卒業 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

こんばんは。


ブログを2日お休みし、息子の卒業式へ出席してきました。


全く馴染みのない学校。


初めて入る体育館。


初めて見る先生や父兄。


初めて聞く校歌。


全くのお客さん状態での出席だった為か、


卒業証書をもらう息子の姿を見ても涙も出ず…。


その姿を見て思ったのは、3年間で3回も転校させてしまい


申し訳ないの一言でした。


というか、学校の先生を見ると怒りが込み上げて来たむかっ



青森の学校では、先生方がとても親切に対応して下さり、


息子が転校前の学校で習っておらず、


青森の学校では既に終わっていた単元を


授業とは別に補習して下さったり、


何かあるとこまめに連絡を下さったりと、


とても細やかに愛情を持って接して頂きました。


できればこのまま青森で…と思った矢先の転勤。


しかも受験直前。


息子だけ東京の実家に帰すことも考えましたが、


それは嫌だと拒否。


2学期制の青森から3学期制の盛岡への転校。


前期の成績が出る直前での転校となるとどうなるのだろう…。


盛岡の学校の2学期末試験も終わっているし…。


青森の先生に相談すると、この時期の転校となると


青森の成績がそのまま評価になるはず。


転校先の先生も生徒の不利になるような評価はしないはずと


心強い言葉を頂き、盛岡へ転校。


前期の成績だったら前回よりも上がると太鼓判を押された成績。


良い成績が出ると期待して臨んだ


盛岡での三者面談で見せられた成績表。


青森の先生が予想して出して下さった成績よりも、


ずっとずっと低いものでした。


「1ヶ月しかみていないとは言え、不当な評価はしていない」


という担任。


でもこれ、転校当日に行われた


ただの実力テストの成績のみですよね?


そう聞きたかったものの、次の言葉で呆然としてしまった私と息子。


志望校は青森で志望していた学校よりも


ずっとレベルの低い公立高校しか


受かる見込みなしと言われてしまいました。


しかも、その高校だったらまだ希望が持てるという言い方をされ、


何も考えられなくなってしまいました。



盛岡の公立高校入試は、成績表の数字を換算し、


持ち点として当日の試験に臨みます。


換算は1、2年生の成績よりも3年生の成績の換算率が高く、


この最悪な点数が


換算率の高い3年生の成績となってしまったのです。


換算方法を聞いたので計算してみましたが、


3年生の成績だけ見ると、


青森の先生が概算で出した成績よりも100点以上も低かった…。


盛岡に来る際、教育委員会と学校側に言われたことは、


転校生や学期制の違いは一切考慮しないということでした。


それでこの成績かと目の前が真っ暗になりました。


いくら融通の利かない盛岡でも、


半年以上も学習して成績を出した


前の学校の評価は一切参考にせず、


転校当日一発のテストで決めるのかと・・・。


1学期というものが無かったのに、


その点数差も考慮されないのかと…。



公立高校の合否の基準も学校によってまちまちで、


息子が最初にこちらで希望した学校は、


当日のテストが良ければ、合格も有り得る学校でした。


しかし伝統のある中学校なので、


合格する可能性の低い高校は受けさせない方針なのだそうです。


つまり学校の面子が大切なのです。


調査書や内申書を書くのは先生。


逆らったら何を書かれるかわかりません。


成績表があの評価なのですから。


そこで先生の言う通りの公立を受験。


しかし持ち点のウエイトが高い学校だったため、


残念ながら合格することはできませんでした。


しかし滑り止めで受けた私立高校は、


不合格となった公立高校よりも単純に


偏差値で12も上のコースに合格しているのです。


私立は公立とは違う評価方法を取るようだと聞いていたのですが、


当日入試の結果が良かったのは勿論、


調査書や内申書、そして転校してきたことなども


しっかり見てくれたのだと思います。


結果的にしっかりした学習内容やカリキュラムのある学校なので


本人も納得し、気持ちを切り替えてくれましたが、


合格を頂いている学校よりも


また受験した公立高校よりも


かなりレベルの低い公立の2次募集を受けるように勧めてくる担任。


もういい加減にして欲しいのに、


最終の進路面談があるとかなんとか…。


こんな言い方は失礼ですが、例え偏差値が低かろうと、


私立よりも公立の方が上という考え方が


この田舎には残っているのかしら?


それとも担任や学校の面子などで、


全員公立合格させないといけないのかしら?


だとしても、お前がつけた成績によって、


当然受けられたであろう公立高校が受けられなかったじゃないのむかっ


と、電話口で怒鳴りそうになりました。


公立高校の当日点が足りていたかどうかは分かりませんが、


自己採点では高得点だったことを考えると、やはりあの成績か…。


と、今更そんなことを考えても仕方なし!


高校入試はただの通過点。


息子は将来の夢や目標が定まっているので、


その夢や目標に向かって、しっかり頑張って欲しいと思います。


頼むから、もういらん電話をして来るな! 元担任!!



と、こんな事情なので、私立の入学手続き等で


しばらく忙しく、あと数日、ブログとピグはお休みします。


色々と励ましのお言葉を頂いた皆様、ありがとうございました。


息子の受験はこんな感じでしたが、


いい人生勉強になったと思い、


これをバネに、また親子で頑張っていきたいと思います。



最後にこんな不愉快なことをツラツラと書き連ねたのは、


今後、他県から岩手県への転校に直面した受験生と


その親御さんのご参考になればとの思いからです。


岩手県は本当に融通が利きません。


成績表も、ほとんどの項目が斜線ばかりで評価されていないのに、


5段階評価は何故かつけられていました。


美術や体育などはほとんど授業も受けていないのに


盛岡の学校の評価で成績が付くという不可思議さ。


いくら前の学校で頑張っていても、


学期の途中での転校では、


前の学校の成績は無かったものと見なされます。


また各教科の学習進度が違っているのに、


習っていない単元についての補習などは一切なく、


自分で学習しなさいと突き放されます。


高校入試について色々聞いても、


学校の特色や入試の選考方法などについては


あまり教えてもらえず、


偏差値の話ばかりです。


私の息子が転校した学校や先生が不親切で


融通が利かなすぎただけかもしれませんが、


転校生に優しくないのは確かです。


数年後にはこの不可解な評価方法や


転校が考慮されない不公平さが


一掃されていることを願って止みません。