矢巾町歴史民族資料館と徳丹城跡 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

国道4号線を通る度に目にして気になっていた看板。

徳丹城

国指定史跡 徳丹城跡。

 

一度見に行きたいと思い、Let’s go!

 

 

国道4号線の左右に広々とした草地と建物が見えるものの、

 

駐車場が見当たらず…。

 

近くに資料館があると聞いていたので、

 

草地の奥の建物が資料館だと思ったのですが、

 

資料館への道が見つからずウロウロ車

 

 

反対車線から、やっとこの看板を発見。矢巾町歴史民族資料館

Uターンして戻り、

 

細い路地を入った右側に矢巾町歴史民族資料館がありました。

 

分かりにくい汗

 

 

なんとか辿りついたものの、

 

右側の事務所部分以外電気が点いていません。矢巾町歴史民族資料館駐車場にも全く車が停まっておらず、もしや臨時休館日!?

 

 

恐る恐る車を降り、この建物の右手にある南部曲家へ。矢巾町歴史民族資料館こちらは矢巾町の有形文化財に指定それている

 

佐々木家曲家だそうで、

 

藤沢地区にあったものをこの地へ移築・復元したものだそうです。

 

と、案内板と外観は見られたものの、

 

ロープが張ってあって敷地内へ入れません。

 

 

そこで資料館へ。

 

階段を上ると、やはり中は真っ暗。

 

ドアを押すと開いたので中へ入り、

 

受付で声を掛けると開館中でしたが、

 

節電で館内の電気や暖房を切っているとのことでした。

 

係りの方に入館料を支払うと、

 

慌ててストーブや電気を点けてくれました。

 

もしかして、普段は入館者なんていないのかしら?

 

 

資料館自体は小さく、

 

展示されている収蔵品はそれ程多くありませんでした。矢巾町歴史民族資料館主な展示品は、

 

隣接している徳丹城跡と矢巾町内の遺跡から出土したものでした。

 

一通り見せて頂いて入り口に戻ると、

 

佐々木家曲家は強風のため、今日は公開していないとのこと。

 

残念でしたが、

 

以前盛岡手づくり村で旧柳原家の南部曲り家を見ていたので、

 

中は想像がつくのでまぁいいか汗

 

 

係りの方にお礼を言って外に出て、徳丹城跡を見に行きました。徳丹城弘仁2年(811年)に造営されたという徳丹城。

 

ここから約10キロ北にある紫波城が

 

雫石川の氾濫による水害に遭ったため、

 

征夷大将軍・文室綿麻呂(ふんやのわたまろ)の建議によって

 

この地へ移転したのだそうです。

 

現在は一部が公園として整備されていて、

 

写真のような杭が並んでいるのですが、

 

近くに説明が一切ないので、何なのかよく分からず…。

 

 

反対側へ行くと、細い水路の向こうに立て札が見えました。徳丹城水路に落ちないように気をつけて接近。

 

 

資料館に複製が飾ってあった木製冑の出土地点でした。徳丹城

複製でも木製冑は写真撮影禁止だったのでご紹介できませんが、

 

トチの木で作られたもので、冑として使われなくなった後、

 

井戸の桶として使われていたのではないかと見られているそうです。

 

なので井戸跡から発見されたということのようです。

 

国内で初めて見つかった木製冑だそうですが、

 

まさか桶として使われていたものだったとは…汗

 

 

案外、従来とは違う使われ方をして井戸の中にあったから

 

腐食もせずに残っていたのかしら?

 

 

資料館側の徳丹城跡にはこれ以上見るものも無かったので、

 

 

国道4号線に架かる歩道橋を渡って反対側を見に行きました。徳丹城

歩道橋にも徳丹城の文字が書かれています。

 

 

こちらは丸いものがあちこちに置かれていました。徳丹城建造物の柱の跡に目印として置かれているようです。

 

 

近づいてみるとこんな感じ。徳丹城

コンクリート製の切り株のようなものでした。

 

 

こちらには案内板がきちんとありました。徳丹城政庁跡のようです。

 

この案内を見てから跡を歩いてみましたが、

 

割とこじんまりとした政庁だったようです。

 

9世紀半ばまで使用されていたそうですが、

 

それにしては小さいような気もします。

 

 

蝦夷討伐が頓挫した後に作られたからなのでしょうか。

 

蝦夷討伐停止という古代国家の一大プロジェクトの

 

転換期の真っ只中にあった徳丹城。

 

何も無い草地に立ち、当時この政庁で様々なやり取りがあり、

 

人々の色々な思いが交錯したのだろうかと思い巡らせてしまいました。

 

 

律令国家最後の城柵と言われる徳丹城跡。

 

もう少し案内板などがあると分かりやすくて良いと思いました。

 

 

今回のおでかけ

★矢巾町歴史民族資料館

  住所:岩手県紫波郡矢巾町西徳田第3地割188-2

  電話:019-697-3704

  開館時間:9:00~16:30

  休館日:毎週月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

  入館料:一般・大学生 160円、小・中・高校生 60円

  駐車場:あり(無料)

  公式ウェブサイト:矢巾町歴史民族資料館

 

 

本こちらもどうぞ本

  盛岡手づくり村

  わたまろくんの顔出し看板

  志和城古代公園 その1

  志和城古代公園 その2

  多賀城跡

  胆沢城跡

  遠野紀行・遠野伝承園 その2