昨日紹介した旧南津軽郡常盤村のマンホール。
その中でオンコの木がデザインされたこのマンホール。
徳下(とくげ)八幡宮のオンコの木をデザインしたものだというので、
その木を探しに行ってみました。
大木だと聞いていたので、
大きな神社の境内にあると想像していましたが
行って見るとこじんまりとした可愛い八幡さまでした。
青森の神社の鳥居でよく見かける注連縄と縄暖簾です。
私が育った関東では、
鳥居に注連縄などは掛かっていなかったので、
初めて見たときはびっくりしました。
鳥居の手前に徳下いちいの木の看板がありました。
写真では文字がよく見えませんが、旧常盤村で一番古い木で、
雌雄異株の雌株と書いてありました。
道路側には説明板もありました。
オンコは北海道や東北の方言だそうです。
昭和の初め頃の調査で樹齢500年と書いてあるので、
単純計算で樹齢600年近い古木のようです。
そのオンコの木はこちら。
とても立派な木です。
幹を見ると、いくつもの洞が開いていました。
古木の隣りには若い木も。
この木がしっかりした木に成長するためには、
あと何年掛かるのでしょう。
オンコの木を見せてもらったので、
八幡さまにも御参りしました。
そして狛犬が並んでいました。
鳥居の奥には社殿。
が、賽銭箱がありません。
社殿にもしっかり鍵が掛かっていますし、
何より手水舎にも手水がありませんでした。
普段は手水も入れておかないし、
賽銭箱も出しておかないのでしょうか。
沓脱石や縁に置くわけにも行かないので
お賽銭は諦め、お参りと木を見せて頂いたお礼をしました。
帰り際、境内の横で若いオンコの木を見つけました。
気になったオンコの木を見ることができてすっきりしましたが、
帰宅後、もうひとつの疑問、イチイの名前の由来を調べてみました。
仁徳天皇が正一位の人に与える為の笏を
この木で作ったことが由来だそうです。
なるほど。
マンホールからまたひとつ勉強になりました。
今回のおでかけ
★徳下八幡宮
住所:青森県南津軽郡藤崎町徳下宮本4-1
拝観料:無料
駐車場:2台(無料)
ウェブサイト:徳下八幡宮 (青森観光情報サイト)
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