2017春の帰省 その1・信州へ | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

先週末、群馬の実家へ帰省しました。

 

そのついでに、以前住んでいた松本へ行ってきました。

 

って、普通の感覚からしたら全然ついでじゃない汗

 

我が家は東北に転勤になって以来、

 

帰省の長距離移動に慣れすぎてしまい、

 

最近は片道200キロ圏内は余裕の日帰りドライブコースなのです車

 

ちなみに高崎-盛岡間は片道507キロでございます汗

 

 

この日は良いお天気で、

 

昨年も通った上信越道の上田ローマン橋も綺麗に見えました。

前回は撮影ポイントを忘れていたので

 

あっという間に通過してしまいましたが、

 

昨年の失敗で撮影ポイントを思い出していたので、

 

今回はバッチリ撮れましたチョキ

 

 

上信越道は更埴ジャンクションで長野道へ入ります。

 

松本方面へ進む途中、

 

以前よく休憩で立ち寄っていた姨捨サービスエリアへ行ってみました。

わ~、全然違うわぁ

 

建物が新しくなっていて、昔の面影はありません。

 

姨捨は「おばすて」と読み、

 

その音からあまりいいイメージがないサービスエリアでした。

 

自分でしっかり土地の名前の由来も調べず、

 

昔は老人を捨てていた場所なのだろうと思っていたのです。

 

その姨捨の由来が今回、

 

姨捨サービスエリアの女子トイレで判明しました。

 

洗面台の前の棚に、お花と手作りの折り紙の人形、

 

そして姨捨伝説が書かれたものが飾られていたのです。

その解説によると、この地域のお殿様はお年寄りが嫌いで、

 

60歳になると山に捨てにいかないといけない決まりだったそうです。

 

ある若者も母が60歳になったので山に捨てに行った帰り、

 

姨捨の美しい月を見て耐えられなくなり、

 

翌日、母を迎えに行き、母を床下に隠して暮らしていました。

 

そんな時、殿様が隣国の殿様に難題を出されたものの解けず、

 

里にお触れを出したのだそうです。

 

難題は「灰の縄を作れ」「七節の曲がった竹に糸を通せ」

 

「叩かないのに鳴る太鼓を作れ」だったそうですが、

 

若者の母が「灰の縄」は「固く編んだ縄を塩水につけ蒸し焼きにする」、

 

「竹に糸」は「蟻に糸を結んで竹の穴へ入れ、

 

反対の穴に砂糖を置いて蟻に糸を通させる」、

 

「太鼓」は「太鼓の中に蜂を入れる」と

 

全て解いてしまったのだそうです。

 

見事に謎を解いた若者にお殿様が褒美を与えようとすると、

 

若者は母に教えてもらったことを一部始終を話し

 

「年寄りを山へ捨てることをお許しください」と願い出たそうです。

 

若者の話からお殿様は経験の尊さを知り、

 

その後は老人を大切にするようになったのだそうです。

 

やはりこの地は老人を捨てる地ではあったものの、

 

後日談があったのでした。

 

このお話の要の一つでもある姨捨の美しい月。

 

そこから取ったのでしょう。

 

この姨捨サービスエリアには「月の里おばすて」と書かれていました。

 

 

サービスエリアの横には展望スペースがありました。

ここからは善光寺平が一望できます。

 

 

遠くには妙高山、斑尾山、黒姫山、戸隠山、飯縄山の

 

北信五岳を見ることもできます。

善光寺平は内陸盆地で、4月頃になるとサクラだけでなく、

 

色々な花が咲いて見事な眺望が望めます。

 

残念ながら、この日はまだまだ春は遠い感じでした。

 

 

視線を左から右へ動かすと、

 

千曲川が曲がりくねって流れている様子も見る事ができます。

サービスエリアの建物はすっかり変わっていましたが、

 

この眺めは昔のままでした。

 

 

懐かしさと新しさの不思議な調和を感じるのは、

 

以前住んでいた場所を久しぶりに訪れる時に感じる

 

特有のものかもしれません。

 

転勤族はあちこちに住むことになるので、

 

色々な地域にこういう場所ができます。

 

転勤に伴う大変さや苦労も多いですが、

 

実際に住んでみないと分からない地域の特長や良さもあり、

 

また久しぶりに訪れると

 

こういう気持ちを味わうこともできるんだなぁと思いつつ、

 

またまた懐かしの豊科インターへ。

 

 

ところが!

 

豊科インターは安曇野インターと名前が変っていました。

こういうプチカルチャーショックを受けることができるのも、

 

元住民ならではかも!?

 

しかし、いつインターの名前が変ったのかしら汗

 

 

 

今回のおでかけ

★長野自動車道姨捨サービスエリア上り

  住所:長野県千曲市八幡字柳田7340

  電話:026-274-2981

  営業時間:フードコート 7:00~22:00

         月の里カフェ 7:00~19:00

         売店      7:00~22:00

  駐車場:普通車 112台、大型車 29台

  ウェブサイト:姨捨SA上り(NEXCO東日本)

 

 

 

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