三沢軍事探訪 その1・象の檻 | ゆるゆるな毎日

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ニュースで三沢基地にある象の檻の解体が始まったと聞き、


急いで見に行ってきました。


今回はみちのく有料道路ではなく青森湾沿いのルートを選択。


すると途中で何回かすれ違ったのは消防車の一団。

この日は10月19日だったので、


秋の火災予防運動には少し早い時期。


何故複数の集団が同方向(青森市方面)に向かっていたのか謎です。



ちなみに象の檻ってご存知でしょうか?


巨大な円形のケージ型のアンテナのことで、


まだ通信衛星のない時代に使われていた


通信を傍受する為の施設です。


正式な名前はウーレンウェバー・アンテナ(Wullenweber -Antenna)


と言います。


米ソ冷戦時代に活躍した旧時代のもので、


世界中にあった象の檻も、どんどん撤去されています。


三沢基地の象の檻も使われなくなって久しいそうですが、


とうとう撤去と聞き、見ておかねば!と地図でルートを調べました。


道路地図やGoogleマップなどでは分かりづらかったのですが、


小さい集落を抜けて小川原湖畔まで出てると、


湖脇の農道のような狭い道路があったので西に進みます。


左手は小川原湖。

小川原湖

右手は田んぼ。


ところどころ狭い場所もありましたが目的地に到着。


これがアメリカ軍の三沢飛行場姉沼通信所の象の檻です。
象の檻
最接近できる公道から撮影しました。



この位置から小川原湖を見ると、対岸に米軍の住居棟が見えます。
象の檻
この道路と象の檻の間の僅かな私有地以外は米軍基地なのです。


基地内からも撮りたいところですが、許可がないと当然無理です。


ところが1枚だけ基地内から撮った象の檻の写真があるのです。
象の檻
と言いつつ、こんな中途半端な写真です。


これは三沢の航空祭に招待券で入った際に


走る車から撮ったもの。


この直前に撮ったエシュロンの画像を確認していて


カメラを構えるのが遅く、微妙な構図です…。


本当はしっかり車を停めて撮り直したかったところですが、


銃を持った米兵がウロウロしていたし、


かつての最高の軍事機密を堂々と撮って大丈夫なんだろうか…


とか、許可された場所以外で車を停めたり


車から下りてもいいのかな?などと思い、グッと我慢しました。


近くの米兵に、「あれ撮ってもいい?」って


聞いてみれば良かったかなぁ汗


ともあれ撤去前に、


あの大韓航空機撃墜事件の撃墜の様子を傍受したという


歴史的な事件をも記録した象の檻を間近で見ることができ、


また基地内からも写真を撮ることができて良かったです。



日本に残っている米軍の象の檻はこの三沢基地だけ。


撤去後は米兵用のスポーツ施設などになるそうです。



今回のおでかけ

★MISAWA Air Base

  住所:青森県三沢市三沢平畑64

      在日米軍三沢基地

  電話:0176-53-5181

  公式ウェブサイト:MISAWA Air Base



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  三沢軍事探訪 その2・バイパーゼロ(F-2)