も多いと思いますが、

 

夫の会社は1年中いつ辞令が出てもおかしくない会社です。

 

ほかの企業と同じく春と秋に一番大きな異動がありますが、

 

退職したり、定年したりという社員がいると、小規模な異動が発生し、

 

春でも秋でもない時期に異動なんてことがあったり、

 

組織改編に伴うオフィスの統廃合などで転勤になることもあります。

 

 

辞令は月の初日、例えば「4月1日付け」で交付されますが、

 

転居を伴う辞令が出る場合、

 

交付される日から遡って2週間前に内示があります。

 

また転勤先が現在の住居からかなり遠方の場合や昇進の場合、

 

内々示としてかなり前に教えてもらえることもあります。

 

内示は引き継ぎなどがあるため、

 

同じ職場の人は知っていることが多くあまり気を使いませんが、

 

内々示は限られた人しか知らないので、

 

基本的に同僚にも漏らしません。

 

内々示で昇進が決まった同僚が嬉しさのあまり吹聴して回り、

 

取り消しになってしまった事がありました。

 

うちの場合、こういう感じなので、大体毎月14日前後になると、

 

ちょっとソワソワします。

 

特に組織改編の情報があると、もしかしたら…と思い落ち着きません。

 

 

また任期というものがはっきり決まっていないですし、

 

組織改編などで赴任半年や1年でまた引越し…なんてこともあります。

 

期間が決まっていれば、目安があるので頑張れますが、

 

2年経ち、もうそろそろだろう…って思ったまま、半年経ち、1年経ち…

 

なんてなると、転勤先の土地を呑気に楽しむ気持ちも失せてきます。

 

逆に意外に早く転勤になると、まだ行きたいところがあったのに!

 

なんて、真逆のことを思う事もあります。

 

人間って勝手ですよね汗

 

 

さて、やっとここから本題。

 

内示が出た段階でまずやるべきことは、転勤先の住居探し。

 

今はネットがあるので

 

自分の希望する条件の物件を探しやすくなりました。

 

会社が契約している社宅を斡旋する企業を利用しても良いのですが、

 

私の経験からすると、そういうところが斡旋する物件は、

 

箸にも棒にもかからないようなものが多いので、

 

上司の許可を得た上で、自分で探します。

 

以前、2LDKで探してほしいとお願いしたところ、

 

柱が張り出している三角形の一畳半のデッドスペースを1部屋とし、

 

実質1LDKの狭小物件を2LDKとして紹介されたりしました。

 

なので、私はもうそこには頼まず、自力で探します。

 

但し、ネット上の情報だけだと

 

釣り物件(実際には入居募集していない好条件の物件)もあるため、

 

実際に不動産会社に連絡を取り、

 

転勤であることを伝えた上で物件を紹介してもらったりします。

 

また明らかな釣り物件を掲載している店舗は避けるようにします。

 

不動産屋さんに物件を紹介してもらう際、

 

うちで一番大切なことは、法人契約で借りると話すことです。

 

うちの会社は借り上げ社宅という形を取っているので、

 

契約は会社がする法人契約になります。

 

オーナーさんによっては一般に貸し出さず、

 

法人契約だけに貸し出すという物件があったりするので、

 

そういう物件は分かりやすいネット上の情報に出ていないことも多く、

 

意外な好物件が借りられることもあるのです。

 

 

借り上げ社宅なので、

 

会社側から決められている条件が色々あるため、

 

借りたい物件が決まった時点で、

 

会社の担当から細かい条件を不動産会社に送ってもらい、

 

クリアしているかどうかの確認をしてもらって初めて契約ができます。

 

うちの場合、居住地域によって家賃の上限が決まっていますが、

 

もしも上限を上回った場合、通常の社宅使用料のほか、

 

上回った分の金額を自己負担するのではあればOKが出ます。

 

 

住居を決定するのと同時に行うのが、引越しの見積もりです。

 

2週間後に引越しという時は、詳しい住所が決まっていないことも多く、

 

「東京都内です」とか「青森市内です」というような

 

あいまいな住所で見積もりをお願いすることも多いです。

 

そして物件が決まったら直ぐに連絡をすることになります。

 

忘れずに、

 

現在入居している物件の管理会社にも退去予定日を連絡します。

 

 

物件の下見や、引越しの見積もりが終わるとダンボールが届き、

 

荷造りが始まります。

 

荷造りと共に同時進行で行う事は転居手続きです。

 

手続きは色々あるので、また改めて書こうと思います。

 

 

引越しの日程が決定した段階で、

 

現在入居している物件の管理会社に確定した日を連絡し、

 

払い戻してもらえる敷金等や、

 

最後の日割りの家賃や駐車場代などを計算してもらい、

 

清算の方法を話しておきます。

 

うちの場合、物件は法人契約なので敷金が戻るのは会社ですが、

 

駐車場は個人契約になっています。

 

たまに駐車場でも敷金が必要なところがあり、

 

その場合は自分で払っているのですが、

 

そこまで覚えいる管理会社は少ないので、

 

駐車場の敷金は会社ではなく私に返金して下さいとお願いします。

 

 

また町内会費や子供会費を年払いする地域では、

 

引越すことを班長さんや町会長さんに連絡をして、

 

先払いした分を返金してもらうのですが、

 

私の経験上、1度も返って来たことがありませんもやもや

 

引越してしまったら二度と会う事がないですし、

 

言い方は悪いですが、しらばっくれてポケットに入れているんじゃ…

 

なんて思ってしまいます。

 

 

あと忘れがちなのがお別れの記念品。

 

これは絶対用意するべきというものではないのですが、

 

うちの会社は転勤する人にお餞別を渡す慣習があるので、

 

お餞別のお礼をお返しするのも慣習になっていますプレゼント

 

また親しくなった方やお世話になった方に渡したいな…

 

なんていう時にも用意します。

 

うちは今回、会社の方たちには高島屋さん限定の

 

イニシャル入りの今治タオルハンカチを用意しました。

 

息子がお世話になった塾の先生方には

 

メガネ拭きにもなるという2WAYタオルハンカチを選びました。

 

ほかにも小袋にお菓子とお茶を詰め合わせしたものだったり、

 

チョコレートのアソートや入浴剤とバスソルトのセットなどと色々ですが

 

受け取った方が負担に思わない程度の金額のものを選びます。

 

また食品を選ぶ場合、常温で日持ちがする物で、

 

どなたでも召し上がりそうなオーソドックスなものにしています。

 

そうそう今回、夫が頂いたお餞別のお返しで一番嬉しかったのが、

 

少し前に紹介した八幡屋礒五郎のイヤーモデル缶です。

こういう気の利いたものがお返しできるといいなぁって思います。

 

話を戻して、お返しの品は後で…なんて思っていると、

 

あっと言う間に送別会だ、最終日だとなるので、

 

早めに品物を決めて用意します。

 

転勤先に名物がある場合は引越してから購入し、

 

前の職場に全員分まとめて宅配便で送る…という時もありますが、

 

送別会の日か、最終日辺りにお渡しするのがベターなようです。

 

 

これらを全部2週間でこなしつつ荷造りをして、

 

見知らぬ土地へと引っ越すのは、本当にエネルギーを使います。

 

転勤先で仲の良いお友達が出来てしまうと、

 

離れ離れになるのも寂しいですし、

 

また転居先で一から人間関係を構築したり、

 

見知らぬ地域の土地勘を養ったり文化に慣れていくのか…と思うと、

 

新天地で楽しいことが待っているなんて思えないまま、

 

機械的に作業を進める…。

 

これが偽らざる転勤族…いや、私の姿です汗

 

 

 

本こちらもどうぞ本

  八幡屋礒五郎 2020年イヤーモデル軽井沢缶

  転勤族の極意・物件選びのコツ

  転勤族の極意・荷造りのコツ

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