おやすみ半蔵 | 田舎暮らし準備中 『それいけ‼️いずみん』

田舎暮らし準備中 『それいけ‼️いずみん』

川のお魚が大好きで、田舎のくらしをしてみたくって、横浜から静岡県の伊豆に移住することにしました。本当の伊豆民になる為、ちょっとづつ準備して様を伝えられたらいいなぁと思っています。

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12月7日 半蔵がなくりました。

11月28日夜、半蔵がぺとっと倒れました。
高齢なのでヨタヨタはしてましたが、いつもと違う様子に嫌な感じがして、シッターさんに紹介してもらった、獣医さんに連れて行きました。

いつもは家から出る時は、ナオーンナオーン、叫ぶのですが、この日は声もなく、心配がつもります。

病院につくと半蔵は噓みたいに元気に先生を威嚇して、なんとなくホッとしたのですが、先生の見立ては、芳しくなく通院を言い渡されました。

2日目、注射のため押さえつけた私の親指に噛み付きました。良い噛みっぷりで、ガッツリ食い込み、先生は眉間にしわを寄せ、『関節だから腫れますよ。』と心配しながら手当してくれました。

そんな事は気になりませんでしたが、半蔵を早く家に帰してやりたくて、キャリーに押し込み、走って帰りました。
朝の7時半の話です。

半蔵を家に置いて会社に出ました。
噛まれた左手の痺れがどんどん酷くなり、病院で診てもらいました。この日から私の点滴三昧が始まり、それは2週間続きました。

その後半蔵は、ご飯もお水も口元に持っていけばしんどそうですが舐めてくれます。

病院はもうやめようと決めました。
この時、半蔵を生かすのを私はやめたのかもしれません。
21歳5ヶ月、私が終わりにさせたのかもしれません。

12月6日、半蔵が夜から息が苦しそうになりました。
いつもと違う息づかいに、離れることができなくて、Kは半蔵と寝ようといい、コタツで川の字になって休みました。

12月7日 朝、6時

半蔵はとても苦しそうで、時々息が止まります。
ユサユサ揺すって起こします。

どうやら逝ってしまいそうです。


7時前

息が止まりました。

半蔵の命が尽きました。

私達は多いに泣きました。
私は泣きながら、半蔵のトイレやご飯場所や水場を片付けました。

半蔵が死んだ。
半蔵が居なくなった。
半蔵の物に用がなくなった。
見たくない。

当たり散らしてもしょうがないのに、
ガンガン片付けました。

半蔵はどんどん硬くなり、生きている半蔵ではなくなってきました。
可愛そうで見てられませんでした。

横浜の戸塚の火葬場に連れて行くことにしました。
火葬場に近づくと、半蔵を持っていかれる気がして、夢だという事にならないかと考えていました。

運転するKの横顔は、口を強く結んで真っ直ぐ前を向いています。
現実を再確認してまた涙がでます。

火葬の間、車の中で待つ事にしました。
Kと半蔵の思い出話しをして大笑いしてました。
半蔵の弔いはしていません。
この時が半蔵のお葬式だったのかもしれません。

お骨になった半蔵を返してもらい、家に着くと花台の上にピンクのハンカチをひいて半蔵を乗せました。
日当たりの良い部屋がよく見える所です。



今日は半蔵が亡くなって49日と1日です。

今でも帰宅の玄関前、半蔵の出迎えが無いと思うと、切ないです。
噛まれたキズはまだ疼きますが、半蔵の痕跡と思えば、愛おしいです。


はんぞぉ
半蔵は幸せだったかな?
私は、とても幸せだったよ。
もう少しだけ一緒にいたかったけど。
でも頑張ったからもうお休みね。
ねむいねむいねむいねむい
ねむいねむいねむいねむい
ねんねーねんねー
おやすみばんぞ
ありがと はーちゃん

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