~狩人の軌跡 第1章~ | 毎日きびきび

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遂に大学生。
気を引き締めていきたいですね。

これまで出会えた全ての人に感謝を。
これから出会っていくであろう全ての人に感謝を。

こんばんわ!!



ついさっきまで塾のテストで頭をかかえてましたwww


さて!!前回ティオが頭をかかえて倒れたところで終わってましたヾ(@°▽°@)ノ


今日はいよいよその続き!!第1章のスタートです!!

これといってタイトルは決めてない・・・・・


あっ、これを読んでる人でもし暇だったら、「こんなストーリーは?」とか「こんなモンスターをだして!!」とか「こんなキャラクターを!!」とか「わたしを小説にだして!!」みたいなコメをしてもらえるとヒジョーに助かりますw


ではでは、第1章の始まり始まり~♫




狩人の軌跡


第1章


街で昼夜問わず明かりが灯り、人々でにぎわう場所、それが「酒場」。


そこでは、狩りに旅立つ準備をしている者、狩りの成功を祝う者、ただの飲んだくれ、ハードボイルドワールドへ突入したオッサンたち、といった様々な人たちでいつもににぎわっている。


そこで1人、酔ったわけでもないのにうつ伏せでソファーの上に寝そべっている青年がいた。

頭には氷が入った袋。

さきほどの狩り場でリカにぶん殴られて気絶し、ここに運ばれたのだ。


「う・・・う~ん・・・」


「あっ!やっと目ぇ覚ましたね!」聞こえてきた声はいつも聞こえるリカのうっとうしい声じゃない。


「痛ってぇ~!!あの野郎おもいっきし殴ってきやがった。」ティオが起きてそうそう大きい声をあげる


”バチン!!”とてつもなくいい音が響く。

「痛っ!!なにすんだよ!!あっ、リカ姉・・・・ってかケガ人にいきなり後頭部ビンタはどうかと思うぞ・・・」


「アンタは頑丈なんだから大丈夫でしょ!!ってか、介抱してくれたソラにお礼言いなさいよ。」弟をモンスターを相手にするときのように恐ろしい声でうなる。


「ソラ?ソラって誰だ!?」ティオが後頭部をおさえながら聞く。


「アタシだよ!!ったくなんで酒場を利用するのにアタシを知らないかなぁ・・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」


そこに立っていたのはメイド服を着た女性、身長はティオと同じくらいだろうか。顔は小さく、割とカワイイほうだ・・・


「ってことは、アンタはここの給仕係かなんか?」他人を相手にするんだからもう少し丁寧に喋ったらどうだ・・・・そう思われても仕方のない偉そうな態度だった。


「まぁ、そんな感じかな。点数的には83点!!ちょっと違うんだな、これが。」とソラは答える。


「83点って・・・・ハンパだな・・・違うって何が違うの?」


「まぁ、立ち話もなんだし座んなよ。今、酒持ってくるから。リカはいつものでしょ?その子は・・・・」


「いや、俺未成年なんで・・・一応遠慮しときたいなぁ~」いつもは強気なティオがオドオドした態度になっている。


”ドン!!”と、ソラがジョッキを3つと酒樽を1つ持って来て机の上に置いた。

「さ、遠慮すんな!!今日はアタシのおごりだよ!!」・・・・『さっきの話を聞いてなかったのか!!』ティオはそう思うが口にだせる空気じゃない。


「ソラはね、ここで給仕係とハンターを両立してんだよ。使ってる武器は・・・・確か・・・・大剣だっけ?」リカが説明してくれる。


『大剣!!!こんな細身な女が!?マジかよ・・・・』今まで発言をできなかったティオが口を開こうとしたとき、


「大剣かぁ~。懐かしいねぇ。」ソラが割り込んでしまった。


「えっ、今は違うの!?」リカが意外そうな顔をして問い詰める。


「うん。ちょっと前にさ、狩りで左腕の腱を切っちゃって・・・なんとかフツーに動くようにはなったんだけど、もう大剣なんて重い武器は持てなくなっちゃったんだ・・・今は一応弓をつかってるけど。」今まで明るかったソラの顔色が急に暗くなる。


「あっ、ゴメン!!知らなくて・・・・気を悪くしたなら謝るよ。ゴメン・・・」いつもは弟を人とも思わないような扱いをする、ティオいわく「男女」のリサがこんな顔をするのは初めて見る。


「いいんだ!!もうガンナーとして復帰したし。今はこの国1のガンナーを目指してるんだよね」ソラは前向きな姿勢を見せる。


「・・・・・・えっ!!まさかアンタ、弓使いで、名前がソラ・・・もしかして、<夕焼けのソラ>の異名を持つあのソラ!?∑ヾ( ̄0 ̄;ノ」ティオが目を見開いて驚く。


「よしてよ。そんな名前。アタシはただのソラ、ピッチピチの24歳のただの女だよ!!」ソラが照れくさそうに答える。


「あのガンナーがこの人!?ってか24歳!?噂だともっと歳いってるオバサンかと・・・・・」


明るさとテンションを取り戻したリサが「知らなかったの?兄貴の婚約者で天才ガンナー。50年に1人の逸材って言われてんだよ。ソラは。それと、アタシはよく知らないんだけど、なんで<夕焼けのソラ>なの?」と自分のことのように自信たっぷりで答え、尋ねる。


「そのことなら俺が話そう!!別名は<北の狙撃手>他にも別の国とか街に<東の怪人><西の剛力><南の王>っていう今の時代の4冠がいるんだよね。んで、<夕焼けのソラ>って言われるのは、モンスターの攻撃をすべてかわし、モンスターの急所だけを射抜き、その返り血で自分の歩く道を真っ赤な真紅へと染め上げるからそんな名前がついたんだよね。」ティオが力説を始めてしまった・・・・


「ちなみに<東の怪人>はハンマー使いで敵をたたき潰すことから<狩り場の処刑人>って呼ばれてて、<西の剛力>は通常の3倍以上もある、巨大な折り畳み式の大剣をつかうことから<魔の巨人>って呼ばれてるし、<南の王>はガンランス使いで、モンスター全てを焼き払うことから<掟破りの調理師>って呼ばれてんだ!!」


・・・・『でたわティオのうんちく・・・・長いのよね・・・・』リカは思うだけでティオの士気を下げるようなことは言わない。


「この4人が揃ったら・・・」とティオが言いかけたところでソラが、

「4人じゃない。5人よ・・・・バレルがいる・・・・」と呟いた。


「バレル兄貴はもう・・・・・戻ってこないんだよ・・・・」今までノリノリだったティオが一気に暗くなる。


「バレルは死んじゃいない!!絶対生きてる!!」ソラが怒鳴る。


そう、リカとティオの兄であり、ソラの婚約者である男、「バレル」。

ちょうど3年前に未知のモンスターを狩ってくる!!そう言ってオトモもつけずに家をでたっきり・・・・・

そのバレルが行方不明になるまで、レナ<狩り場の処刑人>とクリフォード<魔の巨人>、ロシュウ<掟破りの調理師>に<夕焼けのソラ>たちに加えて、<孤高の暗殺者>の5人で<最強のサザンクロス>そう呼ばれていた。


バレルがその未知のモンスターを狩ってきた1週間後に5人で狩りへ出る!人々はそのときを楽しみにしていた・・・・・・

最強の5人が揃うことはついになかった。そして恐らくこのさきずっとない・・・・・・



「だよな!!兄貴はきっと生きてるよな!!なんかごめんな・・・俺達・・・もう帰るわ。じゃーな」


抵抗するリカの手を引っ張って無理矢理に酒場から外へだす。


「ちょっと!!何なのよ!!いきなり!酒も飲まずに!!」リカがいつにもまして怒鳴る。


「俺たちがあそこにいたらソラは兄貴のことを思い出して辛いと思ったから・・・・それに・・・・オマエはあの空気の中、酒を飲む気だったのかよ!?」ティオが消え入りそうな声でつぶやき、怒鳴る・・・・


「そっか・・・だよね・・・・帰ろっか・・・ピュア(オトモアイルー)たちが待ってる!!酒は家に帰ってから飲むか!!アンタも付き合いなさいよ!!」


「そうこなくっちゃ!!やっぱリカ姉はそんな感じじゃなきゃ!!」


「さ!さっさと帰ってメシにするよ!!アンタも手伝うんだからね!」笑いながらリカが言う。


「オッケー!!そうと決まれば急ごうぜ!!明日も狩りにいくんだから酒は飲み過ぎんなよ!!」



ティオが駆け出すのをリカが追いかける。夕焼けのしたで・・・・・


第1章  完


第2章へ続く!!



どーでしたか!?今回は狩りへは出かけず、2人の素性が明らかになりました!!

バレルは帰ってくるんでしょーか?まだまだ続きますよ!!

次からはきちんと狩りにいきますよ~ヾ(@°▽°@)ノ



ではでは、SEE YOU NEXT TIME (^-^)ノ~~


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