ブログで何度か記載していると思うのですが、何度も記載する必要があると感じていますので、記載します。
リハビリの目標と期間についてです。
まず、脊髄損傷者のリハビリを専門としているのなら、その人がどれくらいの期間で何が自立できるのかというのを予測できます。
脊髄損傷者の方はセラピストや医師から具体的な説明は受けていますか?
単に筋トレして力がつく、関節の動く範囲が広がる、痙性が低下するなど機能的な面ばかりとなっていませんか?
そして、生活において実用的にできることは増えていますか?
入院期間が優先されて、体よく「自宅生活しましょう」、「入院期間が終わりです」と期間が最優先されていませんか?
最近、何度も感情的になってしまっていけないのですが、このようなことが多すぎます。
何が伝えたいかというと、入院期間が最優先され、早く自宅に帰ることが目的となり、本来できることもできないまま、リハビリが終了してしまうということです。
本人や家族が「本当」は何ができるのか知らないままです・・・
障がい当事者が、すべての情報を理解したうえで、これ以上リハビリを行わない、できることかもしれないが、介助で行うというのは全く問題ないのです。
実際は、本当の脊髄損傷の専門家といえるスタッフがとても少ないため、当事者は自分に何ができるだろうという真実を知らぬままリハビリが終了していくことがあるのです。
医療従事者も期間の中で何が自立できるのかという発想となっており、長期的な視点で関わることができない社会的情勢になっているのも事実です。
問題を分けると、リハビリが必要な人まで入院期間を強く制限する社会保険制度の問題、制度で生きている(稼がなくてはいけない)医療機関の問題、医療機関のスタッフの専門性の問題があります。
よって、脊髄損傷の専門性があり、必要な期間、本人の自立と自律を目指した新たな仕組みが必要なのです。
だから、私たちは名古屋で脊髄損傷者の自立のための仕組みを創設したのです。
私たちにはまだ信用度がないため、結果で示すしかないのでしょう。
日本初のチャレンジです。
興味のあるかたは頚髄損傷.com へご連絡ください。