2017年のGW その4・小袖海岸 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

 

とても美味しかったラーメンでお腹が満たされた後、

 

県道268号線を走って小袖海岸へ行ってみました。

 

その途中で面白い岩がありました。

岩の前に駐車できるスペースがあったので下りてみました。

 

駐車した場所から見ると、岩の穴がよく見えなかったので、

 

少し戻って見てみました。

 

この岩はつりがね洞という名前で小袖海岸の景勝地の一つ。

 

今は大きな穴が空いているだけですが、

 

明治29年(1896年)の明治三陸沖地震が起きる前は、

 

洞穴の天井から釣鐘形の岩がぶら下がっていたそうです。

 

その岩は三陸大津波で崩落してしまい、現在の形になったそうです。

 

東日本大震災でも大きな被害が出た地域ですが、

 

この岩に関しては大きな被害がなかったそうです。

 

随分古くからある岩のようで、

 

夫婦があの世へ行く際はここで落ち合い、釣鐘を鳴らしてから

 

極楽浄土に行くという言い伝えもあるそうです。

 

また夏至の期間はこの穴から朝日が見えるそうで、

 

その光景は絶景だそうです。一度見てみたいなぁ晴れ

 

 

小袖海岸を眺めつつ、小袖漁港へ。

 

駐車場に車を止めて外へ出ると、目の前に小さい灯台がありました。

重機が作業中のようなので近くまでは行きませんでしたが、

 

後から来たグループの方たちが

 

「あまちゃんのロケ地だ」「落書きだ」と騒いでいました。

 

う~ん、「あまちゃん」を知らない私にはかなりのアウェー感汗

 

 

漁港らしく、建物の脇には天日干し中の昆布がずらり。

函館にいた頃は海岸に近い砂利の上に干しているのをよく見ましたが

 

こちらはアスファルトに直干しのようです。

 

 

更に進むと、こちらは小女子の天日干しをしていました。

作業をしていた方たちが「食べていいよ」と仰って下さったのですが、

 

せっかく頑張って作っているので丁重に辞退しました。

 

が、団体さんはガバッと両手ですくってモリモリ食べる食べる。

 

試食なんて量じゃないぐらいガンガン食べるのを見て、

 

あれは真似できないなぁと思いました汗

 

 

騒がしい団体さんが小女子をむさぼっている間に見学を済まそうと

 

先へ進みました。

じぇじぇじぇ発祥の地の碑がありました。

 

「あまちゃん」を知らない私でも知っている「じぇじぇじぇ」。

 

小袖の愛郷方言で、漁師さんや海女さんが古くから使ってきた

 

相槌の表現が由来なのだそうです。

 

「あまちゃん」で使われて一気に全国区になったお陰で

 

「じぇじぇじぇ」は平成25年(2013年)の流行語大賞を受賞。

 

その受賞を記念して建てられた碑だそうです。

 

 

少し進むと、今度は本を模した記念碑がありました。

台座には「北三陸 久慈市 海女の国」と書かれていて、

 

左のページには「平成二十五年NHK連続テレビ小説

 

あまちゃんロケ地 記念碑 小袖海岸」の文字。

 

右ページには「北限 海女の道 起点地 縄文の道 四千年の歴史」

 

と刻まれていました。

 

 

更にその向かい側にも石碑。

こちらは「北限海女の里の文字」の石碑で、

 

台座には「久慈市小袖海岸 三陸復興国立公園」と書かれています。

 

ドラマの舞台になったのが余程嬉しかったのでしょうね。

 

そして一気に観光客が増えたのでしょうね。

 

それにしても新しい石碑が多いなぁ、小袖漁港汗

 

 

そうそう、ロケ地巡りの方のための案内板も何箇所かありました。

能年玲奈さん(今はのんさんですね)に似たイラストと、

 

どんなシーンに使われたなどの説明が書かれていました。

 

 

ざっと読みましたがさっぱり分からないので小袖海女センターへ。

以前の施設は東日本大震災で流されてしまい、

 

この建物は平成26年(2014年)12月に完成した新しい建物。

 

入口脇ではウニやホタテを焼いていて、

 

1階はお土産や産直品の販売コーナーでした。

 

 

2階は北限の海女に関する展示コーナーになっていました。

本物の北限の海女さんのお仕事の紹介のパネルや写真展示と共に、

 

「あまちゃん」で使われた衣装や出演者のサインも飾られていました。

 

 

ここから外に出ると、建物の周りのスロープを上って3階へ行けます。

すぐ横はゴツゴツとした岩が迫っているスロープです。

 

 

所々に小袖海岸のご当地キャラのアマリンの貼り紙があります。

屋上までの距離とアマリンのセリフ段々変っていきます。

 

これは丁度中間地点の貼り紙です。

 

アマリンに励まされます萌え

 

 

途中で振り返ると、夫婦岩との間に鯉のぼりが泳いでいました。

5月に入ったばかりだったので少し風が冷たく、この空模様なので

 

こいのぼりもなんだか寒そうに見えました鯉のぼり

 

 

3階はテラス席が置かれていました。

もう少し暖かくなったら

 

ここでのんびり海風に吹かれると気持ち良さそうです。

 

 

でもこの日は肌寒むかったので、椅子に座ることなく、

 

3階からの景色を見ました。

小袖漁港が一望。

 

写真ではよく分かりませんが海は真っ青で、

 

ここでなら海女さんが海産物を採れるはずだと納得できました。

 

 

小袖海女センターを出ると、目の前に夫婦岩があります。

こちらは駐車場付近から見た夫婦岩です。

 

 

三陸ジオパークのジオポイントにもなっている岩で

 

柱状節理と呼ばれる五角形状の岩が重なっているように見える

 

珍しい構造の岩です。

近くで見ると連なる五角形のような形がよく分かったのですが、

 

写真でちょっと分かりづらいですねあせる

 

そしてここにも石碑だw

 

 

夫婦岩には注連縄が渡されています。

この注連縄は東日本大震災の津波でも切れなかったそうで、

 

津波でも切れない縁結びの神様として注目を集めているそうです。

 

左の岩の上には鳥居も見えますし、

 

なんだか本当にご利益がありそうな気がします。

 

小袖海岸はメインのロケ地だけに「あまちゃん」一色なので、

 

ファンは嬉しいのだと思いますが、

 

珍しい岩についての案内板も充実してくれるといいなぁと思いました。

 

 

漁港の風景を楽しみつつ駐車場へ戻ります。

まだ子供のカモメが気持ち良さそうに泳いでいました。

 

 

そして出航していく漁船。

「あまちゃん」を知らなくても、

 

景観はとても美しく、のんびりした風景に癒された小袖漁港でした。

 

 

 

今回のおでかけ

★つりがね洞

  住所:岩手県久慈市長内町

  駐車場:2台程度止められる場所があります

 

★小袖海女センター

  住所:岩手県久慈市宇部町24-110-2

  電話:0194-54-2261

  開館時間:9:00~17:00

  入館料:無料

  駐車場:あり(無料)

  ウェブサイト:海女センター(北三陸「あまちゃん」観光推進協議会)

 

 

 

本こちらもどうぞ本 

  2017年のGW その1・久慈へ

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