急に涼しくなって、子供もいない我が家
学校は、まだ夏休みだったことすら忘れていた
この頃になるといつも思い出すことがある
息子が中2の夏休みのことだ
息子は学校では柔道部
土日はクラブチームに入って
硬式野球をしていた
夏休みといえども、どちらの練習もあり
確かに忙しかった
でも、しかし
夏休みの宿題ができない程ではない
中2にもなると、
つきっきりでやらせる訳にもいかず
実際、どれほどの宿題があるのかも
把握していなかったが
やっている姿を見たこともほとんど無かった
しかし8月31日になっても焦る様子すらない
そして、新学期も堂々と登校して行く
もちろん各教科の先生から
課題の提出を求められるが
2日になっても3日になっても、
のらりくらりとやる気配がない
さすがに、さっさとやりなさいと叱ったけど
息子曰く「先生が宿題、宿題とうるさいのは
一週間ほどで、すぐに運動会のことで
忙しくなって言わなくなる」というのです
（鋭い
）
）呆れるやら、感心するやら
今となってはどうしたのか思い出せないのですが
もちろんどの教科も、
減点になったのは間違いないはずです
ただ、1教科の先生にはずっと言われ続け
それでも息子は
「柔道の新人戦で必ず優勝するから
約束通り優勝したら宿題を免除してほしい」と
直談判しました
なんとか約束を取り付けて
がぜん頑張った息子は
なんと優勝して
そのまま柔道の会場から学校の職員室まで
走って報告に行き晴れて自由の身となったのです
これを粋な先生というべきか
14歳の生徒にうまく丸め込まれたととるべきか
当時20代の若い先生だったけど
今はもうベテラン先生のはず
しまっていた賞状を出して見たら
10月3日になっていた
1ヶ月も逃げた息子と言い続けた先生田舎の中学校が懐かしい
小心者の私にはできない夏の思い出です