集団免疫でパンデミックのことを書いてから、ほぼ2ヶ月経った。

どうやら、医療崩壊しないで、感染者数を抑えてゆく場合、7割の集団免疫となるのは、数年かかるようだ。

 

でもだれも、自粛期間が2年になるとは言っていない。あくまでも自粛は5月6日までだ。

 

2ヶ月前に考えたことは、まだその通りだと思っている。また、目に見えないものをきれい・汚いと分別する風潮も、未だに気に入らない。

1. きれい・汚いを分別し、感染を押さえ込もうと国民に呼びかける

2.一方で、「今我慢すれば」という自粛が明ける期待感を持たせる。

3.十分に達成していないと、自粛をさらに伸ばす、更なる分別を奨励する。ここまで我慢すればとまた期待をさせる。

 

国民はこの論理の間違いにいつ気づくのか?

 

汚い(垢)を認めて(垢即浄、浄即垢に気づいて)、垢と浄の混在を認めて、経済活動を始めるべきである。北欧はそれを始めている。医療崩壊とのジレンマがあるのはわかるが、そこに早く踏み出す勇気を出さないといけない。

 

でないと、今日本は、「欧米のようにならなくてよかった」と思っているのが、それはまるで1月の時点で欧米が中国をみてそう思っていたのと同じで、この先、欧米と日本の立場が逆になることも十分に考えられる。

 

5月6日の状態はきっと、完全な白でも黒でもない、玉虫色になっている気がする。その場合は自粛継続に違いない。

 

日本が、北欧のような考えにいつ移行できるかが見ものである。